2023年8月18日 更新

【京都】どの料理もハイレベル!居酒屋割烹的な良店「季すずめ」

京都市内には旨い居酒屋と気の利いた割烹の丁度中間ぐらいのカウンター居酒屋割烹的な店が沢山あって、その中の1軒、五条高倉の「季すずめ(ときすずめ)」なり。

ちょうど使いやすい居酒屋割烹的な良店

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京都市内には旨い居酒屋と気の利いた割烹の丁度中間ぐらいのカウンター居酒屋割烹的な店が沢山あるので、そういうお店で行ったことが無いところに行こうということに。
やってきたのは五条高倉、お店の名前は「季すずめ(ときすずめ)」。調べますと、四条西洞院の「味人」の料理人さんが独立して始めたお店との情報。「味人」もオープン当初(11年前です・・・汗)に覗きに行ってから全然行けていないのですが、印象は非常に良いお店だったので、これは行くでしょう!と予約を入れた19:00。

超!気に入ったので気合を入れてご紹介。
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予約しているものです~とお声掛けし、カウンター席に入れてもらう。とりあえず、メニューを見る前に呑むものは決まっているわけで。
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お料理のメニューはこんな感じ。刺身類以外はお値段表示もありますし、ま、心配無用!&目移り!ですな。鯖寿司、それに季節の釜めしは京都の居酒屋割烹ではど定番ですが、こちらも気になる物が色々とスタンバっておられるのだ。とりあえず、お刺身を盛り合わせでお願いし、更に長考に入るのですな。

カウンター席は7席、奥に4人掛けテーブル2、その奥に半個室があるようです。今年2月にオープンしたばかりのスッキリした店内。当日は結局カップル4組、3人組1組と概ねいっぱい状態でした。これをめっちゃ話しかけやすいタイプのご店主、お酒担当のお若いお姉さんの2名体制で回すわけで。
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考えているうちに突き出しが登場。小鉢に入っているのは「みどりなす」の煮物、それにとろけそう!な穴子鮨。いやー、のっけから、これは良いじゃーん!なのですな。
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で、ババーンと登場、お任せの刺身盛り合わせはこのビジュアル。小鉢は生雲丹、2時の方向から時計回りで、鰹たたき、こりこりと歯ごたえが気持ち良いイカ、鱧落とし梅肉、海苔巻きしてあるのは生湯葉、鯖きずし、それに本鮪赤身という布陣。 ボリュームも程よい感じで、どれもハイレベルでバッチリ。多分¥4000はしない設定だと思います。
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これは日本酒だよねえ!ということになるのですが、これがまた悩み甲斐のあるラインナップ。御店主に聞きつつチョイスするわけで。
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地元の酒なのに飲んだ事ないんとちゃう?ということで、日本酒一杯目は珍しく我が街、伏見の酒から「英勲 やどりぎ 純米大吟醸 生原酒」をお願いする。一升¥4000越えだと思うのですが、一合¥910で出しておられるのでご店主に「大丈夫ですの?」と思わず聞いてしまうのですが、伏見酒のまろやかさは保持しつつ、かなりシャープな感じで旨しなのだ。(雰囲気写真コミでどうぞ)
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どこででもポテサラ食べる家族!ですので、また注文しております。いきなり¥450というお手軽価格設定なのですが、これまた間違いのないクリーミーさ。捻りのないマヨ系で、芋の旨さがちゃんとわかるのが良いのだ。

で、このあと「にいだしぜんしゅ」で有名な福島は仁井田本家謹製「おだやか 生もと純米吟醸」¥950を。カエルのマークが入った可愛らしいボトルですが、お味は福島的にしっかりキレあり。
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で、我々が座ってからカップルが計5組も入って大人気状態。お料理はそれなりにノンビリペースなのですが、テーブル上に置いてあるので、これだけで呑めそうな「色々な塩九種セット」なり。焼き物などを頂くのがぐんと楽しくなります。掌に受けて舐め舐めしつつ、相方と、我が家のマイベストはどれだ!ということになるのですが、決着つかず(滝汗)
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三合目は、群馬は島岡酒造謹製「群馬泉 山廃純米」¥800/合なり。今回一番印象深かった日本酒がこちら。「山廃酛」という作り方で、酵母を造り発酵を行う段階で天然乳酸菌を呼び込んで発酵を促すそうです。超こなれた感アリ!酸味しっかり!で、古酒好きなら間違いのないお味ですな。冷酒で呑むより間違いなく燗のほうがよさそう。
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お次は、巨大な賀茂茄子と生麩の揚げだし¥700なり。万願寺に隠れている茄子は良い感じで油を吸っていて、大根おろしと刻み茗荷たっぷりの出汁で頂く、具沢山吸い物的な。イヤー超ウマ。
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で、これもお値段不明なのですが、間違いなく本日一!だった自家製キンキの一夜干し(半身)なり。骨のあるほうはお隣の常連さんカップルに行ってしまったのですが、魚の皮を美味しく食べるための最強レシピですな。脂乗りもほどよく、猫もまたぐほどペロッと綺麗に頂きました。いやー、超旨&いいタイミングで来ました。
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日本酒ラストは、こちら。佐賀は天山酒造謹製「七田 純米」¥880/合なり。本業の関連工場が佐賀にあるので、佐賀酒は結構飲む機会があり印象も良いのですが、やっぱり旨いわー!と言う感想。
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更にお肉系の焼き物から、鴨ロース炭火焼バルサミコソース¥1500なり。他のお店の鴨ロースのように出汁を含めて火を入れたものを冷やしてあって、注文を受けて薄切りにして出すのではなくて、注文を受けてから生の胸肉に串を打ち、塊で焼いてからスライスして出してくる!という日本料理店では予想外のサーブ方法でした。いやー、これまたこのお店が好きになった一品。サイズは小ぶりですが、美味しいです。

で、そろそろお腹も良い感じなので〆をお願いしよう!ということになるのですが、メニューを一目見た段階でこれを注文することが決定されたわけで。
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牛スジカレーうどん¥700なり。いやー、これがですね、こういう和食店の〆としては結構異端だと思うのですが、カレー好きは超必食!と断言するのだ。
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うどんとすると超細麺なのですが、五島手延べうどんを使っているとのこと。ぶりんぶりんとイイ感じのコシがあり、カレー出汁と程良いマッチング。牛筋だけでなくホソなどのホルモンも入っている出汁の味が濃厚で、脂の旨味が半端なく超ウマ。結構しっかり辛いのも、我々的にはポイント高し。
御店主に、超旨いですが!と感想を述べると、御店主曰く、伏見稲荷近くにある人気うどん店「けんどん屋」の立ち上げ時に参加していたので~とのことでした。人に歴史ありですなあ。いやー、この〆だけでも喰いに来たい!という感想。


で、いい感じでお腹パンパン。実は結構呑んでいて、生ビー1、ハイボール1、レモンチューハイ1、日本酒4合とチャンポンで色々呑んで、〆て¥16000!という大納得価格でした。非常に気に入ったので、また来ることになると思われます。カウンターも良いのですが、奥のテーブルで4人ぐらいで呑むにもよさそう。御馳走様でした、いいお店です!

店舗情報

店名:季すずめ(ときすずめ)
住所:京都市下京区亀屋町177
営業時間:17:00〜23:00(LO22:00)
定休日:日曜日
TEL:075-741-7382
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