2020年12月16日 更新

お花見発祥の地『神泉苑』は紅葉も最高【二条】

二条城の南に位置する『神泉苑』は元々、平安京大内裏に接して造園された天皇のための庭園でお花見発祥の地だそうです。紅葉もきれいだったのでご紹介します!

見所の多い『神泉苑』

 (193957)

『神泉苑』は、元々は平安京大内裏に接して造園された天皇のための庭園でお花見発祥の地だそうです。お花見だけでなく四季折々の行事が催されていて、私たちが訪れて紅葉を楽しんだように、かつての天皇や公家たちも楽しんだかと思うと感慨深くなりました。
御池通り沿い、二条城の南側に位置します。
 (193961)

毎年5月2日~4日には神泉苑祭、11月上旬には境内にある狂言堂で神泉苑大念仏狂言が上演公開されます。
大念仏狂言とは念仏の布教のために催された民俗芸能で、通常は無言劇で行われます。
 (193959)

法成就(ほうじょうじゅ)池

 (193964)

『神泉苑』の大部分を占める池には、空海が呼び寄せた雨乞いの龍王・善女龍王(ぜんにょりゅうおう)が棲みついていて、どんなに日照りが続いても枯れることがありませんでした。

 (193967)

そして、その池にかかっている「法成橋」では願い事を唱えながら渡ると1つだけ叶えてくれるそうです。源義経と日本一の白拍子・静御前が初めて出会った場所で、恋愛成就の効果があると言われています。
 (193971)

 (193970)

恵方社

 (193973)

日本で唯一の恵方社があり、大晦日の夜にご住職が新年の恵方へと向きを変えられるので、毎年恵方社の向きが異なります。恵方といえば恵方巻きが真っ先に頭に浮かびましたが、毎年その年の恵方に向かってお参りできるっていいなぁ。より効果がありそう。
 (193975)

見どころ満載の京都最古の庭園で、遠く平安時代の雅な世界に思いを馳せてみませんか?

詳細情報

 (193978)

名称:神泉苑
住所:京都市中京区御池通神泉苑町東入る門前町167
庭園拝観時間:8:00~20:00
HP:http://www.shinsenen.org/
22 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

まみの京都好奇心手帖 まみの京都好奇心手帖