休業を惜しむように、開店前から長蛇の列
左京区銀閣寺エリア、北白川今出川交差点の北西側、琵琶湖疏水沿いにたたずむ京都ラーメンの源流ともいえる名店「中華そば ますたに 北白川本店」。
建物の老朽化を大きな理由として、2026年7月19日での無期限休業と梅小路店への営業体制集約が発表されましたが、その後の状況を確認するため現地へ伺いました。
発表後最初の日曜日となった6月14日。開店前から店舗前には大勢のファンが集まり、列を作っていました。
建物の老朽化を大きな理由として、2026年7月19日での無期限休業と梅小路店への営業体制集約が発表されましたが、その後の状況を確認するため現地へ伺いました。
発表後最初の日曜日となった6月14日。開店前から店舗前には大勢のファンが集まり、列を作っていました。
列の最後尾を確認すると、店内を含めて約50人。長年通い続ける常連や、休業前にもう一度味わっておきたいという人たちが次々と訪れていました。
発表後は各SNSでも休業を惜しむ声が多く聞かれ、大きな話題となっています。
発表後は各SNSでも休業を惜しむ声が多く聞かれ、大きな話題となっています。
友人でもある往年のますたにファン、京都在住の弁護士ハヨセナさんは、Xで次のように投稿していました。
「俺たちのますたに北白川本店が無期限休業とな。。。学生時分、ますたにの隣に住んでいて、しょっちゅう通ってた大好きなラーメン屋だった。それゆえ、あの味はぼくの青春そのもので、あの味を味わえないとなるとショックを隠しきれない…」
また、下鴨にある高級スーパーのフレンドフーズ藤田社長も惜しむ声を寄せてくれました。
「ますたには、京都ラーメンの文化の象徴。DNAレベルに刻み込まれた記憶によって店に吸い込まれ、気付いたらラーメンと共に歴史を啜る場所だった。
うまいまずい、好き嫌い、化学調味料がどうこう、健康志向云々とか、そんな軽い物差しで測れない、幼い頃から当たり前のように存在した京都ラーメンの原風景。
その源流が途絶えることはただの閉店じゃなく、重要文化財の消失だ。」
「俺たちのますたに北白川本店が無期限休業とな。。。学生時分、ますたにの隣に住んでいて、しょっちゅう通ってた大好きなラーメン屋だった。それゆえ、あの味はぼくの青春そのもので、あの味を味わえないとなるとショックを隠しきれない…」
また、下鴨にある高級スーパーのフレンドフーズ藤田社長も惜しむ声を寄せてくれました。
「ますたには、京都ラーメンの文化の象徴。DNAレベルに刻み込まれた記憶によって店に吸い込まれ、気付いたらラーメンと共に歴史を啜る場所だった。
うまいまずい、好き嫌い、化学調味料がどうこう、健康志向云々とか、そんな軽い物差しで測れない、幼い頃から当たり前のように存在した京都ラーメンの原風景。
その源流が途絶えることはただの閉店じゃなく、重要文化財の消失だ。」
変わらない美味しさ
北白川本店のメニューは、梅小路店と比べても非常にシンプル。ラーメン、チャーシュー麺の2種類に、それぞれ並と大があり、あとはライスとたくあんのみ。
昨今の物価高騰のなかでも、ラーメンは900円(税込)と良心的な価格を維持しています。
昨今の物価高騰のなかでも、ラーメンは900円(税込)と良心的な価格を維持しています。
こちらはラーメン大、ねぎ増し。
たっぷりの背脂が浮いたスープに、ざく切りの九条ネギが印象的な一杯。80年近い歴史を持ち、いわゆる背脂チャッチャ系ラーメンの始祖のひとつともいわれ、京都はもちろん、多くのラーメン店に影響を与えてきました。
たっぷりの背脂が浮いたスープに、ざく切りの九条ネギが印象的な一杯。80年近い歴史を持ち、いわゆる背脂チャッチャ系ラーメンの始祖のひとつともいわれ、京都はもちろん、多くのラーメン店に影響を与えてきました。
背脂がたっぷり浮いたスープは、鶏の旨みがしっかりと詰まり、かえしの風味と塩味がバシッと効いた味わい。これだけ背脂が入っていてもくどさはなく、甘みとコクをスープに加えてくれています。
味の層があり、食べ始めはそれぞれの要素を感じますが、食べ進めるにつれて全体が一体化。丼の底に沈んだ唐辛子の辛味が全体を引き締めます。
味の層があり、食べ始めはそれぞれの要素を感じますが、食べ進めるにつれて全体が一体化。丼の底に沈んだ唐辛子の辛味が全体を引き締めます。
このザクザクとしたネギの食感が心地よく、単調になりがちなラーメンにアクセントを加えてくれます。スープを吸って甘みが増したネギもまた格別です。
中細のストレート麺は、弾力、小麦感、歯切れ、喉越しのバランスが秀逸。背脂が浮いた鶏ガラスープとの相性も抜群で、慣れ親しんだ味わいです。
やや厚みがあり、ほろりと崩れる柔らかなチャーシューも熟練の仕事。スープ、麺、チャーシューが三位一体となった美味しさこそ、ますたにの真骨頂でしょう。
さらには、昔から変わらない水くみサービスも印象的。こうした細かな気配りも、多くの人に愛され続けてきた理由のひとつです。
さらには、昔から変わらない水くみサービスも印象的。こうした細かな気配りも、多くの人に愛され続けてきた理由のひとつです。
老若男女に長年愛されてきた一杯。昭和の面影を色濃く残す店舗と味は、まさに京都ラーメンの原風景といえる存在です。
学生時代によく通った人、親子三代で通った人など、多くの京都人の思い出が詰まった名店だけに、本店の休業を寂しく感じる人も少なくないでしょう。
休業となる7月19日が近づくにつれ、さらに混雑することが予想されます。売り切れによる早仕舞いの可能性もあるため、来店の際は時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
学生時代によく通った人、親子三代で通った人など、多くの京都人の思い出が詰まった名店だけに、本店の休業を寂しく感じる人も少なくないでしょう。
休業となる7月19日が近づくにつれ、さらに混雑することが予想されます。売り切れによる早仕舞いの可能性もあるため、来店の際は時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
店舗情報
2026年7月20日〜休業予定
売切による早仕舞の可能性あり
店名:中華そば ますたに 北白川本店
住所:京都市左京区北白川久保田町26
営業時間:10:00〜14:45 / 16:00 〜17:45
定休日:月曜、第三水曜
売切による早仕舞の可能性あり
店名:中華そば ますたに 北白川本店
住所:京都市左京区北白川久保田町26
営業時間:10:00〜14:45 / 16:00 〜17:45
定休日:月曜、第三水曜
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Kyotopi 編集部
