2023年10月13日 更新

【京都国立博物館】京都を代表する古刹『東福寺』初の大展覧会!紅葉名所の禅宗美術一堂☆

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は東山区、京都国立博物館で現在公開中の展覧会。京都を代表する古刹であり、紅葉の名所でもある東福寺初の大規模展覧会。

紅葉の名所としても知られる東福寺初の大規模展覧会

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東山区、東山七条にある京都国立博物館。1897年(明治30年)に開館し、平安時代から江戸時代にかけての京都の文化財を収集・保管・展示する文化施設。歴史的にも貴重な絵画や工芸品など、数々の名品を多彩な切り口で展示し、いつも面白い発見に満ちた場所。

今回は10月7日から開催中の特別展「東福寺」を鑑賞しようとやってきました。今春、東京国立博物館でも開催され、予想以上の展示内容の凄さに人気を博し大好評のうちに閉幕しました。そして、今秋凱旋帰京した本展覧会。
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で、会期中の平日限定で来館者プレゼントとして仏手ステッカーを配布されていて、私もありがたくいただきました(笑)こちらは、なくなり次第終了とのこと。実際これが展示されていて、撮影可能スポットになっています。

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京都国立博物館は展覧会鑑賞目的で内覧するのはもちろん、建造物を見学するにも面白い施設。

現在展覧会で主に使用されている平成知新館は、ニューヨーク近代美術館 新館、東京国立博物館 法隆寺宝物館、豊田市美術館などを手がけた世界的建築家・谷口吉生氏設計の21世紀の建物。

片や、京博のシンボルと言うべき煉瓦造りの洋風建築・明治古都館と表門(西門)は1897年(明治30年)5月1日に「帝国京都博物館」として開館した重要文化財指定の建物。

そんな新旧の時代の建物が同じ敷地内に同居する、ちょっと面白い博物館でもあります。
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そして、こちらが展覧会会場である平成知新館。

かつてここには豊臣秀吉が創建した方広寺のあった場所で、エントランス部分にある二重の円形デザインはただの装飾ではなく、かつて方広寺の柱が立っていた場所を再現しています。
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そして、展覧会会場には紅葉の名所として全国的にも知られる絶景スポット・通天橋からの眺望を再現した造りになっています。実際、このような紅葉風景になるのはまだ先ですが、徐々に秋めく風景へと現在進行中の東福寺。
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本展の音声ガイドには、ナビゲーターには俳優・木村多江さん、解説ナレーションに声優・子安武人さんと豪華な顔ぶれ。
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新緑や紅葉の名所である東福寺は、京都を代表する禅寺の一つ。通称「東福寺の伽藍面」と称えられる中世以来の数々の巨大建造物に、見る者全てが圧倒されるスケール感の古刹。

本展のような寺宝を大規模にまとめて紹介する機会は初となり、伝説の絵仏師・明兆による記念碑的大作「五百羅漢図」全幅を修理後初公開。また巨大伽藍にふさわしい特大サイズの仏像や書画類も一堂に展示されるのが見どころ。

会場では3フロアに渡り、大きく5章に分け、第1章東福寺の創建と円爾(えんに)、第2章聖一派(しょういちは)の形成と展開、第3章伝説の絵仏師・明兆(みんちょう)、第4章禅宗文化と海外交流、第5章巨大伽藍と仏教彫刻、という構成で紹介。

草創以来の東福寺の歴史を辿りつつ、大陸との交流を通して花開いた禅宗文化の全容を幅広く紹介し、東福寺の日本文化における意義とその魅力を余すところなく紹介。
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途中、映像コーナーでは上空から俯瞰した東福寺境内の様子とともに、紅葉の美しさも紹介。
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基本、展覧会の展示は撮影不可ですが、一部撮影可能な展示物もあります。
こちらはかつて「新大仏」とも称えられた巨大本尊の左手部分。明治時代初期の大火により焼け残った一部がこちら。長さ約2.2mもあり、それに見合う本尊はかなりの大仏ぶりだったことがわかります。
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さらに、こちらも撮影可能スポット。旧本尊の台座蓮弁の一部でもこのデカさ。横幅約1m。このように、その巨大伽藍にふさわしい仏像や仏画などを目の当たりにできます。

そして、なんといっても圧巻は14年にわたる修復を経た大作「五百羅漢図」には、漫画のような吹き出し付きの解説もあり、まるで漫画の読むような親近感もわき、特に若い方やそれほど仏教美術に専門的知識のない方にもとっつきやすく楽しめる工夫がされています。外国人観光客にもそのスケール感の凄さは万国共通のようで、じっくり鑑賞されてる方も多く見かけました。
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展覧会にまつわるグッズも多彩。特に和菓子では老舗ぞろいで、鍵善良房、千本玉壽軒、塩芳軒、亀屋良長など、そうそうたる名店。関連イベントとして、各店舗にて和菓子作り教室なども展覧会期間に合わせて実施。日程、詳細は各店舗にてお問合せください。
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モチーフにしやすい仏像や仏画満載ということで、いろんなグッズに転用されていました(笑)
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そんな中、ちょっとガチな感じの東福寺「花供御(はなくご)」。
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もともとお正月に御本尊のお供えの鏡餅のお下がりを小さく刻み、あられにしたもので、涅槃会法要の際参拝者に配られていたもの。『はなくご』という音とお返しのあられの見た目が似ていることから『お釈迦様の鼻クソ』と揶揄され、『花供御(はなくそ)』と呼ばれるようになったと言われています(笑)無業息災が叶う限定品。

そして、会期中の土曜日には専門家を交えた記念講演会も予定され、より深く東福寺の魅力について解説されます。そして展覧会を鑑賞した後には、ぜひ東福寺へも訪れ、その巨大伽藍の圧倒的存在感を体感してみてください!東福寺初の大規模展覧会、お見逃しなく!!

詳細情報

展覧会名
特別展 東福寺

会期
2023(令和5)年10月7日(土)~12月3日(日)
[主な展示替]
前期展示:2023年10月7日(土)~11月5日(日)
後期展示:2023年11月7日(火)~12月3日(日)
※会期中、一部の作品は上記以外にも展示替を行います。

会場
京都国立博物館 平成知新館

休館日
月曜日
※ただし10月9日(月・祝)は開館、翌10日(火)休館

開館時間
9:00~17:30(入館は17:00まで)

観覧料
一般 1,800円(1,600円)
大学生 1,200円(1,000円)
高校生 700円(500円)

公式サイト
https://www.kyohaku.go.jp/jp/exhibitions/special/tofukuji_2023/#Contents02
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