2019年2月12日 更新

【銀閣寺】NHK「プロフェッショナル」にも出演のミシュラン二つ星名店!7月は祇園祭にちなんだ料理の数々!!予約至難店☆「草喰なかひがし」

おおきに~豆はなどす☆ちょうど鮎のシーズンを狙って、前月に電話かけまくりで予約ゲット。でも、その労力を上回るパフォーマンス。料理のすばらしさだけではなく、総合芸術的な旬の京都が全て詰まってました。

地味目にひっそりと佇みながら、じつは世界が注目する名店

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京都には京料理の名店数多くあり、その設えからも名店臭が漂っているお店も(笑)
でも、こちらは知らなければ通り過ぎてしまいそうに、通りに溶け込んでます。銀閣寺道沿い。

スペイン料理界の巨匠エルブジは、逆にこの簡素な設えを大絶賛だったわけだが。

京都の7月にちなんだ店の設え

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予約の段階でカウンター指定だったが、手違いで二階座敷に。
階段下には、目を引く飾りつけが。季節の花はきっとご主人のことだから、大原の山からとってこられたのでしょう(笑)摘み草料理のお店ですから。
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夏の星座ですかね。この季節は星を見上げる機会が増えますからね。と思ったら、こちらも祇園祭関連。長刀鉾の天井画がモチーフ。
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そして、座敷にある床の間には、やはり祇園祭。
長刀鉾の掛け軸。色も涼しげ。添えられた花は、もう名残りのアジサイ。
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そして、こちらも季節の鮎と金魚。

料理スタート

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まずは八寸。
いつも盛りだくさんなのがうれしい。もぎナスに枝豆を詰めて鉾に見立てたとのこと。他、とうもろこしは軽く味噌漬けに。とうもろこしの甘さに味噌の旨みも加わり、最強の美味しさ。
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石川芋にエゴマの和えごろも。天盛りされた花穂紫蘇。素材の味をより感じるよう、ほとんど味付けはしてないとのこと。
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ビールから冷酒にスイッチ。
オススメということで、伏見・齋藤酒造の「英勲」。お猪口の絵柄は鉾。

料理で描く3D絵画

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椀物。通年こちらの汁物ベースは白味噌仕立。夏なので、赤味噌もブレンド。
そして、椀種はジャガイモをゼンマイ状に切ったフライドポテト。汁にはミョウガの茎。
これで、投石したときにチャポン!とできる水紋をあらわしているんだとか。もう感動。
お椀の蓋には季節の昆虫たち。
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じゃがいもの下にはフレッシュな苦味、ヨモギ餅。
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出ました!夏の風物詩・鮎。塩焼きで。焼き加減サイコーの上桂川の鮎。
タデ酢も添えられてましたが、そのままが美味しかった!
深い色の織部はご主人作。ちょうど苔に集まる鮎、という設定でしょうかね~
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昔は深泥池でもとれたのに、今は天然記念物扱いやからなぁ~なんて話ながら、滋賀のジュンサイ、金魚に見立てた梅肉、そして炭酸水で満たした金魚鉢。
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鮮やかなビーツスライスには、私の大好物の岩梨、クローバー。
これにありつけて、大満足(笑)
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こちらのスペシャリテでもある鯉の刺身。黄色い梅肉タレにつけて。
プチトマトにはもろみ感ある醤油がショーロンポーのように射込まれてました。
オクラのスライスは鉾の車輪のイメージ。

おくどさんご飯のアルデンテ「煮え華」

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ちょうどいつも料理の中盤くらいに、おくどさんで炊いてるご飯の途中経過として、このアルデンテ状態の煮え華を大急ぎで持ってこられます。ツヤツヤ。
撮影したら、すぐさまパクつく。甘い!旨い!!
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ここでまた椀物。すまし系です。
椀種は岩魚、生きくらげ、みず、カンゾウの花、柚子は鉾車輪に見立てて。
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これ、凄く気に入りました!
お椀の蓋、湯気で描かれた満天の星・天の川。こんなことも計算されてるとは!!
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「ナイアガラ」品種の長野ワインと鯖なれ寿司
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はじめて見ました!マイクロきゅうり。ちっさ!!
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蒸した加茂茄子を田楽風に。とろんととろける食感。蒸しもいい!天盛されてるのは茄子の皮を揚げたもの。
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箸休め的酢の物。ちりめんじゃこは紫蘇で染めて。

なかひがしの真骨頂!メインディッシュ

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ここからカウンターが空いたので、席移動。

今までは、これを食べるための前座料理たち(笑)
そして、いつものめざしとおくどさんごはん。他いろいろご飯のアテが。
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こんなんできますよ!てご主人が作ってくれた、鯉の漬け丼。粉末醤油と木の芽をかけて。
鯉が熟成されて、ねっとりと旨い!
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おかわりして、おこげパリパリのおフランス風(笑)
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さらにおかわりして、ニューヨーク(入浴)風(笑)梅肉と紫蘇でさっぱりとお茶漬け。
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挑戦的にまたおかわりを(笑)
ここでご主人のハートに火がつき、海苔を焼き始める。
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わらびを細かく切ったあと、本わさびをすり始めるご主人。
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ご飯にわらび、本わさび、もみのり、粉末醤油をふりかけて・・・
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オリジナル、即席丼。わらびのねばりと本わさびのツーンとする辛さ、こりゃたまらん!
参りました!!(笑)
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最後水菓子。泡は入道雲。
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雲をかき分けると、ふっくらとした杏。太陽に見立てたんですかね。
何気に皿に敷かれた葉は八坂神社にゆかりのあるもので、名前失念。
祇園祭をここでもあしらって。
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チーズの原型「蘇」と金平糖。
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最後、高いところから注いで空気を含ませたアイスコーヒー。絶品。

カウンターに移ってからはほぼ貸切状態でゆっくりいろんな話をご主人とさせてもらい、本当に楽しいひと時。心変わりすることなくファンでいます、と心に誓い(笑)
大満足な夏の京都を丸ごといただいた気分。遅くまで、ごちそうさまでした!!

ヨ~イヤサ~♪

草喰なかひがし への口コミ

草喰なかひがし 基本情報

■店舗名
草喰なかひがし
■住所
京都府京都市左京区浄土寺石橋町32−3
■電話番号
075-752-3500
■営業時間
12:00~14:00(L.O)
18:00~21:00(L.O)
■定休日
月曜日(祝日も休み。月末の火曜日も定休日となります)
■禁煙・喫煙
完全禁煙
■駐車場

■詳細ページ
http://soujiki-nakahigashi.co.jp/
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