2018年7月15日 更新

【日本三大祭】2018祇園祭☆職人の技が光る伝統技法『山鉾建て』始まりました!

日本三大祭、京都三大祭の一つである祇園祭。7月から始まり、1か月の長きに渡る祭で、その間いろいろな行事、神事が執り行われています。そして、本日から祭りの主役でもある山鉾を組み立てる『山鉾建て』開始。

この時期の風物詩『山鉾建て』

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祇園祭すでに開催中です!
といっても、馴染みのない方にとっては宵山や山鉾巡行が祭りと思ってる方も多いと思います。祇園祭は1か月に渡る長いお祭り。

祇園八坂神社の千百年の伝統的祭礼。平安時代、疫病・災厄祓いを願い執り行われた祇園御霊会(ぎおんごりょうえ、御霊会)が始まり。

祭事、行事は八坂神社主催と山鉾町主催で大別され、山鉾行事は山鉾町が中心に執り行われます。そして、今回はその山鉾行事の主役である山鉾を組み立てる『山鉾建て』。
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厳密に言うと、今回は鉾建て。その後山建てが始まります。

特に鉾が集中する四条烏丸界隈。鉾にもよりますが、早いところでは7時から鉾建てが始まり、この時午前10時過ぎでしたが、ある程度土台が組まれていました。こちらは函谷鉾。
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大小さまざまな縄や木材を組み合わせて、鉾を組み立てていきます。
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こちらは四条烏丸東側。もっとも注目が集まる「くじとらず」の先頭・長刀鉾の鉾建て。
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スゴイ量の縄です。
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ちょうど宮司さんが鉾建てに使用する縄に塩をまき、お祓いをされてました。無事祭りが執り行われるよう祈願。
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さらに、四条烏丸西へ。月鉾もしめ縄作業の真っ最中。

4時間後、また山鉾建て中の四条烏丸界隈へ

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途中、ランチで時間をつぶして、4時間後の四条室町下る鶏鉾エリア。1本の長い大木。
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まわりを竹で覆い、さらに中央部分をすき間なく縄で固定。この巻き加減が伝統技法の職人技。
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ちょうど休憩タイムだったようで、作業してる人はいませんでしたが。
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釘を使わず、縄と木組み、鉾柱だけで仕上げる、ある意味伝統美。山鉾巡行時には10トン近くにもなる鶏鉾。それを、この縄と木組み、鉾柱で支え切るという驚き。
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月鉾でも本格的に鉾柱を縄で固定する作業が始まっていました。意外にも山鉾中、最重量の月鉾。
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函谷鉾。重量的には山鉾中、2番めに重い函谷鉾。それを支える部分の固定も慎重に行われていました。
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山鉾中3番目に重い長刀鉾。こちらも進捗的には他の鉾よりゆっくりめ。

反対車線では市バスや一般自動車が行き交い、普段の見慣れた光景なんですが、手前では昔からつづく勇壮美・山鉾建てが着々と進められている今昔不思議なギャップ。そんな面白さも、祇園祭には秘められていますね。

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