2019年2月21日 更新

祇園の真ん中で"富山の魚介類"にこだわった京料理を「割烹 いいもり」

祇園町北側の入り組んだ路地奥にある「割烹 いいもり」で、会席ランチなり。

富山の海産物にこだわった京料理

 (145600)

祇園四条にある「割烹 いいもり」。既に開店20年近いお店なのですが、富山の魚介類にこだわったお店と聞いていて、日本酒に合わせるのはやっぱり魚だよねえ~、と思っていたので2週間ほど前に予約して席を押さえたのですな。
お店のファサードがこちら。場所は説明しにくいのですが、祇園町北側の入り組んだ路地奥にあるお店。地元民でも一発で行きつける人は相当凄い!物件。元々「祇園さヽ木」があった場所なのだそうです。暖簾をくぐり、奥に向けぐんぐんと進むのだ。
 (145601)

カウンター5席、二階に6席までの個室という構成。しかしまあ、ここまで隠れ家な割烹も珍しいですな。普段は奥様と二人三脚で回されているようなのですが、またまた今回、客が我々だけでご主人とマンツーマン状態。二月とは言え、タイミングはあるわけで。少々照明を落とした風情あるカウンター席端っこに陣取るのだ。で、事前にお願いしておいた¥4500のお任せが出てくるのを待つのですな。(お昼は¥4500、6500の二種です)
 (145602)

お酒メニューが出てこないので、どうしようかな?と考えていると、まずは、今、正に蒸し上ったばかりのアツアツ茶碗蒸しが登場。蟹身といくらの塩味がほど良いバランス。冷え込んでいた日なので非常に嬉しいスタート。
で、日本酒を、出来ればスッキリ目なのを呑みたいのですが!とお願いする。スルスルと呑める「立山」を出して頂いて、やっぱり富山系なお店なのだなあ、と納得するのだ。
 (145603)

お次は酢の物設定で、〆鯖、つぶ貝。上からスッパ甘い三杯酢のジュレがかけられていて、俄然食欲が掻き立てられるのだ。つぶ貝のこりこり食感と海の香りで、日本酒も進みますなあ。
 (145604)

日本酒は御覧のようなとっくりで一合提供なのだ。特にボトルのプレゼンはありません。
 (145605)

吸い物は、胡麻豆腐。この吸い口が鰹+昆布ダシだけではなくて、魚介系の旨味満載のまるでコンソメ的なもの。いやー、激しく美味しいです。(実は、本日一がこちらだだったかも。。いや、僅差で刺身か・・)
 (145606)

富山の魚介にこだわったお店ですので、お刺身は大期待!だったのですが、期待通りでした。二人前が大皿で提供される氷見の寒ブリ、それに甘鯛の昆布締め、それに剣先イカ。どれもとろけますなあ。久々に旨いイカを食べました。
どれも旨味満載で、辛口の綺麗なお酒で旨味を満喫したい!という感じ。刻んだ昆布が入っている、若干甘口のお醤油に合わせて。
 (145607)

揚げ物も合わせて登場。甘鯛の鱗揚げ。それに生湯葉の春巻きという、これまたお酒のアテに適切なものが出てくる。サクサクの甘鯛の鱗のちょっと強めの塩味が日本酒に激しく合うのだ。まるでクリームのような湯葉春巻きにもうっとり。切子のおちょこが出ているので、確かこの前に「勝駒」にスイッチしたように記憶。
 (145608)

焼き物。焼いた魚大好き家族なので、和食のコース中に無いとちょっと、いやかなり!寂しいのですが、こちらはムツの西京焼がありました。見事な塩分コントロール、さくっと火が入った皮にほろほろと崩れる身の柔らかさ、いやー、素晴らしいです。つい、追加で伏見の名酒「英勲」を頂いたように記憶。
 (145609)

食事もしっかり! 炊き立てほかほかの鮭とサツマイモの炊き込みご飯!という、米好き随喜の涙の嬉しさ。
 (145610)

ほぼ昆布だしのみというような最低限の塩味で、漬物と程よい塩分に合わせて頂く趣向なのですが、それがまた良い。もちろんご飯をお替りし、にっこり!なのだ。
 (145611)

甘いものまで抜かりなし。きな粉のソルベに玉子プリン、餡子に清涼感のあるジュレ、という組み合わせの妙。小さな器ですが充実!

お酒の種類が少なそうなのがチョイ残念&結構お高め設定かもです。とは言え、お料理は魚料理好きなら大推薦。特に美味しい焼き物があるのが我々には点数高い一軒ですな。ご馳走様でした! 

クチコミでの評判

基本情報

店名:割烹 いいもり
住所:京都市東山区祇園町北側347-100
営業時間:12:00-12:30 入店 17:00-19:30 入店
定休日:日曜日
TEL:050-5869-9448
18 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

スイカ小太郎。 スイカ小太郎。