2019年7月15日 更新

【2019京都祇園祭】1150年奉祝☆一年の厄病・災難除けを願うお守り『粽(ちまき)』は御本社で「八坂神社」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は祇園祭時期に授与される厄除けのお守り『粽(ちまき)』。各山鉾にもありますが、今年祇園祭1150年の節目、御本社・八坂神社の粽をいただきました。

1150年奉祝☆祇園祭の節目の年に御本社の粽

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現在絶賛進行中の2019祇園祭。
今年は令和元年。祇園祭が創始され1150年の節目の年を迎えるということで、御本社である八坂神社へやってきました。

一年の厄除けのお守り『粽(ちまき)』をいただきに。
粽というと、よく長刀鉾の粽を見かけ、他山鉾で授与されているものという認識ですが、ここ八坂神社でももちろん授与されています。
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祭りの総元締めとなる神社ということで、いつも以上に参拝客が多く、本殿への参拝には行列ができていました。
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境内中央にある舞殿には御神輿が待機。
この後、宵宮祭が執り行われる予定で、境内の灯を消し浄闇の内で御神輿に御神霊を遷し奉る神事。
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山鉾巡行後、夜に執り行われる神幸祭や還幸祭で御神輿がこのルートで巡行。
雅やかな山鉾巡行とはまた違った風情の、どちらかというと荒々しいお祭り。一般的には神幸祭や還幸祭の方がお祭りらしい雰囲気かもしれません。
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そして、もちろん御本社でも厄除けの粽を授与されています。

もともと粽(ちまき)とは食べるものではなく、中身のない食べられないもの。山鉾巡行に際して鉾上より囃子方が投げる粽を見物人が持ち帰り、門口に吊るして一年の厄病災難よけにしたことが今の形に。
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他、八坂神社ではこんな厄除ぜんざいもあります。こちらは通年あり。
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そして、今の時期なら八坂神社へ行かずとも、こちら四条通りにある四条御旅所でも粽を授与されています。

ちなみに御旅所とは、神社の祭礼で神輿が休憩したり宿泊したりする場所のことで、祭り期間中の7月17日~24日に八坂神社舞殿にあった御神輿3基がここに奉安されます。天正19年(1592)に豊臣秀吉が、大政所御旅所と少将井御旅所を統合移設したのがこの御旅所。

ふだんはお土産物屋さんになっている場所ですが、祭り期間中はこのように。
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ここでは24日まで粽が授与されるそうです。
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洛北深泥池付近の農家が山から笹をとり中味なしで巻いて作られた粽。

元来「ちまき」は和名「茅まき」。茅の輪と同様、茅に特別の霊性を認めた日本古来の考え方から厄除けに。
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同時に祇園水も販売されています。祭り期間中の水分補給に。
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そして、今年は長刀鉾と八坂神社の粽、2つ飾ることにしました。

長刀鉾の粽、連日行列で午前中には完売と聞いていたので今年は入手困難かと思っていましたが、運よく人の少ない時間帯だったらしく3分程度の待ち時間。

祇園祭創始1150年の節目の年に、山鉾の粽とちがい授与期間が長い御本社である八坂神社の粽も、ぜひ玄関口に吊るし厄除けにしてください。

あと、最近ネットで転売する人もいて問題になっている粽。罰が当たりますよ。おやめください。

八坂神社 へのツイート

基本情報

住所: 京都市東山区祇園町北側625
電話番号:075-561-6155
拝観時間:自由
拝観料:無料
公式サイト:http://www.yasaka-jinja.or.jp/
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