2020年7月9日 更新

【特別拝観】半夏生と苔が美しい。雨が似合う庭園が見どころ「建仁寺両足院」

通常非公開の建仁寺両足院。2020/6/20〜7/19の期間、初夏の特別拝観が行われています。半夏生と苔が美しく、雨が似合う初夏の風景が楽しめました。書院から庭園を楽しめ、庭園散策時は傘を借りることができ、雨の日も快適に過ごせました。(7月上旬拝観)

半夏生と苔が織りなす緑の庭園「建仁寺 両足院」

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建仁寺は京都最古の禅寺で、臨済宗の大本山です。京都五山の三位に列せられており、四季を通じて見どころが多い寺院です。
先月紹介した「両足院」ですが、今年の初夏の特別拝観を訪ねてきましたので、紹介します。
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建仁寺の山門からこの看板を見てたどり着きました。
山門から近く、ほぼ迷うことなく行けると思います。
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両足院の入り口です。
両足院は建仁寺の開山、明庵栄西禅師の法脈などを受け継ぐ龍山徳見禅師が開山された建仁寺の塔頭寺院です。
開山当時は「知足院」と言う名前でしたが、様々な歴史があり、のちに別院だった両足院と併せて、「両足院」と称するようになったそうです。
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拝観入り口です。
庭園の特別拝観の他、写経、座禅も体験できるそうです。
写経は拝観入口付近に写経の部屋があり、そちらで体験できます。(1000円)
座禅の方は、要予約だそうです。
開催日時についての詳細は、HPはまた直接お電話にて問い合わせください。(075-561-3216)
両足院 座禅体験
https://ryosokuin.com/zazen/
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今年の拝観料は庭園散策込で1000円でした。
密集回避対策を検討されたようで、以前は拝観料に庭園散策は別途500円、呈茶付きで800円だったそうです。
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雨の日に拝観しました。
書院から見る池泉式回遊式庭園。通称半夏生の庭。京都府指定名勝だそうです。
拝観時はちょうど半夏生が最盛期。緑と白が爽やかで、苔も雨で潤い、清々しい初夏の景色が存分に楽しめました。
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池の周りを彩る半夏生。
鶴のような形の池に、中門がアクセントとなり、緑と白の世界が拡がります。
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閼伽井庭。
方丈と庫裏の間にある中庭。散策へ向かう時の移動時もお庭が楽しめます。
こう言った趣のあるお庭があるのが京都らしいですね。
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唐門前庭園。
白砂と苔、松が印象的な庭園。
菱形の敷石と苔、白砂の波紋と山がありました。
分岐の小径は墓参道だそうです。奥に墓地があるので、墓参者はこちらを通られるようです。
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円窓から見る方丈前庭園。
緑しか見えない癒される風景。
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手水鉢に落ちる雨にも風情を感じます。
このそばに傘が置いてあり、庭園散策の際に借りることが出来ます。
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庭園散策時の風景。最盛期を迎えた半夏生。
緑の葉の先端が白く変化しています。
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書院と半夏生の庭。半夏生に囲まれた池に映りこむ景色も素敵でした。
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臨池亭。
両足院には二つの茶室があり、こちらは高台寺にあった木村家の別荘の茶室を昭和元年に移築されたそうです。

半夏生の宝珠

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今回、販売されていました!
数が少ないようで、購入されたい方は、拝観入口で販売されていますので、先に購入された方がいいかも?
(1200円)
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6粒入っています。
琥珀糖菓子で、中心にピスタチオが入っています。
半透明の琥珀糖が半夏生の白い部分を、ピスタチオが緑な部分を表現された感じでしょうか?
口触りが良く、程よい甘さで美味ですが、芸術的で、しばらく眺めていたくなります。

今回はコロナ禍の影響でお茶の提供がなく残念でしたが、変わらず素敵な半夏生の庭を見せていただきました。
公開は7月20日までだそうです。
近くに行かれた際には立ち寄られてはいかがでしょうか?

両足院 on Youtube

【半夏生 京都】建仁寺 両足院 半夏生 2020 雨の日が似合う庭【そうだ京都行こう】

スポット情報

名称:建仁寺塔頭 両足院
住所:京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591
電話番号:075-561-3216
特別拝観公開期間:2020年6月20日~7月19日 10:00〜16:00
関連ページ:https://ryosokuin.com/
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