2018年3月28日 更新

伊丹十三監督作品 映画「タンポポ」のモデルになったお店☆確かに雰囲気満点「珍元」【四条壬生川】

ラーメン店を舞台にした伊丹十三監督の映画「タンポポ」☆このモデルになったというお店が京都四条壬生川にあります☆意識しなかったら気がつかないほど街に溶け込んだお店はなるほど、雰囲気満点☆そしてしっかり人気店です☆

奇跡のように佇む店

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もう30年も前の作品になるんですね

改めて観てみるとほんと面白い
伊丹十三の脚本・監督作品「タンポポ」

建て前や見栄を取っ払った人間性がいかに面白いか…それだけでユーモアがあり自然にコメディになるんですね

ストーリーは宮本信子扮する、「未亡人でさびれたラーメン店の店主」という設定でスタートします

「さびれたラーメン店」のモデルと言ってしまうとちょっと失礼ですが、
この「さびれた感」こそが今となっては残ってくれていること自体が奇跡のようで、
それこそが多くのファンを持つ大きな要素だと思います

お店のカタチ的には似たタイプといえば確かに
カウンター席のみで、席の後ろの狭さ加減もちょうどそんな感じ
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もう一つ
このお店も、ほぼ女性お一人で切り盛りされています

宮本信子さんとリアルに同年代じゃ?って思います

テレビはちょうど昭和歌謡の番組が…
ハマりすぎです(笑)
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何度も通われたそうです

どの花も
それぞれの
ねがいが
あって
さく

     伊丹十三

花はいろ
月はひかり

     宮本信子

雰囲気だけではなく

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はい、しっかりちゃんと美味しいのです!

ストレートの細麺、この手のお店にしては柔くなく
生姜の風味が特徴的な豚骨醤油

クセになりそうな味わいですね
このお味があってこそ支持されるわけです
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中華そば(並)¥550!
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チャーシュー麺(並)¥650
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チャーハン(小)¥300

「妙に美味しいラーメン屋さんのチャーハン」ってよく聞きますが
これはホント不思議に美味しい(笑)
油っぽくなく、味付けしっかりという感じ
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映画「たんぽぽ」では最後、リニューアルされて見事にピカピカのお店に生まれ変わります

しかし時代背景が違えば価値観も変わりますね

なんとも勝手な要望だけれども…

このお店はこのまま変わらず続いて欲しいと思ってしまいます(笑)

珍元   基本情報

■店舗名    珍元(ちんげん)

■住所    京都市中京区壬生相合町20

■電話番号  075-801-9589

■営業時間  11:00~23:00

■定休日   月曜日

■禁煙・喫煙  喫煙可

■駐車場    あり(店横に1台分)
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千恋し 千恋し