2019年3月3日 更新

【京都イタリアンめぐり】漆喰の薪窯が繰り出す素材の滋味!哲学の道沿いの人気ピッツァレストラン「monk (モンク)」

おおきに~豆はなどす☆今回は哲学の道沿いにある人気イタリアン、ピッツァレストラン。漆喰の薪窯を駆使し、素材の味を最大限引き出した料理が感動的。地元大原産の野菜の美味しさを遺憾なく堪能できるお店。

哲学の道沿いにある注目のピッツァレストラン

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哲学の道沿い。普段夜来ることはほとんどなく、強いて言えばホタルの時期に来るくらいの場所。このあたりのお店はどちらかというと、昼営業が多いということもあり。近くには法然院もあり、なんといいますか、ちょっと肝試し感もあるほど(笑)
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そんな哲学の道を多少不安になりながら歩いていると、暖かな灯りとともに、窓越しから見える中の様子がなんとも和やかな雰囲気。
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昼間なら何度も通る哲学の道で夜のみの営業なので、ここにお店があるって気づきませんでした。暗くて視界が悪いため見えないだけなのか、大きな看板があるわけでもなく。壁に手書きのように掘られた店名「monk」.。ここが目指すお店。この日は電話で予約し、遅いスタートで8時半スタートの空きしかないということで。
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こちらのご主人は、有名イタリアン「エンボカ京都」出身の方。独立し、2015年にこの地にお店をオープン。

店内はシンプルで木のぬくもりを感じる内装。テーブル席2つ、カウンター席はすでに賑わい、私たちが入店して満席に。こちらは食事後に撮影した店内画像になります。とくに外国人のお客が多く、お店の方もネイティブかと思うような英会話であふれていました。
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オープンキッチンになっていて、ちょうど目の前には大きな漆喰の薪釜。あとでわかることとなるのですが、料理のほとんどはこの薪窯で調理され、このお店のメイン調理器。
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テーブルセッティングもわりとカジュアルで、お箸があることもほっこり安心できます。
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まずは飲み物。ドリンク類のメニュー撮影し忘れたのですが、ビール、ワイン、日本酒、果実酒など一通りそろっていました。

いつもスタートは瓶ビールを注文することしばしばなんですが、生ビールに京都醸造のクラフトビール『一期一会』があったので、それを注文。最初からこんなどっしりと美味しいクラフトビールが飲めるのも至福。
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料理は7000円のコースのみ。
最初に登場したのが、白菜のスープ。トッピングにもカリカリになるまで乾燥焼きにした白菜、オリーブオイル。

白菜独特の風味と冬野菜の甘み。乾燥焼き白菜の香ばしさなど、存分に白菜を味わい尽くせる一品。
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序盤から素焼きピザが登場。削ったパルミジャーノ、オリーブオイルが添えられ、生地の美味しさをダイレクトに感じられる。焼き立てで香ばしいのはもちろん、適度なモチモチ感、粉の持つ甘みも感じられる。
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大原の人参ロースト。薪釜で4~5時間低温加熱させ、甘みを引き出した人参にみかんソース。皮の焦がした部分も食べられるということで、多彩な味わいを楽しめる。
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徳島産たけのこのローストに柚子の塩漬けに熟成ヨーグルト、吉田牧場のチーズで仕上げたソースに大原クレソンを添えたもの。こちらもじっくり焼き上げたたけのこの甘みと歯ごたえ、ソースの酸味とコク、そして印象的なのがこの時期多少辛みもある力強い味のクレソン。そんな三位一体の一皿。
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ちょっと和食らしい演出も取り入れられてるような一皿。ちょうど桃の節句に近いことも意識されたのか。ハマグリの酒蒸し。菜の花添え。わりとたっぷり千葉産ハマグリを使用し、ほどよいハマグリの海の味がすべての調味料。最後ハマグリの煮汁も飲み干しました(笑)いいエキス。
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大原の焼き野菜。
ホウレンソウ、菊芋、赤カブ、ブロッコリー、九条ネギ、黄色いニンジン、青梗菜。それぞれ、この時期の甘さやうまみや焼き目の香ばしさと程よい苦みなど、たっぷりと野菜の滋味深い味を堪能。
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追加でグラスワインはスパークリングで。
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絶品でした。塩麹漬けの河内鴨のロースト。いやもしかしたらコンフィかも。
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火入れが完璧。そして、皮目のカリカリ感に悶絶。むかご、ビーツもローストじゃなく低温加熱コンフィかも。じっくりとその旨みが濃縮され、素材の味が濃い。
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で、ピッツァは2人で1枚。ハーフ&ハーフにできるということで、この日のトッピングリストから、海苔とふきのとうをチョイス。他、マルゲリータ、しらす、鹿肉ラグーなど。
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一瞬で香ばしく焼きあがったピッツァをすぐさまテーブルに。考えてみると、窯焼きピッツァって、炉端焼きに似てますね(笑)デカい木べらというか杓文字に乗って出てくるところとか。
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春は苦みをとれ、とはよく言いますが、身体がブルっと覚醒するようないい苦み。そして、アンチョビ感覚でへしこソースが味付けにかかっています。いい旨みを伴う塩加減。
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春の味覚、生海苔の磯の風味とチーズがよく合う。美味い!
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デザートはリンゴのローリエなどハーブとともに長時間ローストし、とろりとした食感に。スパイシーなチャイのパンナコッタ、大原産のスイバ(いたどり)のソース。いたどり、懐かしい酸味。昔よく山道に生えていたのを皮むいて食べた経験あり(笑)
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最後のコーヒーもこの薪窯でコーヒー豆を自家焙煎。深煎りのインドネシア豆で。友人は奈良のほうじ茶で〆。

個人的な感想として、この近くにある予約至難の和食店『草喰なかひがし』で初めて食事した時のことを思い出したような。ちょっと料理哲学というか意思を感じるお料理。大原の自然の中で生まれた個性的な野菜たちが印象的というか。

これからもう少し春らしい暖かい時期、大原も山菜が豊富に出回る頃に突入。そういう時期こそ伺いたいお店。御馳走様でした。

ヨ~イヤサ~♪

モンク への口コミ

詳細情報

住所:京都市左京区浄土寺下南田町147
電話番号:075-748-1154
営業時間:17:30, 19:00, 20:30スタートの三部制
定休日:月曜日
公式サイト:http://restaurant-monk.com/
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