京都大学のすぐ隣『吉田神社』
京都大学のすぐ側にある『吉田神社』は859年に平安京の守護神として創建されました。導き厄除け開運の神様で2月2日~4日に行われる節分祭では、疫神祭(えきじんさい)や追儺式(ついなしき)、火炉祭(かろさい)が行われます。特に追儺式は「鬼やらい」として有名です。
「鬼やらい」
平安時代から続いている歴史ある行事で節分祭の中心をなしていて、節分前日の午後6時に本宮で行われます。黄金四つ目の仮面を被った大舎人が盾と矛を持った方相氏となり、小童を多数従えて陰陽師が祭文を奏し、終えれば方相氏が大声を発して盾を三回打ちながら舞殿を巡ります。そして最後に殿上人が桃弓で葦矢を放ち、疫鬼を追い払います。
『鴨川ホルモー』
万城目学さんの小説で、京大生たちの謎の部活「ホルモー」が恋愛や成長を絡め描かれています。作者が京大卒ということ、舞台が京都ということもあり「もしかしたらもしかするんじゃないか…」とグイグイ物語の中に引っ張っていってくれる大好きな小説の1つです。もうね、絶対読んでほしい!ちなみにスピンオフの「ホルモー六景」もおすすめです。観光ガイド以上に京都に行きたくなるし、さらに京都が好きになると思います。
奈良の『春日大社』との関係
「あれ、鹿がいる。春日大社みたい」と思って調べてみると、藤原山䕃(やまかげ)が奈良の春日神を吉田山西麓に勧請して氏神と祀ったことが由来だそうです。平城京に『春日大社』、長岡京に『大原野神社』も祀られています。
『山䕃神社』
境内が広くて境内社も多いため、今回は藤原山䕃つながりで『山䕃(やまかげ)神社』をご紹介します。吉田神社の創建に貢献した神社で藤原山䕃を祀っています。藤原山䕃は日本で初めてあらゆる食物を調理調味づけたといわれていて、そのため古来より包丁の神・料理飲食の祖神として信仰を集めています。毎年5月8日に例祭があり、京都の料理飲食行関係者たちが参列されています。
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