2019年11月11日 更新

とっておきの京都の紅葉「西京編 vol2」紅葉の名所から地元グルメまで

京都の紅葉は寺社仏閣の風景が加わることで、さらに深い趣があり、全国どころか全世界の人たちから人気のある絶景。だから人混みは避けられませんが、今回はなるべく人の少ない穴場スポットを探しました!西京区は穴場が多いので、2回にわけてご紹介!「人ごみを避けて、伏見、大原、高雄、山科、西京、京北の市内周辺部へでかけてみませんか?比較的ゆったり紅葉ができる「とっておき」のおすすめスポットをご紹介します。

西京エリアの紅葉穴場スポットを散策

 (169155)

名の知れた社寺でありながら、紅葉のイメージがなくて穴場になっている場所も西京エリアにはあります。混み合いすぎない美しい紅葉を西京で味わいましょう。

浄住寺(じょうじゅうじ)

 (169169)

参道の石段を染める紅葉が美しい、知る人ぞ知る紅葉の名所『浄住寺』。
歴史は古く、弘仁元年(810)嵯峨天皇の勅願寺として開創され、公家の葉室家の菩提寺として栄えた古刹。苔寺や鈴虫寺、地蔵院「竹の寺」などが近く、洛西の中でも寺院が集まるエリアにあります。
 (169170)

門をくぐり本堂に続く紅葉のトンネル。紅葉が美しい参道は、特別公開期間中は拝観料が有料になります。今年の特別公開は、2019年11月23日(土)~12月8日(日)の9:00~16:00です。早朝は自由散策できますので、ご近所の方は朝9時までにどうぞ。
 (169172)

紅葉だけではなく、お寺ならではの体験をしたい人は、座禅体験はいかがでしょうか?
毎月第2・第4日曜日に、座禅会が開催されていて、前日の17時までに予約すれば1000円で座禅体験ができますよ。

---------------------------
名称:浄住寺(じょうじゅうじ)
秋の特別公開期間:2019年11月23日(土)~12月8日(日)
受付時間:9:00~16:00(受付終了)
住所:京都市西京区山田開キ町9 
電話番号: 075-381-6029
拝観料金:大人600円/小学生300円
アクセス:阪急電車嵐山線 上桂駅下車 徒歩約15分

地蔵院(じぞういん)

 (169181)

臨済禅宗の寺で、夢窓国師を開山とし、伝教大師の作といわれる延命安産の地蔵菩薩を御本尊とする『衣笠山地蔵院』。山門までの道は、秋になれば苔の上の楓が色づき、美しい紅葉に包まれます。
 (169177)

山門を入ると、竹林の寺の愛称どおりに続く竹の参道。ところどころに混じる楓とのコントラストも美しいです。
 (169179)

南北朝時代に、細川頼之公が夢窓国師の高弟宗鏡禅師を招請して伽藍を建立されたなど細川家との由緒は深く、元首相の細川氏による襖絵も奉納されています。

こちらの紅葉はシーズンが少し遅め。ほかの紅葉シーズンに乗り遅れたた方はチェックしてみてくださいね。

---------------------------
名称:地蔵院
住所:京都市西京区山田北ノ町23
電話番号:075-381-3417
参拝時間:9:00~16:30(受付は16:15まで)
拝観料:500円
アクセス:「苔寺」バス停から徒歩3分

鈴虫寺(すずむしでら)

 (169185)

秋だけでなく、四季を通じて鈴虫の音色を聞くことのできる『鈴虫寺』。
正式名称は「妙徳山 華厳寺(みょうとくざん けごんじ)」といいます。
 (169186)

洛西の美しい自然を借景に、竹林や楓のある境内や風情あふれる回遊式庭園が、秋は紅葉に染められ美しい表情を見せてくれます。
 (169187)

鈴虫寺を目指して全国から参詣される方々のお目当は、“鈴虫説法”。書院の中で、鈴虫の音色とともにご住職の説法を拝聴する、ありがたい経験ができます。

---------------------------
名称:鈴虫寺(華厳寺)
住所:京都市西京区松室地家町31
拝観時間:9:00~17:00 (入門は16:30まで)
拝観料:大人500円 子供300円(4才~中学生)※茶菓子付き
アクセス:阪急電車「松尾大社」駅から徒歩15分
公式HP:http://www.suzutera.or.jp/

松尾大社(まつおたいしゃ)

 (169190)

阪急嵐山線「松尾」駅から徒歩5分ほど。駅出口を出るとすぐ左手に松尾大社交差点があり、交差点の向こうに見える大鳥居をくぐり道なりに歩けばすぐそこに本殿があります。
 (169254)

本殿の後ろには、松尾山が広がります。ここは古から神様が降臨すると崇められる磐座が鎮座するパワースポット。境内はもちろん、周り一帯の山々も紅葉し、壮大な紅葉の景観に包まれて感動の時間を過ごすことができます。

---------------------------
名称:松尾大社
住所:京都市西京区嵐山宮町3
電話番号:075-871-5016
参拝時間:境内5:00~18:00
庭園宝物館:9:00~16:00(拝観料500円)
アクセス:阪急電車「松尾大社」駅下車すぐ
関連サイト:http://www.matsunoo.or.jp/

西京エリアの紅葉散歩の寄り道ポイント

カフェ・アンダンテ

 (169277)

鈴虫寺にほど近い、閑静な住宅街にあるイングリッシュガーデンカフェ『カフェ・アンダンテ』。お手入れの行き届いた庭には、イングリッシュローズの木が植えられ、ちょうど紅葉の季節には、秋咲きのバラの花を見ることもできます。
 (169278)

午後からの営業の『カフェ・アンダンテ』は、朝から紅葉狩りをしたあとのお茶休憩にぴったり。コーヒーまたは紅茶のセットが950円。英国気分を味わいたくて、セイロンティーとベークドチーズケーキをチョイス。甘さ控えめなケーキの味がやさしくて、ほっこり。ゆったりと優雅な午後の時間が過ごせます。
 (169279)

隅々に飾られた雑貨や食器、家具にいたるまでイギリスのアンティークがセレクトされていて、骨董好きにはたまりませんね。

---------------------------
店名:カフェ・アンダンテ(Café Andante)
住所:京都府京都市西京区松室地家町2-6
電話番号:075-381-4887
営業時間:13時~18時
定休日:火曜日

ブルーオニオン

 (169280)

松尾大社からも松尾大社駅からのすぐの場所にある昔ながらの雰囲気を残した喫茶店『ブルーオニオン』。
 (169281)

ショールームのように展示された洋食器も美しく、重厚なインテリアが印象的です。
 (169282)

『ブルーオニオン』といえば、有名なのがサンドイッチ。分厚く焼き上げられた玉子を挟んだ玉子サンドも揚げたての分厚いカツサンドも絶品。コーヒーも深みのあるブレンドでじっくりと味わえます。至福の喫茶時間。レトロ喫茶好きにもオススメです!

---------------------------
店名:ブルーオニオン (BLUE ONION)
住所:京都市西京区嵐山朝月町53-3 ハウスくらもと 1F
電話番号:075-882-8050
営業時間:9:00~22:00(L.O.21:30)
アクセス:阪急嵐山線松尾駅から徒歩1分
駐車場:10台
28 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

【2022京都紅葉】ライトアップあり☆NHK『こころ旅』火野正平さん参拝「大原野神社」

【2022京都紅葉】ライトアップあり☆NHK『こころ旅』火野正平さん参拝「大原野神社」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は西京区大原野にある神社。ひっそりと紅葉を楽しめライトアップも予定。11月19日の時点様子。
見どころ盛りだくさんの「上桂駅~松尾大社駅エリア」をおさんぽ

見どころ盛りだくさんの「上桂駅~松尾大社駅エリア」をおさんぽ

阪急嵐山線「上桂駅」~「松尾大社駅」の間は1駅ですが、見どころが盛り沢山!しかも通り道にあったりするので行きやすいコースです。鈴虫寺や松尾大社が有名ですが、ぜひ自分だけのとっておきの場所を見つけてください!
美しい紅葉が見頃☆錦秋の絶景を満喫できる「嵐山・高雄パークウエイ」

美しい紅葉が見頃☆錦秋の絶景を満喫できる「嵐山・高雄パークウエイ」

嵐山・清滝と高雄を結ぶ有料道路、嵐山・高雄パークウエイ。11月17日時点で大変綺麗な紅葉でした。有料道路だからこそ、観光シーズン真っ盛りの今でも混雑もなくゆったりと紅葉を楽しむことができます!
葉月 | 2,009 view
【2019紅葉】趣深い二つの庭園が魅力。一部見ごろ間近、東庭の紅葉は優美そのもの「南禅寺塔頭 天授庵」【南禅寺】

【2019紅葉】趣深い二つの庭園が魅力。一部見ごろ間近、東庭の紅葉は優美そのもの「南禅寺塔頭 天授庵」【南禅寺】

11月も半ばに差し掛かり、紅葉の色付きが増してきた京都市内。秋色に染まった天授庵は絶景そのもの。東庭は見事手前といった印象でした。11月15日(金)から夜間ライトアップも行われ、幻想的な風景も楽しめます。(画像は2019年11月12日のものです)
m.m | 2,023 view
【京都紅葉】嵯峨野の紅葉を占うカラーガイド!「清凉寺」の秋色をご報告

【京都紅葉】嵯峨野の紅葉を占うカラーガイド!「清凉寺」の秋色をご報告

「清凉寺」は大河ドラマ『光る君へ』でお馴染みの光源氏のモデルとされる源融の別荘があった場所です。仁王門は「嵯峨野の顔」とも称され、ランドマーク的存在ですが、紅葉に関しても周辺地域の秋色をはかる標本木的な存在となっています。
柳町イズル | 274 view

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

Kyotopi 編集部 Kyotopi 編集部