2018年6月29日 更新

ジビエ料理を創作料理スタイルで「ジビエ食堂」【西洞院蛸薬師】

西洞院蛸薬師下ル、赤提灯が特徴的な「ジビエ食堂」なり。フレンチをベースにフリーダムな調理法でジビエを食べさせてくれます。

ジビエを創作料理スタイルで

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知人が通りかかったお店の外観写真をアップされていて、その赤提灯のインパクトに思わず!検索して行ってみよう!と思ったお店、ジビエ食堂なり。
場所は、西洞院蛸薬師下ル。どうです? この赤提灯の存在感、というか違和感というか汗汗。提灯を除くとお店外観は明らかにオシャレなカフェ系物件なのですが、店名のアンバランス感とともになんとも目を引きますな。
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外に掲げていたメニューの一部。コースは特にありませんが、グループ客ならお願いできる模様。仕入れ状況でコロコロ変わるらしく¥5000から、というお手軽価格。我々は初見ですので、アラカルトでお願いするのだ。メニューをみる限り創作ビストロ、という感じ。店内に。 

カウンター内にはトーク軽快なお若い男前シェフ。現在研修中なサービス担当のお兄さんの2名編成。店内も落ち着いたシックな雰囲気で食堂ではありませんな。カウンター席が7席に2人テーブルがいくつか。いくつか、というのは、8名のグループ客が入っていたから。別に女性カップル1組で、私以外全員女性。
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まずは、泡グラス¥700でほっこりしつつ、注文した御料理を待つのだ。グラスワインは¥500と¥900の二段階システムで、ボトルも¥4000と¥8000なり。ビオワインを中心に置いてます~、とシェフ。(ボトルをチラ見したところによると、多分ディオニー)
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突き出しから面白い。中身は温泉玉子なのですが、どうも燻製しているようで、更に上からインド料理のライタのようなクミンやクローブなどのスパイスの効いたクリーム系ソースを掛けてある。様々な香りが食欲をくすぐる、なかなか乙なお味。
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お次は、パテドカンパーニュで¥780なり。鶏レバーと猪を使っているもの。しっとり食感で塩加減適切、ボリュームもかなりしっかり系。イケております。 付け合わせがキャベツのアンチョビ炒めだったり、なかなか思いつかない組み合わせ。
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で、更に前菜から京赤地鶏ハムの野菜サラダは¥680なり。鶏ハムは我が家でもたまに作るのですが、非常にしっとりと仕上がっていて二重丸。真空低温調理でしょうな。
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で両方ともパンに合うメニューだったのでお願いしました。焼きたて熱々でニッコリ。
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メインの皿。今日のジビエは蝦夷鹿で100g¥1980なり。200gでお願いしました。 御覧のように火入れは非常に適切。これもソースが変わっていて、擂り胡麻入りの味噌っぽい和風な感じのものなのですが、コレが鹿に超合う!という発見。付け合わせのほうれん草の根っこも美味しい。
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旨い旨いと喜んで食べていると、お隣のグループ客の〆メニュー用に炊いた土鍋炊ご飯が余ったので、お焦げはいかかですか?とお裾分けしてくれたのだ。ありがとうございます~。 が、頂いてみてとびっくり。上質な魚ダシを感じる山芋とろろに実山椒。まさかこういうものをビストロのコースに組み込んでいるとは。便宜上、フレンチで書き始めたのですが、なんともフリーダム。
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先にお願いしたスープが、お焦げと共にこのタイミングで出てくるのが小憎い。トリュフオイルを掛けたタマネギのポタージュなのですがバニラの香りを利かせてあるので、非常に甘く感じられて美味しい。砂糖はまったく使っていないのですよ~、とシェフ。¥480×2なり。
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かなり、お腹いっぱいなのですが、これは甘いものも1つ行っとこう!とお願いした、紅茶のクレームブリュレとレモンのソルベは¥
¥680なり。最後までチャンとされています。大満足なり。

で、泡グラス2に赤グラス4とそこそこ呑んで¥13000ほどと大納得価格。シェフはまだお若いのにフランス料理に鮮魚店、焼き鳥の経験があるという異色の経歴の持ち主らしいのですが、なかなかのアイデアマンですな。
まだちょっとメニューが少なめなので、今後どういう展開になるのか、ちょくちょく覗きに来たくなった一軒。ご馳走様でした、また来ます!

ジビエ食堂 クチコミでの評判

ジビエ食堂 店舗情報

店名:ジビエ食堂
住所:京都市中京区西洞院蛸薬師下ル古西町441
営業時間:17:00~23:00
定休日:不定休
TEL:075-746-3478
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スイカ小太郎。 スイカ小太郎。