2021年12月16日 更新

【京都ランチ】趣ある座敷の炭火焼鰻丼はコスパ良し☆大正創業の老舗「西陣江戸川」

おおきに~豆はなどす☆今回は上京区西陣、千本通りから笹屋町通り入った場所にある大正創業の鰻専門店。備長炭で焼かれた鰻は江戸前方式とろける美味しさで、しかもコスパよし。

老舗の風情ただよう店内でいただくとろける美味しさの鰻丼

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上京区西陣界隈のちょうどランチ時。千本今出川を下りどこかに目ぼしいお店はないかな、とノープランで歩いていたところ、ふと横を走る細い通り、笹屋町通りに差し掛かかり、何やら古い佇まいのお店に暖簾がかかっているのを発見。そして、近づいてみると、どうやら鰻屋さんであることを発見。後で聞くとかなりの有名店で、大正時代に創業した鰻の老舗『西陣江戸川』。
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この日は軽めにランチを済ませようと最初思っていて、鰻はヘビーでお高めだし選択肢にはないよな~と思ってお品書きを見る。すると、この老舗然とした佇まいとは裏腹に意外と割安。中でも、鰻丼1500円なら全然ありだな、と。今回は急遽鰻を食べることにして入店。
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恐る恐る入ってみると、おひとりさま入店にも関わらず、小上がりの座敷席にどうぞ、と。店内は歴史を感じる佇まいで、とても落ち着いた雰囲気。このロケーションだけで、ここを選んでよかったな、と思えるような。

入店した時はひっそりと客のいない店内でしたが、この後怒涛の入店ラッシュで、予約客もあったりでとても人気のお店であることがわかりました。なので、ふらっと訪れてすんなり席につけたのはラッキーだったのかも(笑)
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案内された小上がりの席は、恐らくもともと床の間だったような名残りが感じられ、さらに厨房脇には年季の入った岡持ちがいくつも置いてあったり。そして、2階にはさらに座敷席があるようで予約客が何人か上がられ、今も繁盛店ですが、きっとその昔はもっと大盛況のお店だったんだろうな、と思える様子が見て取れます。

で、今回は鰻丼1500円を注文。鰻重で鰻1本、鰻丼で半身使用で、鰻のクオリティはどちらも変わらないとのこと。注文してしばらくすると、厨房から香ばしく炭で焼く鰻の香りが漂い、食欲をそそります。備長炭で焼かれているそうです。
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ほどなくして登場の鰻丼がこちら。
丼と言いつつ、塗りの上品なお椀に盛られています。
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半身なので少ないとはいえ、それでも十分な量だと思います。わりと見た目あっさりとした印象のタレで焼かれたかば焼き。
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そして、黄色いおこうこ。
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さらにお吸い物。
具材にはえのき、三つ葉、まき麩。そして吸い口に柚子皮が浮かんでいます。
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さっそく鰻を実食。
タレはわりと控えめであっさり。なので、鰻の味を如実に感じることができます。フワフワでとろける柔らかさ。そして皮目は備長炭効果で香ばしく。なんの臭みもなく、いい焼き加減の鰻で絶品。こちらでは鰻を蒸してから焼く江戸前方式。なので、この口の中でとろけるふわふわのやわらかさ。
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で、ここで山椒投入。さらに鰻の脂と味わいが引き立ちます。
それにしても、タレのあっさり感が上品で、まるで白焼きの延長のようなタレ感。きっと鰻の品質に自信があるからこそ、この控えめな味付けなんだろうと思えるほど。普段食べる鰻は、もしかしたら鰻の品質をタレでごまかそうとしてるん?と思えてくるような、こってり仕上げのお店が多かったりしますが。まあ、それも美味しいと思えたりもしますが。こちらは鰻を主役とした味付け。
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そして、ご飯にかかるタレもほどよく上品な濃さ。それでいて、物足りなさはなし。
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お吸い物も鰹出汁がキリリと効いて、鰻とのバランスがいい味わい。柚子の上品な香りもまた季節らしくもあり。

お椀に顔を埋め、あっという間に完食。今回は軽めに鰻丼にしましたが、これだけクオリティ高くリーズナブルなら、また再訪して本気食いに鰻重をいただきたいな、と思えるほど(笑)ちょっといいお店見つけたな、と。
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伝統の日本食ほど、老舗の佇まいがさらに料理を美味しくさせます。こと鰻などはその一つと個人的に思います。そして、西陣という今でも古いお店が数多く残る地域であれば、なおのこと。オススメの鰻屋さんです。

ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

名称:西陣江戸川
場所:京都市上京区笹屋町四丁目272 笹屋町通千本西入
電話:075‐461‐4021
営業時間:11:30~14:00
定休日:金曜日、月1回不定休
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