2016年12月16日 更新

上桂*手付かずの豊かな風景に癒やされる!心休まる静かなお寺「浄住寺(じょうじゅうじ)」

先日ご紹介した【インスタグラマーと行く紅葉撮影ツアー】で訪れた浄住寺(じょうじゅうじ)。山手にあり手付かずの自然が残る素朴で癒されるお寺なのですが、紅葉の穴場としても最近注目を浴びています。ギリギリ残り紅葉も楽しめそうですよ!

山裾にひっそり佇むお寺

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京都市内には1,000以上の寺院があると言われ、有名寺院も数多く参拝者が絶えませんが、人出少なくひっそりと佇む趣のある寺院も多いのもまた事実。
ずっと西地区に住んでいる私ですが、お恥ずかしながら全然知りませんでした…

撮影で訪れた浄住寺もそのひとつで、山が近い住宅街に紛れるように存在していますが、一歩中へ入るとその存在感に圧倒されます。
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本堂へ続く石段、参道を紅葉が敷地全体を囲むように茂っている姿など、とても雰囲気があり魅了されます。
実は知る人ぞ知る紅葉の名所で、タクシー運転手さんが穴場の名所として案内される事もしばしば。
過度な手入れがされてなく、そのままいうのも魅力的。素朴な表情が堪能できてとても素敵。
公家(旧伯爵)である葉室家の菩提寺
本尊は釈迦如来。洛西の紅葉寺院。

西暦810年に嵯峨天皇の勅願寺として慈覚大師(円仁)によって天台宗の寺院として創建。
その後、叡尊により律宗、鉄牛道機により黄檗宗と宗派を換え、現在に至る。
現在の本堂は1697年に再建。
方丈は元武家屋敷(築300年以上)で伊達騒動の張本人・伊達綱村の幼少期時代の建物を移築。
毒殺されかけた綱村の屋敷からか、寺院では珍しく武者隠しやうぐいす張りの床がある
豊臣秀吉の安堵状
狩野派・狩野永岳の雲龍図
後水尾法皇・三幅対
鑑真の飛行鉢
など蔵する
境内全域が京都市の文化財環境保全地域に指定されているというこちらは大変歴史が古く、再建されたものの1,200年以上前に創建されたそう。観音霊場第三十番札所でもあります。

現在はこの敷地のみですが、以前は「山田岐れ(わかれ)」の交差点あたりから近隣の地蔵院あたりも敷地だったそうで、勢力があった事がうかがえます。

そして大昔は、この辺り茶畑がありお茶が栽培されていたそう。そういう跡や文献などが残っているそうです。
お茶と言えば南地域の印象なので驚き!
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石段を登った先にある本堂や方丈には、仏像や黄檗宗、皇族、公家や武家関係のものなど数多くの寺宝があり、歴史の深さを物語っています。
本堂や方丈は普段非公開で中に入る事ができませんが、本堂は入口からこのような姿を拝める事ができ、心が安らぎます。

非公開ではありますが、事前予約で貸切拝観や一般特別公開もされていますので、興味がある方はお問い合わせください。
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伊達家の武家屋敷で、300年前に浄住寺に移築されたという方丈。
ツアーという事で、特別に中へ入らせていただきました。

室内には徳川の家紋が入った掛け軸や、当時描かれたと思われる壁画などが残っておりとても興味深く見学。
また当時のお偉方が座っていたであろう間を眺めながら、遠い歴史に思いを馳せてみたり。

縁側から望む庭が美しいのも魅力。派手さはないですが、こちらも心落ち着く癒やしの空間でした。
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また毎月第2・第4日曜日に、座禅会が開催されています。
前日17時までの予約で9〜17時の間で1時間程度、座禅や法話などあるそうです。体験料は1000円。
この雰囲気・空間の中での座禅体験は貴重なものになる事間違いなし。
12/25が今年最終ですので、体験されたい方はお申込みを。私も是非行ってみようと思っています。

見事な紅葉や自然豊かなロケーション、静かな佇まいに心奪われ、ツアー以降何回も通うぐらい、個人的にめっちゃ気に入った浄住寺。
ゆったりとした時間を過ごしたい、静かに自分に向き合いたいときなどに是非訪れて欲しいです。

まだまだ紅葉🍁 #浄住寺 #autumnleaves #autumncolors #autumn🍁

Akira Uokawaさん(@akirauokawa)が投稿した写真 -

SPOT DATA

住所:京都市西京区山田開キ町9
電話:075-381-6029
拝観無料・見学自由(本堂・方丈庭園は非公開)
拝観時間:だいたい9:00〜17:00
アクセス:阪急電車嵐山線 上桂駅下車 徒歩約15分

関連サイト:https://shojo.localinfo.jp/pages/115452/page_201509212131
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