2019年9月23日 更新

【京都産業遺産】かつて京の酒処伏見にも!昭和中期に姿を消した幻の遺構☆「伏見インクライン」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は幻の遺構。琵琶湖疏水、蹴上インクラインは有名だが、かつて伏見にも存在したインクライン。

蹴上だけじゃない!伏見にもかつてインクラインがあった!!

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琵琶湖疏水、蹴上にあるインクライン。明治時から昭和中期まで活躍した、舟運の一区画として利用された、傾斜鉄道。

特に春の桜のシーズンには、インクライン沿の桜並木を観に多くの観光客が集う人気スポット。インクラインといえば、蹴上しか思い浮かばないくらい有名ですが。
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そのすぐ近くにある、入場無料施設・琵琶湖疏水記念館。

京都市が琵琶湖疏水竣工100周年を記念して、疏水の意義を伝え先人の偉業を顕彰するために、平成元年8月に開館した施設。水道局管轄。経産省の近代化産業遺産にも指定。

そして、今年開館30周年を迎え、それを記念して3月にリニューアルオープン。
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で、その中にある展示で気になるものを発見。
聞きなれない『伏見インクライン』。かつては伏見にもインクラインがあったの?と。おそらく地元民でも知らない人多数の事実。

そんなことをきっかけに、かつての伏見インクラインの面影は残っているんだろうか?と今回その場所に行ってみることに。

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伏見区墨染界隈。近鉄伏見駅から国道24号線を東へ進むと傾斜が続く場所。
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その頂から、疏水が見えるんですが。
琵琶湖疏水の中でも伏見区を流れる部分を『鴨川運河』と呼び、深草、藤森近辺を京阪電車と並行して流れ、墨染で西に進路を変え、伏見下溜から再び南下。その要所。
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この登り口に伏見分所があります。
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中へは入れないので、外側からの観察になりますが、疏水の水流をここで管理していることがうかがえます。
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金網越しからになりますが、階段をのぼると疏水沿に遊歩道があり、そこから金網越しにダムのように疏水の水が堰き止められていたり。
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蹴上の582m、高低差は38m、勾配15分の1に対して、291m、高低差は15m、勾配10分の1と、蹴上以上の急勾配であった伏見インクライン。たしかにここまで上るのに息が切れました(笑)
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1959(昭和34)年に姿を消してしまいましたが、もし現存していれば貴重な観光資源になっていたかもしれない伏見インクライン。

当時を推し量る近代産業の遺構として、この界隈を散策してみるのも面白いですよ。

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基本情報

名称:伏見インクライン
住所:京都市伏見区桃山町丹下

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