2021年2月7日 更新

【京都ぶらり】古都の鬼門封じ!?フォント名語源にもなる街道分岐点「柊野別れ」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は北区、上賀茂神社にもほど近い場所。かつての街道分岐点。

節分ともゆかりある『柊』が地名に

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いきなりこんな画像から始まりますが(汗)

節分フードとして知られる『いわし』。最近では太巻きなどもその一つと言われていますが、昔からの定番といえば、このいわし。

平安時代からの習わしに由来し、鬼が嫌がるいわしと柊(ひいらぎ)の葉を合わせた『柊鰯』を玄関に飾り、鬼を寄せ付けないようにする、というもの。

それもあり、節分シーズンのスーパーではいわしが販売され、それとセットで柊の葉も添えられていたり。ですが、今年はどのスーパーにも見当たらず、どこかに柊の木はないかと探し回るも見当たらず。結局いわし頭のみ飾る羽目になったんですが(笑)
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そんな『柊』を求めて歩き回るうちに、そういえば市内には『柊』のつく地名があったな、とこちらへ。

北区、上賀茂神社の北。
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『柊野』という場所。読み方としては『ヒイラギノ』ではなく『ヒラギノ』。

フォントに詳しい方ならピンとくる『ヒラギノ』の語源も、ここから。京都に本社構える株式会社SCREEN(旧大日本スクリーン)が販売するフォント。わりとメジャーなフォントだそうで、高速道路の標識にも採用されていたり。
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かつて、この周囲一面に柊が生え繁っていたことが地名の由来と言われています。
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さらに、その交差点となる『柊野別れ』。市内には他にも『○○別れ』という地名があり、それに倣うと、かつての街道分岐点によく使われた呼び方。この先、鞍馬や花背、若狭に続く街道。
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『柊野別れ』の語源の俗説として、かつてこのあたりに処刑場があり、罪人が身内と最後の別れを交わす場所だった、という説がありますが、それについては根拠となる資料がないので、恐らく違うんだろうと。
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この時は朝でしたが、この道は産大(京都産業大)の通学路で、学生らしき方がバイクで通っていかれました。まわりを見渡した様子では、特に柊の木は見当たらず、かつての名残りはあまりないようでしたが。
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ここで、はたと気づいたことがあります。
柊は古くから邪鬼の侵入を防ぎ、庭の表鬼門(北東)に植える鬼門除けの植物として知られています。そして、裏鬼門(南西)にナンテン。

そして、ここから少し西へ行くと、かつて平安京の北の守護神として創建された神社もあったり。
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これは推測の域ですが、かつてこのあたりが都の鬼門の位置にあったことから、柊が植えられ平安京の鬼門封じに一役かっていたのではないか?と。これまでの平安京の都市整備に反映された鬼門封じの様子を思うと、これくらいやってのけたのでは?と。そもそも、柊の木が野生としてこの地に特異的に群生するか?と考えると、そんな考察に至ったわけですが。

そんなことを、節分シーズンと相まって考えさせられる地名。平安京ミステリーでもあり(笑)

基本情報

地名:柊野別れ
場所:京都市北区上賀茂馬ノ目町
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