2020年12月3日 更新

【京都遺構めぐり】紅葉の名所・東福寺スグの明治風情ただよう石橋「伏水街道第三橋」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は東山区、JR東福寺駅から南へ。かつての伏水街道を横切る川に架けられた石橋の親柱。

旧街道の名残りを感じる遺構

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東山区、東福寺駅から南へ。五条通りと伏見とを結ぶ伏見街道。昔の標記では『伏水街道』とも示されています。伏見といえば酒処。昔から名水に恵まれた土地だったことが、地名からもわかります。さらに、奈良街道の一部としても認識されている通り。昔から京都と奈良を結ぶ要衝であったことがわかります。
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そんな通り沿い、ちょうど東福寺へ続く中門スグの場所。歩行者用の色分けした側道があります。
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その側道の中央という不思議な位置にかなり古そうな橋の親柱。『伏水街道第三橋』と刻まれています。
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その反対側。見た目から元々の親柱外側部分を建て増ししたような、そんな雰囲気。明治6(1873)年に架けられた橋だそうですが、親柱4本ある中この1本は石の具合からちょっと新しいめ。なんでも、交通事故で破損し、この1本だけ作り直したそうです。
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金具や欄干の意匠からも古さが漂っています。
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さらに反対側の欄干。ご近所の方ですかね。植木鉢も飾られていたり(笑)
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かつて、東山山麓から流れる川に対し、この伏水街道には四つの橋が架けられ、その一つがこの第三橋。中には川が暗渠化し本来の橋として機能ぜず遺構だけ残っている場所もありますが、こちらは今も現役。
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あの東福寺の紅葉絶景スポットである通天橋下を流れる三ツ橋川の下流がここにあたります。細々と川は流れ、鴨川へと繋がっています。
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かつてこのあたりは、伏水街道と並行して流れる鴨川運河(琵琶湖疏水)、さらに鴨川を挟んで西側には高瀬川もあり、江戸時代までは水運の要所。近くにある伏見稲荷大社への参拝客など、かなりの往来でにぎわった街道。さらに疏水による水力発電による日本初の路面電車(京都電気鉄道伏見線)が竹田街道に沿って京都~伏見間を運行。のちに自動車が登場し、街道の趣きも時代によって様変わり。

そんな名残りを感じられる遺構。ぶらりと散策してみてはいかがですか?

基本情報

名称:伏水街道第三橋
場所:京都市東山区東山区本町
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