2022年7月30日 更新

【祇園祭2022】長さ約4メートルの剣鉾、心地よい鈴の音が印象的な剣鉾奉納神事と曳き初め「大船鉾」

祇園祭といえば、山鉾巡行が注目を浴びますが、山鉾巡行へと繋ぐ神事が行われており、貴重な風景だったので、写真と動画で紹介します。

後祭唯一の鉾、大船鉾の神事と曳き初め

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3年ぶりの祇園祭、クライマックスの山鉾巡行が無事に終了しました。大船鉾は、後祭のくじとらずでしんがりを務めています。
大船鉾の始まりは、応仁の乱以前と伝わり、応永29年(1422年)には、すでに存在したという説があるそうです。長い歴史の中で、元治元年(1864年)の蛤御門の変により木部など多くを焼失、以後は休み鉾となりました。
ご神体と懸装品を守って来られましたが、平成9年(1997年)に宵山の囃子が復活、平成18年(2006年)には飾り席も復活し、平成24年(2012年)には明治3年(1870年)以来142年ぶりに唐櫃による巡行復帰を果たし、祇園祭の後祭復活の年に150年ぶりに復興を遂げました。
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船頭にある龍頭です。瀧尾神社が奉納されました。その瀧尾神社の拝殿にある、龍の彫刻を参考に、2年かけて作成されました。一昨年金箔が施され、昨年披露されました。この龍頭で巡行するのは今年が初で、威風堂々とした姿が素晴らしい巡行でした。
瀧尾神社…京都市東山区本町に鎮座する神社。JR東福寺駅そば。

剣鉾による奉納

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曳き初めに先立ち、瀧尾神社による剣鉾の奉納がありました。剣鉾で鉾が通る道を清め、山鉾巡行の無事を祈願する神事だそうです。
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昇龍と猿、橘の三種の剣鉾。四条通から綾小路通を3往復します。重さ約60キロ、長さは4-5メートルあるそうです。
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鉾の先端に鈴がついていて、動くたびに鈴の音が鳴り、その音が心地よく、三基あるとにぎやかです。大船鉾が建っているので、道の隙間は1メートル少し。その間を見事に移動され、素晴らしい技術です。この後3往復されて、お清めをされていました。この神事があり、大船鉾町内の方々は安心して巡行に臨めたと思います。

曳き初め

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午後3時より曳き初めが行われました。巡行を前に建てられた山鉾が、きちんと動くかどうか試運転することを曳き初めと言います。巡行以外に山鉾が動く様子が見れる貴重な機会です。
この時は、大船鉾は高辻筋まで行き、戻って来ている時の様子です。
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3年ぶりの曳き初め、ギシギシと言いながら、大迫力です。囃子方を乗せると、重さ10トンとなる大きな鉾がそばを通っていきます。
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音頭取りのエンヤラヤーの掛け声とともに、町内まで無事に戻って来ました。この後、5センチ足りなくて、もう一度動いていました(笑)
こうして無事に曳き初めを終え、24日に素晴らしい巡行を終えられました。
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今回は大船鉾の剣鉾奉納と曳き初めについて紹介しました。今年は新たに日本画家上村淳之氏が描かれた、天井画が披露され、進化をし続ける大船鉾です。
7月末になり、一か月続いた祇園祭が終了で、少し寂しい気持ちになります。また来年も開催されることを願いたいと思います。

大船鉾 on YouTube

大船鉾剣鉾奉納神事と曳き初めの様子を動画でまとめました。良かったらご覧ください(^^)

スポット情報

名称:大船鉾 おおふねほこ
住所:京都市下京区新町通四条下る四条町355番地
関連ページ:http://www.ofunehoko.jp/
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