2020年3月28日 更新

人には教えたくない西院に佇むアテもうまい寿司店「鮨 みさき」

西院で評判、予約必須の寿司店「鮨 みさき」なり。日本酒がすすむ自慢のおまかせコースで、お腹いっぱいに。

予約必須、西院の人気店

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やってきたは西院。春日通沿いで四条春日の交差点を300mほど下がったところに、こういうお店が見えてくる。
お店の名前は「鮨 みさき」、結構色々な人から教えてもらっていたのですが、ようやく来れました。西院の飲食店の中でも特に!「人に教えたくないお店」筆頭だと思われる一軒。店内に。
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L字型カウンター席が全10席、奥に6人分ほどの個室がある。 それをもう開店14年目だという、柔和でトークも良い感じな御店主が1人切り盛りするお店。我々以外はボトルキープがあるような常連さん、という状況。この日も予約客でカウンターは満席。「おまかせになりますが、いいですか~」と御店主。事前情報はばっちりなので当然お任せするのですが、なかなか面白い展開になるのですな。。常温酒や焼酎は写真で見えているようなものが。

日本酒にも合うアテの数々

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少々寒かったので芋お湯割りなどすすりつつ、まずは突き出し。エノキですが、ほんのり甘口&柚子の香り。はんなりとしたお味で美味しい。お寿司屋さんですよねえ?これからどうなるのやら?な展開なのですが。。。
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お任せコースをお願いすると目の前のカウンター上に1人1枚の大皿がセットされ、お寿司に行く前に海鮮系アテ料理がもう、次から次と出てくる!という酒呑みには堪らないお料理がスタートされるのだ。前情報無しで来たら相当びっくりされると思います。
右手の四角いのは、大根べったら漬けを大葉と七味で和えた「え!」と思うほど甘口ピリ辛系なもの。食欲増進!と言う感じ。右手はほんのり甘醤油系な味が付いている、ほの温かい蒸し鮑。ツマは新わかめ。いやはや、もう飲まずにはおられない~!というメニュー構成ですな。。
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で、当然冷酒を呑むでしょう?ということに。御店主に確認すると奥の冷蔵庫で5種類ほどスタンバイ。確か、黒牛純米・黒龍純吟・雁木純米吟醸生原酒・久保田千寿・八海山という構成。ご店主は1人でめまぐるしい勢いで絶えず調理中!なので、こっそり押さえたお酒写真はこれだけ。 お酒は徳利で一合提供ですが、多分¥1000割れぐらいの価格設定だと思われます。
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お次は、網でほんのりと炙られた蛍烏賊串焼き。温かいワタの旨味~! 速攻で日本酒もってこい~~!なお味ですな。美味しいです。  
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更に鰹のタタキ。上に乗っているのはポン酢+大葉+生姜おろし。基本、お料理は出てくる状態で味がピシっと決まっていて、何かを加える必要は無い。ご店主はこのような調理法の異なるお料理を、目まぐるしい速度でこなされるのですが、「どちらで訊いてもらったのですか?」など、調理の間のコミュニケーションもキッチリできる方で、喋っても手が止まらないのが見事。。。流石、開店14年目の年季。
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青魚好きなので超嬉しかった〆鯖。バッテラ昆布を乗せてあるので、昆布の旨味と少々塩が乗った大阪のバッテラ風な味付けになるのですが、それが美味しい。
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インターバルの大根・牛蒡・金時人参の椀物。はんなりした白味噌で、なんだか京都らしい一品。寒い時に映えるメニュー。
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お次が鰯の味醂干しという絶妙な変化球。。。これまた呑まずにはおられない~!ですな。
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徳島産です!と出てきた鶏塩焼き。奥にサラマンダーがあるのかモモ肉一枚を見事な火入れで皮はパリッと、身は激しく!ジューシーに焼いて、切ってから串を打って出してくれる。柚子胡椒がガツン!と効いていて、これまた非常に美味。
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さっくりと揚がった天ぷらまで出てくるのだ。アスパラガス、それに美味しいお芋さん。
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何?と思ったら焼きマテ貝。京都ではあまりお見掛けしない食材ですが、春のお味ですな。これもワタが旨し。。
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鯛出汁がこれでもか!と効いたアツアツの茶碗蒸しが出て、これで前半の海鮮アテ怒涛の連続攻撃が終了。この茶碗蒸しがまた非常~に良くて、呑みを目的にした寿司屋の茶碗蒸しとして、超ウマ。超明瞭なのに辛くない塩分の乗せ方がポイントかな。で、ついついお酒が進んでしまい、この時点で既に4合目を注文していて、相方は既に相当お腹いっぱいな状態に。。
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大皿が取り替えられ、これから一貫ずつお任せで握りが出てくる趣向。赤カブ酢漬けが口直し。

後半戦のスタート

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たしか平目。握りのサイズはかなり小ぶりなのですが、寿司飯よりネタの方が明らかに大きい。呑んだ後の〆に頂くように相当考えておられるように思いますな~。 いやはや、美味しいです。
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真鯛。程よい身の締まり具合、コリコリ過ぎず、柔らかすぎず。。寿司飯もふわっと口に広がって・・・

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真鯵。20cmほどのサイズのものを三枚に降ろし、その片身を握って半分に切ったものが1貫なのだ。これまた非常に状態が良く、青魚好きなら、間違いなく泣けます。
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蒸し穴子。蒸しあげた身を包丁でとんとんとんとんと解し、ほぐし身を握りにする手法。初めて食べましたが、なかなかうまいですな。
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鮪。いやーいうことありませんです、はい。確実に美味しい。
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これも非常~に美味しいな!と思った石鯛。真鯛よりコリコリ度は上ですが、隠し包丁のおかげで頂きやすいのだ。
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いくら。塩分少々強めなアテにどうぞ!的構成。
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甘エビ。多分、このお店ではスペシャリテなんでしょうな。特徴的な皿で、これまた皮をむいた生の身を大量に包丁でとんとんとんと粗微塵切りにしたものを握ってあるのですが、なんだか海老の旨味が凝縮したようなお味で・・いやー、参りました。
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雲丹は蒸し雲丹にして、このような出し方で。いやー、大満足なり。 多分12貫ほど出たのではないか?と思うのですが、流石にお腹ははち切れんばかり。。。御店主に「いや~大満足です、ありがとうございます~!」ということに。
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で、刻み葱がたっぷり入った、鯛出汁が超濃厚なお味噌汁(味噌は優しいお味・・)を頂いて充実ディナー完了! 3時間ほど超まったりできました。
しかしこれは、期待を大幅に超越する凄い構成ですなあ。 で、更に驚くべきはお支払い、芋焼酎お湯割り2に日本酒四合とそこそこ呑んで、以上で¥18000ほどとい大納得価格。出来るだけ色んな種類のアテをちょこちょこ食べ、日本酒を合わせて呑みたい!という酒呑みの熱い願望に見事に寄りそうお店。これは予約が取れないのも大納得。 また季節が変わったころに、何としてでもやって来たいと思います。超お勧めです!
 

基本情報

店名:鮨 みさき
住所:京都市右京区西院矢掛町28-2 シンワ会館
営業時間:18:00~24:00
定休日:日曜・休日
TEL:075-314-3302
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