2018年9月19日 更新

【京都神社めぐり】平安京を厄難から守る鬼門除けパワースポット神社!猿が睨みを利かせる☆「幸神社(さいのかみのやしろ)」

京都御所の東北に位置する神社。平安京の鬼門封じ的役割で祀られたパワースポット神社。

境内には厄難が去るように猿も祀られる

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本題に入る前に京都御所。四方塀で囲まれていますが。
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その塀の四隅に角があるわけですが、東北の角・猿ヶ辻だけが凹んだ状態。
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その凹んだ塀の頭上、屋根の軒下に木彫りの猿が祀られています。ここは鬼門除けのため、この猿が祀られ、これは、鬼門(丑寅)とは反対の方角が未申であることから、猿が鬼門除けの象徴とされるため。あと、災いがさる(猿)という、ちょっとダジャレ的な掛け合わせで。

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さらに、京都御苑から今出川通りをはさみ、東北の場所に位置する住宅街にある神社。「幸神社(さいのかみのやしろ)」といい、御所の鬼門除け守護神として、平安京創建時に桓武天皇により創設。
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境内はこじんまりとして、周りは住宅で囲まれた場所。
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御手水舎。
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境内東側には摂社も。
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境内の東北の位置に鳥居が。
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石神が祀られ、こちらの主祭神・猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)の石神。
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本殿の東側。ここにおさるがいます、と。
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本殿、中をのぞくと、格子越しに京都御所と同じく木彫りの猿の神像が。
烏帽子を被り鬼門の方角を睨みつけ、祓いの忌串(いみぐし)を肩にかかげています。

京都御所の猿ヶ辻、さらにはこの幸神社と、平安京の鬼門に守護神である猿を配置する重層構造。当時、いかに京の町を厄難から守ることに腐心していたかということが、このことからも推し量れます。

鬼門除け以外にも縁結びのご利益もあり、初詣には多くの参拝客でにぎわうそうです。そんな知識も踏まえて参拝してみてください。

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詳細情報

住所:京都市上京区幸神町303
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