2020年1月12日 更新

【京都ランチめぐり】NHK大河ドラマ『麒麟がくる』で沸く福知山の老舗グルメ!冬の味覚牡蠣づくし☆「かき末」

おおきに~豆はなどす☆今回は今年からスタートするNHK大河ドラマでも注目スポット・福知山の名店ランチ。大正時代創業の老舗でいただくかき料理の数々。

創業大正15年の老舗かき料理専門店

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京都府福知山市。今年からスタートするNHK大河ドラマ『麒麟がくる』の舞台として、今注目を集める場所・福知山。主人公である明智光秀の丹波の拠点となった地。

このすぐ近くには、光秀ゆかりのスポット、御霊神社もあります。そして、その周辺には旅館や民宿などが軒を連ね、昭和風情も残り、散策するにも面白い場所なんですが。
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あまりなじみのない場所で食事をする際には、その町の歴史もわかるような老舗へ行くことしばしばなんですが。
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今回のお店もそんな一軒。
福知山ではとても有名な、大正15年創業の老舗かき料理専門店。お店の外観も古そうな佇まいですが。
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店内へ入ると、いかにも老舗の鄙びた雰囲気漂う玄関口。靴を脱いで中へ。
これ自体は新しそうですが、お店の古い雰囲気づくりにも一役買うような、昔タイプの電話機。その上にはボンボン時計も。
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細い畳敷きの廊下の両側には小さい座敷部屋が並んでいます。
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中庭があり、通ってきた廊下部屋並ぶ建物の外観が見えます。
これ、大阪や長野県松本城周辺の川縁で、今でも見かける昔ながらの伝統的営業スタイルの和船『かき舟』。その上屋をここに移したもの。季節限定で営業するかき料理専門店。

1600年代に広島のかき舟が大阪までかきを船で運び販売。1800年代にはさらにそのかきを使った料理を船で提供したのが始まりとされます。
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中は3畳程度の座敷部屋。ちゃぶ台にはあらかじめガスコンロがセッティング。かつてのかき舟の上屋ということで、障子を開けると、通常は水辺が見えるんでしょうが、他の住宅が見えます(笑)
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床の間や調度品もあり、舟の上とはいえ、設えは座敷部屋そのままに。
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欄間もあり、なかなかの風情。
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そしてメニューがこちら。
今回まったく予備知識なく入店し、好きなものを注文できると思っていたんですが、ここではかき鍋・土手焼をまず注文するのがルール。

なのですが、ちょうど鍋料理を食べてきたばかりだったんで、今回だけは特別に土手焼なしで注文することで了承いただき、かきフライ800円、かきめし800円、殻付生かきの貝むし600円を注文。
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着物を着た中居さんが対応してくださいます。やかんもレトロ感あり。
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まずは貝むし。こちらでは広島の牡蠣を使用。伝統的スタイル。昔なら船で運んだところ、今ではクール便で直送だそうです(笑)

見るからに大ぶりな殻付生がきの貝むし。中居さんが殻から外してくれます。
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かなり肉厚の極上かき。恐らく2年以上養殖したもの。かなり大ぶりです。
そしてタレは醤油ベースのほんのり生姜の効いたもので、それがなんとも料理屋的味わいでなかなかいい!
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さらにカキフライ。伝統的なかき舟でも、明治以降ハイカラな食べ物としてカキフライを提供してたそうです。
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こちらも大ぶり。レモンを絞り、ソースでいただく。かき自体の旨味が強く、さらに衣の具合もベストマッチ。
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さらに、年季の入った羽釜で炊かれたかきめし。美味しそうな香りをたたえた湯気が上り、炊き立てであることがわかります。
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全部そろった画。
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かきめしも中居さんがよそってくれましたが、ちょっと食べ方が面白いです。
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かきめしの上にワサビ、海苔を乗せ、出汁をひとたらし。

わりとしっかりとした味付けの炊き込みご飯で、お酒や醤油、が効いて、わりとパンチのある味わいのかきに丁度合う美味しさ。わさびを利かすとその旨味の輪郭がハッキリと浮き出てくるような。
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おかわりももちろん(笑)
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大体かきめしって、炊いているうちにかきがかなり小さくなり、その存在感が薄れてしまいがちですが、しっかり食べごたえあるサイズです。こちらも。
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そして、伝統的スタイルで広島菜漬。いい歯触り。

今回土手鍋はいただきませんでしたが、かなりたっぷりのかきが入ったかき好きにはたまらない鍋のようで、別の機会に食べたい!と思えるほど。今回は残念でしたが。

福知山グルメの筆頭とも呼べる、名店ランチ。季節限定営業ですので、ご注意ください。

ヨ〜イヤサ〜♪

かき末 への口コミ

詳細情報

店名:かき末
住所:京都府福知山市西中ノ町216
電話番号:0773-22-3532
営業時間:11:00~22:00(10月中旬~3月末日のみ営業)
定休日:水曜日
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