2020年2月24日 更新

【京都建物探訪】旧街道沿いにある市内唯一の本陣遺構!宿場町の風情ただよう☆「玉村家住宅」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は西京区にあるかつての宿場町・樫原に現存する市内唯一の本陣遺構。旧山陰街道の古い佇まいが今も残る場所。

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かつて、豊臣秀吉の都市整備の一環として、京の町を外敵から守る目的でつくられた土塁『御土居』。町にぐるりと張り巡らされた御土居には七つの出入り口が設置。俗に『京の七口』と言われ、地名にも反映されています。

その七つの口の中で、西の出入り口にあたる丹波口。そこを起点に、樫原経由で老ノ坂を越え、丹波国に入り、亀岡、園部、三和を経て福知山に達し、夜久野を経て但馬国へと繋がる山陰街道が伸びています。

その西京区樫原エリアにある旧山陰街道がこちら。街道沿いならではの街並みが残り、古い家屋も街道沿いにいくつか残っています。
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そんな古い街道ながら、市バスの停留所あり、交通量もそこそこあったり。かつて、この樫原は宿場町であり、最盛期には11軒の宿屋があったそうです。
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そんな一角にある、こちらのお宅。見るからに古い佇まいの大きなお屋敷。
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こちらは参勤交代の大名や旗本、幕府役人、勅使、宮、門跡などの宿泊所となった『本陣』。そして、樫原に残る市内唯一の本陣遺構。現在の主屋は寛政9年(1797)類焼後の再建ですが、床上部は9室が3列に並び、西列最奥の6畳は床を一段上げて上段の間とし、二の間・三の間と続く。この3室は書院造り。さらに裏手には土蔵もあり、当時の面影を残す。
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現在では、個人住宅として活用されていて、一般公開はされていませんが、京都市の登録文化財にも指定される建造物。
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京に最も近い宿場町として、その歴史を保存しようと西京樫原界わい景観整備地区にも指定されるエリア。洛中にはない歴史情緒漂う景観が、古い街道めぐりをより一層興味深く楽しませてくれますね。

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基本情報

名称:玉村家住宅
住所:京都市西京区樫原下ノ町5

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