2019年1月19日 更新

「京の冬の旅」普段非公開の貴重な文化財を特別公開【東エリア】

「京の冬の旅」普段は見ることができない貴重な文化財が特別公開!3つのモデルコースごとに紹介します

【京の冬の旅】今回のテーマは「京都にみる 日本の絵画」

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平安遷都以来およそ1100年の間、日本の都であり、文化・芸術の中心地であった京都には、数多くの名画が残っています。また、政治の中心が東京に遷った明治以降も、日本初の公立の絵画専門学校「京都府画学校」(現在の京都市立芸術大学)が開設されるなど、今日に至るまで、京都は日本の絵画の中心として美術界を牽引し、「京都画壇」は日本画革新運動の一大勢力となっていきました。

2019年9月に日本で初開催となるICOM KYOTO 2019(国際博物館会議京都大会)が開催されることに先駆け、京の冬の旅では「京都にみる日本の絵画~近世から現代~」をテーマに寺院において、通常非公開の文化財を特別公開します。

出発地は京都駅!東エリアのモデルコースをご紹介します

各コースJR京都駅を起点として、公共交通機関をうまく利用し、
散策しながら拝観できるコースとなっています。

「東エリア」は2パターン!
1・2月にお出かけされる場合は【智積院】ルート
【智積院】→【建仁寺 霊源院】→【建仁寺 両足院】→【建仁寺 正伝永源院】→【東寺】

3月にお出かけされる場合は【東福寺】ルート
【東福寺 光明宝殿】→【建仁寺 霊源院】→【建仁寺 両足院】→【建仁寺 正伝永源院】→【東寺】

「東」エリアということで、東寺も紹介します!

【智積院】

京都駅から市バス(206/208/100系統)に乗り、約10分。
最寄りのバス停「東山七条」から徒歩3分ほどで、最初の目的地【智積院】が見えてきます。
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智積院は、成田山新勝寺、川崎大師平間寺、高尾山薬王院の大本山など、全国に3000余りの寺院を擁する真言宗智山派の総本山です。

長谷川等伯生誕480年記念 桃山時代の絵師と京都画壇の巨匠 華麗なる障壁画

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収蔵庫には、長谷川等伯とその子・久蔵が描いた、桃山時代を代表する絢爛たる国宝の障壁画が残っています。かつて祥雲寺の客殿を飾っていたもので、二本の桜を大胆な構図で描いた「桜図」は久蔵25歳の時の作。「楓図」は翌年若くして世を去った久蔵を悼み、55歳の等伯が人生無常の感を振り切り、生命力を画面一杯に傾けて描いた傑作といわれています。
智積院 堂本印象障壁画「婦女喫茶図」

智積院 堂本印象障壁画「婦女喫茶図」

智積院 堂本印象障壁画

智積院 堂本印象障壁画

今回特別公開となる宸殿は、賓客を迎える建物で、京都画壇の巨匠・堂本印象が金地に豊かな色彩で描いた「婦女喫茶図」「松桜柳の図」など色鮮やかな障壁画で飾られています。

詳細情報

【智積院】
〒605-0951 京都市東山区東大路通り七条下る東瓦町964
TEL 075-541-5361

公開期間:2019年1月10日(木)~2月28日(木)
公開時間:9:00~16:30(16:00受付終了)
料金:800円(通常公開部分含む)
関連ページ:https://www.kyokanko.or.jp/huyu2018/

※期間中、庭園の整備(治水調査)を行っております。

【東福寺 光明宝殿】*京の冬の旅30年ぶりの公開

京都駅からJR奈良線に乗り「東福寺」駅まで約3分。
そこから散策しつつ徒歩約14分ほどで、【東福寺】に到着します
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日本最古にして最大級の伽藍を持つ、臨済宗東福寺派大本山の東福寺。
秋には紅葉、初夏には青もみじが有名ですね。

福寺秘蔵の障壁画や貴重な仏像、一挙公開

東福寺 光明宝殿 渡辺了慶筆「柳松遊禽図」

東福寺 光明宝殿 渡辺了慶筆「柳松遊禽図」

特別公開の光明宝殿では、開山塔院・普門院方丈を飾っていた狩野派の絵師・渡辺了慶筆と伝わる「柳松遊禽図」「桜梅遊禽図」「籬秋草図」(いずれも重文)など、装飾的な構成で四季や自然を描いた美しい金碧障壁画のほか、円山応挙、久保田米僊の画が展示されます。
東福寺光明宝殿 金剛力士像(阿形)

東福寺光明宝殿 金剛力士像(阿形)

東福寺光明宝殿 金剛力士像(吽形)

東福寺光明宝殿 金剛力士像(吽形)

かつて三門(国宝)に安置されていた像高約3.4mの巨大「二天像」(重文)や、伝運慶作の金剛力士像(重文)、「京都五山」第五位であった万寿寺の定朝様の阿弥陀如来像(重文)など、東福寺に伝わる仏像の数々も特別公開されます。

詳細情報

【東福寺 光明宝殿】
〒605-0981
京都市東山区本町15-778
TEL 075-561-0087

公開期間:2019年3月1日(金)~3月18日(月)
公開時間:10:00~16:30(16:00受付終了)
料金:600円(団体割引あり)
関連ページ:https://www.kyokanko.or.jp/huyu2018/

【建仁寺 霊源院】

智積院の最寄りバス停「東山七条」から市バス(206/100系統)に乗り約6分。
東福寺の最寄りバス停「東福寺」から市バス(202/207系統)に乗り約11分。
バス停「清水道」で降りて、徒歩5分ほどで【建仁寺 霊源院】に到着します
建仁寺霊源院 甘露庭

建仁寺霊源院 甘露庭

京都最古の禅寺と名高い建仁寺。
京都最古の禅宗寺院として名高い建仁寺。その境内南東に位置する建仁寺塔頭寺院・霊源院は、応永年間(1394年〜1428年)、龍山徳見和尚を勧請開山として、その弟子である一庵一麟によって創建されました。鎌倉時代末期から室町時代にかけ、京都五山と鎌倉五山の禅僧たちによって栄えた漢文学・五山文学の最高峰寺院とされた霊源院。「建仁寺の学問面」の中核を担ったこの寺院から、室町時代の五山派を代表する学僧が数多く輩出されました。

今川義元生誕500年記念一休禅師や今川義元も修行した五山文学の寺

建仁寺霊源院 中巌円月坐像

建仁寺霊源院 中巌円月坐像

南北朝時代の肖像彫刻の傑作の一つ「中巌円月坐像」(重文)は、玉眼を嵌めた表情が見事な高僧の木像です。
建仁寺霊源院 毘沙門天立像

建仁寺霊源院 毘沙門天立像

その胎内仏だった「毘沙門天立像」は、鎌倉時代に運慶の息子・湛慶が手がけた木像で、左手に掲げた水晶の中に、伝教大師最澄が持ち帰ったという仏舎利が納められています。
建仁寺霊源院 今川義元筆書状

建仁寺霊源院 今川義元筆書状

今回は、霊源院で出家した戦国大名・今川義元の生誕5 0 0 年を記念し、義元筆の書状、織田信長筆書状、義元と太原雪斎の師となる常庵龍崇筆偈頌、千利休筆書状、細川幽斎筆書状、狩野山楽筆「布袋像」などが初公開されます。

詳細情報

【建仁寺 霊源院】
〒605-0811
京都市東山区大和大路四条下ル小松町594 霊源院
FAX 075-277-1118

公開期間:2019年1月10日(木)~3月18日(月)
公開時間:10:00~16:30(16:00受付終了)
料金:600円(団体割引あり)
関連ページ:https://www.kyokanko.or.jp/huyu2018/

【建仁寺 両足院】*京の冬の旅5年ぶりの公開

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霊源院から徒歩3分、建仁寺の境内を移動し【両足院】へと向かいます。
仏の尊称の一つ「両足尊」にちなんで名付けられた建仁寺塔頭寺院です。
建仁寺両足院 方丈前庭

建仁寺両足院 方丈前庭

約300坪の庭園は桃山時代の枯山水庭園と、書院前の池泉庭園からなり、茶室「水月亭」「臨池亭」が建ち並びます。
建仁寺両足院 伊藤若冲筆「雪梅雄鶏図」(展示替え有)

建仁寺両足院 伊藤若冲筆「雪梅雄鶏図」(展示替え有)

桃山時代の絵師・長谷川等伯筆「水辺童子図」や「竹林七賢図屏風」のほか、希代の画家・伊藤若冲筆「雪梅雄鶏図」が特別展示されます。
建仁寺両足院 七類堂天谿氏筆襖絵

建仁寺両足院 七類堂天谿氏筆襖絵

また、道釈画家・七類堂天谿氏が2014年の建仁寺開山・栄西禅師の八百年大遠諱を機に描いた方丈障壁画が全面完成するのを記念して、この冬初公開となる。如拙筆と伝わる、孔子・釈迦・老子が寄り添う姿を描いた「三教図」(重文)や今回初公開となる「しろき観音像」など、貴重な寺宝も展示されます。

詳細情報

【建仁寺 両足院】
〒605-0811
京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591
TEL 075-561-3216

公開期間:2019年1月10日(木)~3月18日(月)
公開時間:10:00~16:30(16:00受付終了)
料金:600円(団体割引あり
関連ページ:https://www.kyokanko.or.jp/huyu2018/

※特別展示の寺宝については、期間中展示替えが行われます

【建仁寺 正伝永源院】*京の冬の旅5年ぶりの公開

両足院から徒歩4分、建仁寺の境内を移動し【正伝永源院】へと向かいます。
建仁寺の塔頭寺院で、織田信長の弟である大名茶人・織田有楽斎と、熊本藩主・細川家の菩提所です。

狩野山楽生誕460年記念 山楽の障壁画で飾られた大名茶人の寺

建仁寺正伝永源院 復元「如庵」

建仁寺正伝永源院 復元「如庵」

境内には有楽斎が建てた国宝の茶室「如庵」が復元されており、「有楽囲」「有楽窓」など有楽斎好みの特徴を見ることができます。
建仁寺正伝永源院 伝狩野山楽筆「蓮鷺図」

建仁寺正伝永源院 伝狩野山楽筆「蓮鷺図」

建仁寺正伝永源院 織田有楽斎画像(展示替え有)

建仁寺正伝永源院 織田有楽斎画像(展示替え有)

今回は、狩野山楽筆の鮮やかな金碧障壁画「蓮鷺図」や「織田有楽斎画像」「鍾馗図」、2013年春に奉納された元首相・細川護煕氏筆の障壁画、中国・南宋時代の「架鷹図」などの寺宝が特別展示されます。

詳細情報

【建仁寺 正伝永源院】
〒605-0811
京都市東山区大和大路通四条下る四丁目 小松町586

公開期間:1月10日(木)~27日(日)、3月1日(金)~18日(月)
公開時間:10:00~16:30(16:00受付終了)
料金:600円(団体割引あり)
関連ページ:https://www.kyokanko.or.jp/huyu2018/

※特別展示の寺宝については、期間中展示替えが行われます。

一足のばして【東寺 五重塔】

建仁寺 正伝永源院の最寄りバス停「東山安井」から市バス(206系統)に乗り約17分で京都駅に戻ってきます。その後まだ余裕があれば、散策しつつ15分ほど歩いた先に【東寺 五重塔】が待っています。

京都の象徴 日本一高い五重塔

東寺五重塔 外観

東寺五重塔 外観

言わずと知れた京都の象徴的存在【東寺】は世界文化遺産に登録された真言宗総本山です。平安京造営時に国家鎮護のために創建され、のちに弘法大師空海に下賜されました。
徳川三代将軍家光が再建した五重塔(国宝)は、高さ約55mの日本一高い木造塔です。
東寺五重塔 内部

東寺五重塔 内部

東寺五重塔 壁面画

東寺五重塔 壁面画

特別公開の初層内部は極彩色の文様で彩られ、密教の根本仏・大日如来に見立てた心柱を囲んで金剛界四仏が安置されています。また、金堂(国宝)、講堂(重文)もあわせて拝観することができます。

詳細情報

【東寺 五重塔】
〒601-8473
京都市南区九条町1番地
TEL 075-691-3325

公開期間:2019年1月10日(木)~3月18日(月)
公開時間:8:30~17:00(16:30受付終了)
料金:800円(通常公開部分含む)
関連ページ:https://www.kyokanko.or.jp/huyu2018/

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京都市観光協会 京都市観光協会