2022年10月17日 更新

どれも美味しい!御所南に佇むミシュラン掲載の割烹居酒屋店「呑喜屋 むね」

御所南にたたずむミシュランビブグルマン掲載店の居酒屋割烹店「呑喜屋 むね」なり。

地元民ご用達の割烹料理店

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関係者の皆様は気を揉んだり喜んだりと、色々と忙しい月だと思われるのですが、基本、ビブグルマン店訪問狙いの門外漢で、星付き店の入れ替えは予算の関係でまったく気にしていない(汗)

ますます席が取れなくなるなあ!と思いつつ今年のミシュラン掲載店リストを眺めていると、京都のビブグルマン店もいつのまにやら、98軒!も掲載されていて驚くのですが、結構行ったことが無いお店があるよねということに気が付いたのだ。

小雨そぼ降る中、地下鉄烏丸御池駅から徒歩10分ほどでやってきた御所南エリア、堺町通夷川上ル。お店の名前は「呑喜屋 むね」、京都市内ではよく見かけるタイプの居酒屋割烹店。路地奥にまでずずずいっと進み、開け放たれた扉から店内に。エアコンなしでも快適な良い季節になりました。
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店内は奥に向かってずらーっと、カウンター席8席が並ぶ京町屋リノベーション系店ではよくある鰻の寝床系。テーブル席も2人掛け1卓、4人掛け1卓かな。
開店12年ほど経過しているお店なのですが、今年でビブグルマン3回目受賞という状況で、10年の時間経過を感じさせないすっきりした店内。ご店主と、サービス担当の女将さんの2名体制。
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柔和な喋り口調の女将さんが非常に話しかけやすいタイプの人で、涼しくなりましたね~!から、メニューの今日のオススメお料理までスムーズに諸事が進行。で、瓶ビールを頂きつつ、お料理は何にしようかなあ!と悩んでいると・・・
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驚くべきことに、これが付き出しなのだ。ビックリですな。御覧の通り、松茸の土瓶蒸しなのですが・・・
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ちゃんと松茸と鱧、ぎんなん入りの正統派。いや、まさかまさかなのですが、美味しいですな。今シーズン一発目の土瓶蒸しでした。(今年は中国の松茸の出来が悪いので、もう終わりという情報が・・・泣)
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「お腹が減っているので、しっかり食べますので!」と、お刺身を盛り合わせでお願いしたら、このようなてんこ盛り状態で登場。これがまた、どれもハイレベル。0時の方向から時計回りで、甘エビ、鮪トロ、赤身、鰤は背身と腹身、手前は河豚の薄造り、鱧の炙り、中央部の0時の方向からシロトリ貝、剣先イカ、シマアジだったような。なんとなんと、10種盛り! これだけ盛り込んで?と思うようなものが1つもないのが偉大。うわ、これ量多いや!と思ったのですが、するっと完食。いくらぐらいかな、¥4000は超えるかな。。
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日本酒の種類は6種類ほどで、そんなに豊富ではないのですが、各所から色々というような。私は山形は水戸部酒造謹製「山形正宗 辛口純米」からスタート。概ね山形の酒で嫌いなモノがないのですが、これまた口当たりは重くない、するりと呑みやすいタイプで後から切れてくるタイプ。お酒はこういう120ccグラスでの提供が標準。(お銚子もOK)
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相方は、珍しく京都伏見は松本酒造謹製「澤屋まつもと 守破離 純米酒 雄町 」をチョイス。確か、グラスで¥780とかそれぐらいのお値段でした
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あらかた、メニューにあれば食べているポテサラは¥580なり。マヨ系ではない、芋の旨味がしっかりのやわらかめなタイプでした。旨し~。
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手羽先の唐揚げは¥580なり。骨がにょきっと出ている京都の割烹系居酒屋ではたまに見かける切り方。サイズは小ぶりで食べやすいのですが、揚げたて熱々&超絶ジューシー! お勧めいたします~。 
お料理のお値段がこういう居酒屋価格から、結構良いお値段までかなり幅広い設定なのが面白いですな。
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これもすげえなあ!と思った白甘鯛の焼き物で¥2200なり。非常に肉厚(2cm越えです)且つかなり大きなサイズの甘鯛と思われるもので、鱗付きの皮はさっくさく、身はほこほこに仕上がっていて上等! いやー、いい日に当たりました。
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当然お酒も追加。秋田の秋田醸造謹製「ゆきの美人 山田錦 6号酵母仕込み 超辛純米吟醸酒」なり。華やかなフローラルなお酒なのに、キレ味も同居している超ウマ酒。本日一のオススメですな~。
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京都の居酒屋割烹系なお店では大定番!海老芋唐揚げ¥600なり。外はほどよくカリリと、咬むとぬったりとした食感が季節を感じますな。美味しいです。
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概ね満席になりそうな状況なので、おつまみで銀杏¥660を先にもらって、マッタリ。女将さんがちょこちょこテーブルをチェックしに来てくれて、お料理もうすぐ出ますので~!とか、お水はいかがですか~とか、こまめに気を使ってくれるのが嬉しい。

で、初めは我々と予約客カップルが1組だけだったのですが、当日予約電話が次々掛かってきて、結局テーブル席も含めて満席になるという状況。お料理がゆっくり目になるので、ゆっくりしたい我々は嬉しいのですが(汗) ちなみに場所柄か、この日の飛び込みのお客様はゼロ。
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で、更に追加酒。滋賀は松瀬酒造謹製「松の司 純米吟醸 楽 らく しぼりたて生」なり。松の司のベストセラー酒のようですが、華やかさは無い代わりにシミジミと滋養がありそうな食中酒なのだ。ニッコリ。
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〆はお肉だよ!と、ビーフカツ¥2200を注文。サイズ的にはちっちゃい(汗)のですが、丁寧に作られていて・・・
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歯が不要なほど柔らかく、且つジューシーに仕上がっていてニッコリ。サイズ感以上に満足度が高い一品ですな。とはいえ、〆にもうちょっと炭化物系なものが欲しいよね!ということで・・・
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スタートの松茸の土瓶蒸しが旨かったので、〆も松茸にゅうめん¥1100なり。
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コシを残したしっかりにゅうめんで、塩分控えめの旨ダシに松茸と三つ葉の香り。ま、大多数の日本人に支持されそうな一品。

いやー喰った喰った。〆て2時間ジャスト一本勝負、瓶ビール1本と日本酒は480ccほどと若干控えめ量ですが、量以上の満足感。。
〆てジャスト¥20000なり。刺身盛りが出てきた瞬間、それぐらいになるであろうなあという予感でしたが、概ね納得レベル。

ミシュランビブグルマンに名を連ねているのに、Googleマップや食べログにもあまり書き込みが無く、これは地元民が必死の抵抗で隠そうとしているお店だなあという感想。女将さんのホッコリ接客に癒されたい客が集まるお店でしょう。また、折をみて覗きに来たくなる良きお店ですな、予約は入りやすそうなので、ぜひ。

店舗情報

店名:呑喜屋 むね
住所:京都市中京区堺町通夷川上ル絹屋町127-5
営業時間:17:30~22:00
定休日:日曜日
TEL:075-241-3210
SNS:https://www.instagram.com/nonkiya_mune/
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