2017年8月27日 更新

虫送りの風習を再現した棚田の里「宕陰竹灯籠」

「にほんの里100選」にも選定された棚田一帯に、1年に1日だけ灯籠が灯されます。

棚田の里「宕陰」

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「宕陰(とういん)」は愛宕山麓の清流が美しい樒原と越畑の二つの地区で構成される棚田の里です。
この地域には、たいまつを持って田を練り歩き、害虫を駆除して豊作を祈願する「虫送り」という風習があります。昔から伝わる「虫送り」の風習を再現したのが「竹灯籠」です。
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3回目を迎える「宕陰竹灯籠」に行ってきました

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8月26日、JR八木駅より京阪京都交通バスを利用して現地に向いました。路線バスの43系統原神吉線で約40分、宕陰出張所前で下車します。竹灯籠当日は臨時便も運行されます。
宕陰出張所前では、地元の方々が焼きそばやおにぎり、フランクフルト、飲み物などを準備していました。
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宕陰出張所前に広がる棚田一帯には竹灯籠が準備されていました。
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暗くなる前に付近を散策。「にほんの里100選」にも選定された棚田の風景。
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近くには、古来よりの愛宕信仰を受け継ぐ「四所神社」があります。
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点火前に腹ごしらえ。棚田のお米で作ったおにぎり(150円)は絶品。シャキシャキとしたキャベツがたっぷり入った焼きそばも実に美味しかったです。ジュースや缶ビールも販売しています。

幻想的な竹灯籠

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やがて日没。この日は見事な夕焼けを見ることが出来ました。
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竹灯籠の点火は午後7時。最初に開会式が行われ、区長さんなどから挨拶などのあと、四所神社を出発した「たいまつ」が会場に到着。
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点灯式。次々と竹灯籠に点火。
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幽玄の世界が拡がります。
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日が暮れて、辺りは竹灯籠の光のみに。
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午後8時すぎ、閉会式が行われ、八木駅行きの臨時便のバスも到着。地元の方々に見送られて宕陰を後にしました。
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来年の開催も決定しているそうなので、是非、里山の風景に触れながら、幽玄の世界を体験してみてはいかがでしょうか。

「宕陰竹灯籠」詳細情報

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日時:平成29年8月26日(土曜日) 午後5時~午後8時30分【雨天中止】
場所:右京区役所宕陰出張所前の棚田
主催:宕陰活性化実行委員会
交通:京都縦貫道千代川ICから車で30分/JR山陰本線八木駅からバスで45分又は車で20分
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よしつね よしつね