2016年2月9日 更新

押小路油小路*試される感性・・・「Sol」でアーティスティックな時間を過ごしてみる【カフェ】

ステキカフェが点在する京都。その中でもこんなにもクールでアーティスティック、感性研ぎ澄まされるカフェがあったでしょうか…?

押小路油小路「Sol」

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先日ご紹介したANAクラウンプラザホテル京都の東隣にある「Sol」。玄関にひっそりネームプレートがあるだけで、外見からは何屋かわからないし、そもそもお店なのかもわからない。カフェという前情報がなければ通りすぎてしまうぐらい、周りと馴染んでいます。
通りに面してガラス張りではあるものの、内部をうかがい知ることはできないし、覗くのもはばかられる雰囲気。
東京・吉祥寺Floorのオーナー、森田さんが2011年から営業されているそうで、他では見かけない独特の空気感を醸し出しています。
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◯◯をリノベーション…

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もはやそんな言葉で片付けられない、片付けたくない独特の雰囲気。趣くままにレイアウトされているようで、店内どこをとっても寸分の狂いのない、おそらくかなり計算されたインテリアにレイアウト。
ギャラリーも兼ねているのですが、唯一無二のこの雰囲気にノックアウト。言葉を失います。
カッコいい…カッコよすぎます。かっこよすぎて私のようなセンス悪いものが入店していいのか?そんな気さえしてしまいます。
もちろんそんな事はないのだけど「君にこの良さがわかるかい?」と試されているかのよう。
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カウンター席には本がたくさん

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窓からの明かりのおかげでまだ安心して座れそうなので(笑)、ひとまず窓際へ。
カウンターにはずらりとマニアックな本達。シャンデリアや照明の雰囲気が何とも味があり素晴らしい。
奥のテーブル席は更にダークで、初訪では勇気がなくて行けない感じ(実際はそんな事ないです)。
よく見たら壁は剥がしっぱなし。もちろん意図的になんでしょうが、これがまた独特の雰囲気を後押ししています。
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寡黙そうな店主様が持ってこられたのはipadのメニュー。雰囲気とは裏腹にえらいイマドキ…と思ったら、お店のHPが表示されていました(笑)。
値段表記がなくドキドキしながらも、中国茶の緑茶を注文。メニューにもかなりのこだわりを感じます。
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ガラスのポットに茶葉が美しい。これも含めてこちらのアートなんだなぁとしみじみ。
香り高いお茶ですが、くどくなくあっさりしていて何杯でもいただけます。
(ちなみにお値段800円ぐらいでした)
途中いいタイミングで差し湯してくださったのですが、静かなそういうサービスにもクオリティの高さを感じます。
付け合せのお菓子が、またお茶とベストマッチでめっちゃ旨。これもすべて考えつくされているんでしょう。
口数少なそうな店主様ですが、丁寧できちっとされていてとても男前でした。店主様の雰囲気もお店の魅力かと。
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メニューはお茶とアルコール、少しの和菓子のみ(事前予約がオススメ)のようですが、こちらではこれで充分な気が。
おいしいお茶やアルコールでじっくりと物思いに耽る…それがこちらでのデフォなくつろぎ方のかも。

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12/14まで若佐慎一個展『変わり続ける 変わらない モノ』も同時開催中。作家の若佐さんが在廊されている時は、作品を見ながらお話したりも。
入ってすぐに「ごゆっくりご覧ください〜」と優しく声掛けてくださって、とてもやわらかで素敵な印象でした。
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時々雰囲気に圧倒され負けそうになりながらも、その圧倒感が実は心地よくて身を委ねたりなんかして…何とも上質でアーティスティックな時間を過ごすことができました。
この空間で自分らしく過ごせるか・・・?試される価値ありと思うのですが、いかがですか。

Solへのクチコミ

店舗情報

住所
京都市中京区押小路通油小路東入二条油小路町270-1
電話番号
075-708-8750
営業時間
15:00~23:00
定休日
火曜日
アクセス
京都地下鉄 二条城前駅から 徒歩5分
京都地下鉄 烏丸御池駅から 徒歩10分
※駐車場・駐輪場はありませんのでお気をつけ下さい。
関連URL
http://pushalley-oilalley.com/
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