2021年2月25日 更新

【関西初?!】京都伏見 全蔵元の酒を制覇できる『伏水酒蔵小路』の物販店で新サービス準備中!

120銘柄以上を取り揃える酒蔵カウンターで「18蔵の利き酒セット」が楽しめる『伏水酒蔵小路』の物販店『伏水酒蔵堂』に、蔵元直送、新鮮な清酒をサーマルタンクから直接注いで量り売りするサービスが2021年3月中旬にスタートされます。今回、キョウトピで一足先にお試しさせていただきました!

120銘柄の伏見の酒を飲み比べ『伏水酒蔵小路』の物販店『伏水酒蔵堂』

 (201896)

伏見酒造組合に属する蔵元の日本酒120銘柄以上を取り揃える酒蔵カウンターと、バラエティーに富んだうまいもん専門店8店が集まった、酒好きのテーマパークと呼んでも過言ではない人気の飲食複合施設『伏水酒蔵小路』。2020年4月、すぐ近くに物販店ができていることはご存知でしょうか??
 (201214)

『伏水酒蔵小路』といえば、これ!18種の升に並んだ伏見の酒を利き酒できる「十八蔵のきき酒セット」。見た目のゴージャスさとインパクト、お料理との相性も考えられた組み合わせ、飲み過ぎにならずにいろんなお酒を楽しめるとあって大人気のメニューです。

利き酒して「これ、好み!」と思ったら家でも飲みたいですよね? そういう人たちは、納屋町商店街側の入り口から出て、南へ2分ほど歩けば、売ってます!それが『伏水酒蔵堂』。
 (200865)

『伏水酒蔵堂』は、大小の酒蔵が集まる伏見の地にあって、各酒蔵と繋がりを持ち、さまざまな酒を取り扱う伏見の酒のアンテナショップ。『伏水酒蔵小路』利用者なら5%になるお得なクーポンも!

もちろん利用者以外もお買い物できます。地方発送の取り扱いもあるので、伏見観光の立ち寄りスポットとしてもオススメです。

3つのサーマルタンクに3つの酒蔵の純米酒

 (200867)

その『伏水酒蔵堂』から新しいサービスをスタート予定です。それが、1g=2円〜の日本酒量り売り。

関西初かもしれないこのサービスが生まれた背景は、京都産の酒米「祝(いわい)」を守るため。
というのも、長引くコロナ自粛は、飲食店だけではなく、飲食店にお酒を卸す酒蔵にもダメージを与えていて、引いては酒米をつくる農家にも影響を与えています。

酒米とうるち米(ごはんのお米)は、品種も味も違い、栽培にはより高い技術が必要になります。もし、お酒が売れないからと酒米が作られなくなり、いったん減反(田んぼをなくす)してしまうと、もう一度酒米をつくる土を育てるのに20年間の時間がかかるといいます。

日本酒好きとしては、その危機から「祝」を守りたい。との思いが高まり、今回の量り売りサービスが生まれたそうです。
 (200866)

お店に設置されたサーマルタンクは3台。
サーマルタンクは、清酒の保存や鮮度維持に最適な清酒専用の密閉型冷蔵タンクです。
3台のタンクには、伏見の酒蔵から3軒が、それぞれに『伏水酒蔵堂』のために醸したオリジナルの純米酒が入ります。自分の好みに合う酒を選んで、飲みたい量だけを購入します。
どの蔵元に日本酒になるか、まだ非公開ですが、すべてが京都産の酒米「祝(いわい)」で造り、醸造アルコールを添加しない純米酒のみ。
どれを選んでも当たり、確定です。

量り売りデモンストレーション

サーマルタンクから量り売りのお酒を買うステップは、5段階。
1、瓶を選ぶ
2、瓶の重さを量る
3、好きなタンクから酒を注ぐ
4、酒入り瓶の重さを量る
5、密封の蓋をしてもらって完成

1)瓶を選ぶ

 (200870)

量り売りを楽しむためには、まずは瓶を購入します。といっても、1瓶100円~200円と良心的な価格です。

瓶は大きさが4種類。色が4種類。大きさ、色によって値段が違います。

さらにそれぞれラベルが3種類あるので、瓶4種類×ラベル3種類の21種類の中から選ぶことになります。

2)瓶の重さを量る

 (200974)

同じ4合瓶でも、微妙に(2〜3g)の誤差があるそうで、真面目に軽量します。
(あとで日本酒を注いだ後に瓶の重さを差し引いて、日本酒の値段を計算)

3、好きなタンクから酒を注ぐ

 (200976)

瓶を落とさないように、しっかりと持って注ぎます。注ぎ口がちょうど瓶にうまく入るサイズになっているので、よっぽどのことがない限り、こぼれる心配はなさそうですが、加減をしながら慎重に。

お酒の量は、どこでストップしても自由。それが量り売り!一番小さい180mlサイズは、お土産で配ったり、飲み比べをしたりするのにもいいですね。

4、酒入り瓶の重さを量る

 (200980)

お酒を入れたら再度計量。瓶の重さを差し引いた、注いだお酒の量(g)で金額を計算してもらいます。1gあたり2円の銘柄で計算。今回は4合瓶になみなみ注いだので、お酒の料金が1474円。そこに瓶代をプラスした1574円が1本のお値段になります。

たとえば、ミニサイズの透明瓶に180gのお酒を入れたとすれば、お酒が360円+瓶が100円(※未定)で460円。ワンコインで、ここでしか買えない日本酒がお土産にできます。ラベル違いや瓶の色違いで揃えても楽しいかも。

さらに、ピッタリとお酒を抽出できたらオリジナルグッズのプレゼント企画なども進行中です。

5、密封の蓋をしてもらって完成

特殊な蓋は、押すと密閉される仕組みになっていて、開けるときは、側面からストッパーをめくって取り外します。しっかりとロックされるので、長時間の持ち歩きも、郵送するのも安心です。
 (201215)

ラベル付きのボトルも貴重。実際のスタートは2021年3月中旬に入ってからなので、楽しみに待ちましょう!

実際にスタートしたら、レポート記事もアップしますので、お楽しみに。

基本情報

店名:伏水酒蔵堂 Fushimi Sakagura Do(ふしみさかぐらどう)
住所:京都市伏見区納屋町141
電話番号:075-748-6080
営業時間:10時30分〜19時30分
定休日:火曜
29 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

Kyotopi 編集部 Kyotopi 編集部