2019年11月3日 更新

とっておきの京都の紅葉「高雄編 」紅葉の名所から地元グルメまで

紅葉の見頃を迎える季節。市内全体がにぎわいますが、市内中心部や人気観光地は混雑しすぎるという声も聞かれます。そこで今年は人ごみを避けて、伏見、大原、高雄、山科、西京、京北の市内周辺部へでかけてみませんか?比較的ゆったり紅葉ができる「とっておき」のおすすめスポットをご紹介します。

山に囲まれた景勝地・高雄「三尾(さんび)エリア」

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市内の北西部に位置する高雄エリア。高雄(尾)山の神護寺、槙尾山の西明寺、栂尾山の高山寺の3つの山に「尾」があることから、「三尾」とも呼ばれています。日本最古の漫画と言われる、「鳥獣人物戯画」が生まれた里としても知られていますね。一面が、錦秋の里山の風景が広がります。

神護寺

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京都市の西北に位置し、紅葉の始まりも早い高雄山。広大な山内全域が赤く色づくため、秋になるとリュックにスニーカーの山登りスタイルの観光客の方で溢れます。

写真は、高雄橋から望む清滝川沿いのもみじ。
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橋を渡り、石段を上がると楼門が。石段に散紅葉が舞い落ち、山門に入るまででも十分に風情が味わえます。
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山中の境内には、朱の金堂、大師堂、多宝塔などが斜面の立地にうまく配置されています。

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住所:京都市右京区梅ヶ畑高雄町5
電話:075-861-1769
拝観時間:9:00~16:00
拝観料:大人600円
アクセス:京都市バス 高雄バス停下車 徒歩約20分

http://www.jingoji.or.jp/

西明寺

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平安時代に弘法大師の弟子、智泉大徳によって開かれた西明寺。神護寺の別院として創建された山寺で、神護寺前の高雄橋からは歩いて5分くらい。
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清滝川のせせらぎと共に、豊かな自然、美しいの紅葉が広がります。
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鐘楼を取り囲むように色づく紅葉は、イチオシの撮影スポットです。

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住所:京都市右京区梅ヶ畑槇尾町1
電話:075-861-1770
拝観時間:9:00~17:00
拝観料:大人500円
アクセス:京都市バス 高雄バス停下車 徒歩約10分/JRバス 槙ノ尾バス停下車 徒歩約5分

https://www.saimyoji.or.jp/

高山寺

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世界遺産に登録されている高山寺は、774年開創の古刹。国宝でもある鳥獣戯画で有名なお寺で、お寺オリジナルの鳥獣戯画グッズはおみやげにもぴったり。
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通常であれば入山して間近に紅葉を楽しめるのですが、昨秋の台風被害が大きく、入山できなくなっています。今年は、通常拝観料で入れる石水院のエリアから、色づいた山々を観賞しましょう。

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住所:京都市右京区梅ヶ畑栂尾町8
電話:075-861-4204
拝観時間:8:30〜17:00
拝観料:大人800円(石水院)
アクセス:京都市バス 高雄バス停下車 徒歩約15分/JRバス 栂ノ尾バス停下車 徒歩約4分

https://kosanji.com/

清滝川周辺

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清滝川周辺には多くのもみじが植えられており、紅葉を楽しむことができます。
川辺に降りることもできるので、写真撮影も可能です(足元には十分気を付けてください)
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紅葉散策でちょっと寄り道!おすすめグルメ

硯石亭

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神護寺で美しい紅葉を楽しんだ後は、途中にある硯石亭で一休み。
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『硯石亭』名物の「もみじ餅」と一緒に、少し冷えてきたので、温かい甘酒でほっこり。
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The京都の観光地的なお庭席も、たまにはいいですよね。

店名:お食事処 硯石亭
住所:京都市右京区梅ケ畑高雄町5 
営業時間:9~17時
定休日:不定休(11月は無休 / 1月と2月はお休み)
アクセス:京都市バス 高雄バス停下車 徒歩約20分
参考記事:https://kyotopi.jp/articles/xd2cc

とが乃茶屋(高山寺エリア)

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周山街道沿い、山中にぽつんと佇む、知られざる絶景の茶屋が『とが乃茶屋』です。
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畳のへりから天井まで一面の窓のまわりはすべてが楓。撮影時期は青もみじの美しい季節ですが、秋が深まると店内が真っ赤な紅葉に抱かれます。

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写真はおすすめ「湯豆腐定食」。湯豆腐にお鉢、季節の一品、ご飯や椀物などがついて1800円。絶景の紅葉をプライベートな空間で楽しめるのはかなりの満足感ですよ。

店名:とが乃茶屋
住所:京都市右京区梅ケ畑栂尾町3
営業時間:9:00~17:00 、17:00~20:30は予約で営業
定休日:木曜
電話番号:075-861-4206
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Kyotopi 編集部 Kyotopi 編集部