京都山科で評判！店主のこだわりが詰まった手打ち蕎麦店「藤村」

山科区で評判の手打ち蕎麦店「藤村」でランチなり。

山科で評判の手打ち蕎麦店

先日、蕎麦＆日本酒バル「VIBES」にお邪魔した時、「2000日以上、一日一食は蕎麦を食べる」という修行僧のようなことを続けられている方とお話しする機会がありまして、いつもの癖でつい「京都でここ以外に推薦する蕎麦屋さんってあります？」と野暮な質問をしたら（汗）、ご紹介頂いたのが山科は椥辻にある蕎麦店、藤村。

チョイ昔行ったことがあるよ！、確かに美味しいという印象はあるのですが、既に忘却の彼方～。　これは再訪して確かめる必要があるよねえ！と機会を狙っていたわけで。前回はいつだったかなあ！と思ったら、2019年末でした。

場所は地下鉄椥辻駅と東野駅の西側で、西野道沿い。11:00オープンで10分ほど前にお店に到着。お店前に駐車場が4台完備しているのですが、前の道の交通量が結構多いので、それなりに運転スキルのある人用駐車場！という感じ。お店前で待っていたら、直ぐに我々の後に1組が並び、開店とともに入店。

カウンター席が8席、奥に小上がりの4人掛けテーブル席×２、というこじんまり店。我々が座ったとたんにどんどんお客様が集まりだし、帰りに1組待ち客が出る人気度合いでした。いやー、繁盛されていて結構ですな。
目の前に日本酒の一升瓶が並んでいて、それも結構マニアックなセレクトなのですが、今日はとにかく蕎麦を食おう！という作戦。

更にこちら。蕎麦２種が食べ比べられるのが良いなあと思ったのですが、追加のざるが￥600！と、このご時世ではありえないめちゃお手頃価格設定なのに気が付くのだ。追加で違う蕎麦がお願いできることが判明し、それをシェアしようと思いつくわけで。
で、私は「鴨汁蕎麦」￥1700！で決定！ということに。相方はうーんと悩み「かき揚げ天ざる」￥1500をお願いする。

夜もしこたま呑む計画があるので、今日はお昼から日本酒はやめておこうと、こじんまり瓶ビールでぐびぐびプハー！の幸せを。

で、ご店主のこだわりを読みつつ、お蕎麦の登場を待つのだ。そうそう、暑い季節に冷たい蕎麦は嬉しいのですが、書いてあるようにあまり冷た過ぎると味覚が鈍感になって、はんなりとした蕎麦の甘味など分からんよなあと納得しつつ。

意外にスピーディに蕎麦登場！。こちらは相方注文の「かきあげ天ざる」￥1500なり。２種ある蕎麦の、粗挽きの田舎蕎麦でした。
が、田舎蕎麦というと、もっと色黒いのを想像しちゃうのですが、こちらでは細切り且つ、薄緑が勝った綺麗な蕎麦ですな。出汁はガシッと醤油の味を乗せてあるのに角は感じないまろやかなタイプ。とはいえ、関西風よりは強い味ではないかと。

季節のかき揚げは舞茸と小エビ入りでちゃんと半分に切ってくれてあるのが、我々的には嬉しいですな。

で、こちらが「鴨汁蕎麦」￥1700なり。こちらの出汁のほうが鴨の脂でよりまろやか！という感じでしょうな。頼りなさはなく、しっかり美味しい系。

鴨汁には厚めに切った鴨肉が3枚、焼きネギ、という布陣。具沢山じゃないですが、このお値段なので納得。
で、蕎麦ですが、確かに人肌よりは冷たく、キンキンには冷やしていない蕎麦で、コシも程よく。全体的に優しい感じですな。いやー、確かに、これは美味しいわと思いつつ、追加の蕎麦をお願いするわけで。

「お代わりざる」￥600なり。いやー、初めの盛りと同じぐらいのしっかり量で￥600！。こちらは挽ぐるみでビジュアルは田舎蕎麦と大差がないのですが、こちらのほうがよりシャープな腰があり、これまた美味しい。　しかし、この量を今どき￥600で出すとはボランティア的ななにかですか！のような。

蕎麦湯は蕎麦粉を加えたトロトロタイプ。最後まで大充実！なり。
めちゃお腹もイイ感じになったのですが、実は夜メニューは蕎麦だけではなく、蕎麦前が非常に充実していて、鴨鍋などの宴会料理もスタンバイ。アテ類も色々と豊富で楽しそうなのだ。椥辻の駅から歩いてくると15分ほどかかるのですが、これは是非マイカー以外の手段で来て、呑まないと！という感想ですな。
通し営業のようなので、また、機会を狙ってやってくる気満々店です。御馳走様でした～。