2022年10月30日 更新

【2022京都紅葉最新】秋澄む境内の静寂に包まれた砂絵『白砂壇』☆鹿ケ谷「法然院」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は鹿ケ谷にある法然院。静寂に包まれた雰囲気が人気のお寺。文豪・谷崎潤一郎のお墓があることでも有名。10月23日撮影。

東山連山の山裾にひっそりとたたずむ静かな紅葉スポット

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左京区鹿ケ谷にある浄土宗系のお寺「鹿ケ谷法然院」。この日は休日の朝、紅葉チェックとともに久々に訪れてみました。先週の様子です。東山連山の山裾にひっそりと構え、自然豊かで静寂に包まれた雰囲気が人気のお寺です。
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平安末期から鎌倉初期にかけて活躍した、浄土宗開祖・法然が弟子たちと共に六時礼讃行を修した草庵から由来し、さらに江戸時代に知恩院第38世の萬無が念仏道場として法然ゆかりの地に再建したのが今の姿。
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この日は朝方小雨が降り、少し潤う参道を行きます。山側には墓地があり、著名な学者、文人、画家の墓が数多く存在します。中でも、作家・谷崎潤一郎のお墓があることでも有名で、晩年、谷崎がここ鹿ケ谷に居を構え、ゆかりのあった場所であることを物語っています。
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山門は京都のお寺の中でも珍しく茅葺になっています。山間にある、かつて草庵であった雰囲気を彷彿とさせるような、そんな佇まい。
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山門をくぐり見下ろすと、まるで板チョコのように端正に盛られた砂『白砂壇』が左右一対に。さらにそこには季節をイメージした砂絵が施され、訪れる観光客にとって楽しみの一つでもあります。
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風や波、水の流れるようなイメージですかね。落ち葉を伴いつつ描かれています。
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これからさらに秋が深まると、毎年紅葉をイメージするようなモミジやイチョウの葉が白砂壇に描かれ、錦秋の風景と相まって法然院らしい光景が展開されます。

まだちょっと紅葉には早いようで、うっすら黄色くなりつつあるかな?という具合。法然院は東山に沿って立地する紅葉の名所の中でも、毎年紅葉の進行具合が比較的遅めと言えるかもしれません。
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苔好きにはたまらない、びっしりと生えた山門屋根の苔。紅葉とのコントラストとして映える緑です。
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境内中央に池があり、そこに架かる石橋。紅葉時期には多くの方がここからの風景を撮影されます。この日は一人占めでしたが。
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手水鉢には晩秋の花、白と黄色の菊が飾られ、そこから水が糸のようにしたたり落ち、秋の朝に潤いを満たしていました。

境内では時折野鳥のさえずりが澄んだ秋に響き渡り、瞑想にふけるのにもいい空間。特に紅葉シーズンはわびさび感も漂う素敵な場所で、オススメです。

詳細情報

名称:鹿ケ谷法然院
場所:京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30
電話番号:075-771-2420
関連サイト:http://www.honen-in.jp/
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