2018年10月6日 更新

伏見の住宅街に佇む穴場和食屋さん「出し巻と一品料理 宮」

伏見の丹波橋、住宅街に佇む穴場和食屋さん「出し巻と一品料理 宮」なり。祇園の有名鰻料理店で料理長を勤められたご主人が始められた本格派の和食店。

本格派の和食店

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「丹波橋に美味しいお店があるんですよ~!、本当に美味しいんですよ~!何を食べても美味しいんですよ~!」と力説するママさんに教えて頂いた和食店。それは一度行きましょうということに。事前にネットをググってみるも、ほぼ情報は皆無。
場所は丹波橋駅から丹波橋通の坂を下りていく住宅街の中で、回りにも飲食店はほぼ無い地域。竹田街道の南行き一方通行を北に折れると、道沿いこういうお店が見えてくる。

お店の名前は「出し巻と一品料理 宮」、祇園の有名鰻料理店で料理長を勤められたご主人が2年半ほど前にスタートされたお店。しかし、まあ、地元民でもほぼ気が付かない場所なのだ。シニアご夫婦お二人で回されていて、カウンター席6、小上がり4席と4人掛けテーブルが1卓というこじんまりした店内。
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カウンターの端っこに陣取り、あたりを見回す。さあ何を食べましょうかということに。品書きに「本日は松茸ごはんです」の文字を見つけて、にんまりする二人なのだ。
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まずは赤星で喉を潤す。女将さんがお酒好きの可愛らしい方で「女性だけサービスね!」と、自宅で漬けられている梅酒をグラスで。(写真失念~) お刺身を盛り合わせでお願いしつつ、後は様子で追加、ということに。
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突き出しがこういうお洒落な籠に入って登場。。流石ですなあ、では開けますよと。
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秋刀魚の生姜煮、枝豆に銀杏、奥の器は松茸とほうれん草のお浸し、それに鬼皮をつけたままほっくり焼いた大粒の栗。いやー、秋ですな、とことん。この時点で既に、当初の期待を大きく超えているのですなあ。
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今日の鰆は良いですよ~とご主人。左手からマグロに平目縁側、脂の乗った鰆、それにこりっこりのシマアジに、イカという布陣。うお、これは丹波橋クオリティではないなあ!と速攻で日本酒にスイッチするのだ。
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冷蔵庫には御覧のものから乾坤一に浦霞、招徳の花洛(ちなみに酒蔵までここから100m)、玉乃光などがある。一合では¥500~¥1800で、大体¥800ぐらいの良心的価格。乾坤一→招徳→浦霞→天狗舞と進行したように記憶。無冠杯は女将さんのチョイスらしく、後で氷入りグラスで味見させてもらいましたが、濃厚旨トロ口、てな感じですな。美味しかったです!
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で、既に相当幸せな気分になっていて、3品ほど更に追加。秋刀魚のたたきは¥700なり。スダチをぎゅっと絞ると至福ですなあ。トロよりもトロケる食感。旨すぎ~。本日その二!がこちら。この辺りで常連さんが1組入られて、ワイワイと楽しい雰囲気に。
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お料理を1人で回されているので、それなりにノンビリ進行なのですが、呑んでいるので無問題。女将さんが気を使ってくれて、お凌ぎに山椒が効いた自家製「椎茸昆布」をすっと出してくれたりしつつ。 こちらは蓮根の雲丹和えで¥400なり。いやー予想通りのお味なのですが、これだけで確実に一合呑める旨味満載な一品。
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煮た魚は小ぶりなのはありますか?と確認し、キンキをお願いする。ほっくり身離れ良く、これまた日本酒が進む進む・・・・。
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店名にも組み込まれている出汁巻は¥500というお手頃価格。出汁割合が5割ほどというアマチュアは巻き切るのも難しそうなジューシーさ。が、ほわんほわんなのだ。う巻も出来ますので、次回はそれにしよう~。
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昨日から入荷しているらしい、月見貝は2個で¥700なり。お隣で食べておられて、調理の際の香りにノックダウン~。バター焼ですがいやはや、火入れお上手ですな。甘口のタレがたまらなく!旨し~。
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〆は松茸ご飯。おつゆも付けますか?と確認されたのでぜひ!ということで。鱧落としと松茸の吸い物という、これまた贅沢な一品を。本当にお腹パンパンになりました、本日一がこの吸い物。 こういうかやくご飯は季節代わりで毎日出しているそうなので、楽しみですなあ。

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最後に、お店雰囲気写真。テーブル席はMAX5名可能だそうです。超超!気に入りました。 以上で、瓶ビール1に四合!呑んで、¥14000という納得価格。ご馳走様でした、また来ます~。

出し巻と一品料理 宮 店舗情報

店名:出し巻と一品料理 宮
住所:京都市伏見区東大国町1022-3 コーポ大黒1F
営業時間:17:30~LO21:00ごろ 
定休日:水曜日
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スイカ小太郎。 スイカ小太郎。