2020年10月15日 更新

寺町竹屋町*世界的ショコラティエのショップがオープン「ASSEMBLAGES KAKIMOTO」(アサンブラージュ カキモト)

「パティシエ」「ショコラティエ」「キュイジニエ」…3つの顔を持つ、世界的実力派シェフ垣本晃宏さんのお店が寺町にオープン!オープン前から話題になっていたこちらへ訪問してきました。

サロン・ド・ロワイヤルの流れを汲む注目のショップが誕生!

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「サロン・ド・ロワイヤル」といえば、1935年創業の老舗ショコラティエとして有名。
味もさることながら、フランスの『王族たちのサロン』を思わせる、ラグジュアリーなイメージを醸し出しており、京都はもとより全国的に名店として名高いですが、ここでシェフ・パティシエ、アドバイザーをされていた垣本さんが、独立して「ASSEMBLAGES KAKIMOTO」(アサンブラージュ カキモト)をオープンされました。
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凄腕シェフ・垣本晃宏さん

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サロン・ド・ロワイヤルアドバイザー
京都府宇治市出身
・辻製菓専門学校卒業
・京都ロイヤルホテル
・神戸菓子Sパトリー:ス-シェフ
・レストランパトリー:フレンチ料理・デセール担当
・アトリエアルション:シェフパティシエ
・サロンドロワイヤル:アドバイザー
大会受賞歴
2009年 内海会主催第17回内海杯技術コンクール銀賞受賞。
※内海会は、およそ200名のプロのパティシエが所属する団体。
全国のパティシエが集結するコンクール内海杯を主宰するほか、
洋菓子に関する講習会などを開催しています。
2010年 「クープ・デュ・モンド・ド・ラ・パティスリー」日本予選優勝
2011年 「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」氷彫刻部門個人優勝
※2年に一度開催される世界を代表するパティスリーのコンクール
2012年 「ワールドチョコレートマスターズ2013 in Paris」日本予選優勝
2013年 「ワールドチョコレートマスターズ2013 in Paris」総合第4位
※2年に一度開催される世界最高峰のチョコレート創作のコンクール
上記、サロン・ド・ロワイヤルHPからの出典です。

2011年の製菓のワールドカップ「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリ」に日本代表として出場、チームは世界4位でしたが氷細工の彫刻で世界1位に輝き、2013年フランスパリで開催されたチョコレートの世界選手権では日本代表を務められた経歴の持ち主。
この他にも輝かしい成績を残されているのは上記の通り。日本のチョコ界では有名なお方で、そんな彼の味を味わいたくて訪れるファンも多いとか。
またホテルのレストランで、フレンチのシェフやデセールのパティシエとしての経験もおありで、キュイジニエ(料理人)としての顔も持たれているのだとか。
そんな垣本シェフがオープンされるのなら前評判が高いのも当然ですね。

アート作品のようなスイーツの数々

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町家を改装した店内はすっきりモダン。向かって左側にショーケースがあり、ケーキとショコラが半分ずつ。まるでジュエリーのように美しくディスプレイされていて、どちらもテイクアウトも、奥のカウンターでイートインも可能です。
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食べるのがもったいないぐらい美しいケーキたち。繊細に作られているのがよくわかります。
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そして専門のショコラは種類豊富。今年のジェイアール京都伊勢丹の「サロン・デュ・ショコラ」でもショコラが発売されていたそうですが、ボンボンショコラの「セロリ」などの珍しいフレーバーが気になります。
1個からの購入でもアソートを購入しても。京都を意識した組紐のパッケージがしゃれています。
また右手には焼菓子などもスタンバイ。
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開店祝いの花も、そうそうたる顔ぶれ。なかでもこのかわいいのは女優・水野真紀さんからだそうです。
イートインの際はショーケースからケーキを選び、奥のカウンターに進みます。

まるでバーのよう!シックでモダンな大人空間

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L字型のカウンターの奥には庭が見える、とてもシックでモダン。
シックでダークで、まるでバーのようです。
なので静かで落ち着ける、まさに大人の空間でとても素敵。
ちらっと厨房内が見える仕掛けも素敵。思わず見入ってしまう、鮮やかな作業風景。

アルコールとともにいただく贅沢な時間

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そして他のパティスリーにはない特徴的なのが、ドリンクのメニューがアルコールメインという事。
赤白ロゼのそれぞれのワイン、そしてグラスだけでなくボトルの用意もあります。
その他メニュー画像のように、ラクレット(温められたチーズをマッシュポテトとともにいただく)やチーズ盛り合わせなどが。
もう完全に呑みたくなるラインナップで、完全に大人のパティスリー。
(ですが昼呑みだけで夜営業はナシ)
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という事でリキュールワインとアプリコットケーキを。
リキュールワインは初めて飲んだのですが、これがこっくりとしていますが飲みやすくておいしい!
アプリコットの甘酸っぱさが口の中全体に広がり、濃厚だけど爽やかで柔らかく、でも下のパイはパリパリで違う食感が楽しめるアプリコットと相性バツグンで絶品でした。
スイーツとワイン、こんなにも相性いいのですね!
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連れはコーヒーとエクレアを。
コーヒーもスイーツに合うおいしいのをシェフ自らチョイスされているそうで、確かにいい感じで飲みやすいです。
そして上層部がパイ生地でさくっと食感、3種のクリームが味わい深いエクレアがまた絶品。
どれも手が込んでいて作りこまれていて、本当においしいです。
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奥にちらっと見える庭が印象的な店内ですが、この庭にまた面白い仕掛けが。
一見普通に茶色に見える奥に積まれた石ですが、水をかけると赤く変色するそう。
わざわざかけてくださったのですが、鮮やかな色味になりかける前とは確かに違う印象。
実はこれ、いちごを模しておられるのだそう。こうして赤いといちごに見えます!
さりげなくともなんと心憎い演出なのでしょう!
ここに至るまで何度も作りなおして決まったのだそうで、細部に至るまでこだわっておられるのがよくわかります。
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ところで店名になっている「アサンブラージュ」…聞き慣れない言葉ですが、これはコラージュやパピエ・コレの立体版、すなわち、「立体的なもの」を寄せ集め、積み上げる、貼り付ける、結び付けるなどの方法により制作された美術作品(立体作品)およびその技法で「アサンブラージュ」と表記されることもあるそう( Wikipediaより)
いろいろな顔を合わせ持つシェフの強みや魅力を”寄せ集める””積み上げる”といった意味を込めて付けられたのでしょう。またコンクールでは時間をかけて寄せ集め積み上げられ作品を作っておられたので、そこからも来ているのでしょう。
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垣本シェフはどうでしたか?と気さくにお話してくださり、質問にもフレンドリーにお応えくださって、有名なお方なのにもかかわらず親しみやすく素敵なお人柄だったのがとても印象的でした。
カウンターで距離が近いという事もありますが、そうしてコミュニケーションを取りながらいただくというのは楽しく、知識が広がっていいですよね。

それに前評判が高いだけでなく、ケーキもショコラも料理ともという可能性も秘めているという意味では、今後大注目ではないでしょうか。
現状カウンターのみですが、ゆくゆくは2階にも席が設けられるとの事。
営業時間は短めですがこれだけクオリティーが高いのですから、あっという間に人気店になりそうな予感のするこちら。
ゆったり過ごすなら今のうちかもしれませんよ?

ASSEMBLAGES KAKIMOTO 店舗情報

住所:京都市中京区竹屋町通寺町西入る松本町587-5
電話:075-202-1351
営業時間:12:00〜19:00(5/3現在)
定休日:火曜、第2・4水曜日(不定休)
アクセス:市バス 裁判所前バス停下車 徒歩約5分

H.P:http://assemblages.jp/
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