谷崎潤一郎の小説【細雪】と京都の桜
谷崎潤一郎といえば「痴人の愛」や「刺青」「春琴抄」など数多くの傑作を遺した、日本を代表する小説家の一人。
長編小説「細雪」も代表作の一つで、大阪の旧家・牧岡家の四姉妹の悲喜こもごもな生活を描き、三女・雪子(きあんちゃん)のお見合い話を主軸に物語は流れる。
通常、小説を読まない昭和天皇が最後まで読了したと言われている作品でもある。
海外でも谷崎作品は評価が高く、「細雪」は「ザ・マキオカ・シスターズ」という、美しい日本語題名を無視した英題で人気だ。
長編小説「細雪」も代表作の一つで、大阪の旧家・牧岡家の四姉妹の悲喜こもごもな生活を描き、三女・雪子(きあんちゃん)のお見合い話を主軸に物語は流れる。
通常、小説を読まない昭和天皇が最後まで読了したと言われている作品でもある。
海外でも谷崎作品は評価が高く、「細雪」は「ザ・マキオカ・シスターズ」という、美しい日本語題名を無視した英題で人気だ。
広沢池の桜
大覚寺、大沢池の桜
広沢池を後にして、一行は大覚寺にある大沢池へ向かっている。
広沢池から徒歩20分ほどしたところにある。
広沢池から徒歩20分ほどしたところにある。
清凉寺、天竜寺を通って渡月橋へ
大覚寺、大沢池の桜を楽しんだマキオカ御一行は、清凉寺、天龍寺の門の前を通り、渡月橋の袂へ。
法輪寺の桜
竹林の小径、厭離庵へ
法輪寺の山で昼食の弁当を食べたマキオカ御一行は、再び渡月橋を渡り竹林の小径へと足を進めます。
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物語の中でマキオカ姉妹は、桜の季節が来るのを毎年楽しみにしており、必ず京都の桜を見に行っている。
京都へ花見に訪れるシーンが綴られているが、読んでいるとその美しい情景が目に浮かび、まるで自分も一緒に花見をしているような気分になる。
今回、筆ペン画家・最先端星人が、4月上旬の桜の季節にマキオカ姉妹が訪れた京都を、物語と同じ流れで歩いてきました。
広沢池から始まり、大沢池、大覚寺、清凉寺、法輪寺、竹林の小径などを経て、平安神宮の神苑まで行ってきました。
そのため今回の記事は、長編小説「細雪」と同じく長編となり、「前編」・「後編」に分けてレポートします。
桜の季節は終わりましたが、ぜひ「細雪」のマキオカ姉妹と共にお花見をしたイメージで、記事をお読みいただけると嬉しいです。