江戸時代の佇まい残す和漢薬の老舗の店舗見納め
そして、最後記念にこんなお屠蘇までいただきました。お屠蘇って本来こんなものだったんだな、と。ここでもお店の歴史を感じます。
ですが、ここで朗報です。
この古い店舗自体はこの日をもって閉じられるわけですが、血縁ではないですが後継者が見つかり、11月8日に左京区高野の別場所にて店名、業務を引き継いで和漢薬店を移転オープンされるとこのと。新たな9代目は薬剤師の女性の方。新店でもこれまでと同様に、お客一人一人の話を聞いて、きめ細かくその人に合った和漢薬を調合するスタイル。そして、さらに次の代にも営業をつなげていきたい、と意気込む9代目。
今回のケースは血縁にこだわらなかった8代目の柔軟さがお店の歴史をつなぐ流れに。京都には創業数百年続く、という老舗が他の都市以上に多い街ですが、それでもだんだん後継者不足や諸事情で泣く泣く廃業されるところもあります。今回の継承の流れ、未来に伝統をつなぐ何かしらのヒントにもなりそうな。また移転された店舗にも訪れてみたいと思います。
ですが、ここで朗報です。
この古い店舗自体はこの日をもって閉じられるわけですが、血縁ではないですが後継者が見つかり、11月8日に左京区高野の別場所にて店名、業務を引き継いで和漢薬店を移転オープンされるとこのと。新たな9代目は薬剤師の女性の方。新店でもこれまでと同様に、お客一人一人の話を聞いて、きめ細かくその人に合った和漢薬を調合するスタイル。そして、さらに次の代にも営業をつなげていきたい、と意気込む9代目。
今回のケースは血縁にこだわらなかった8代目の柔軟さがお店の歴史をつなぐ流れに。京都には創業数百年続く、という老舗が他の都市以上に多い街ですが、それでもだんだん後継者不足や諸事情で泣く泣く廃業されるところもあります。今回の継承の流れ、未来に伝統をつなぐ何かしらのヒントにもなりそうな。また移転された店舗にも訪れてみたいと思います。
詳細情報
【閉店】
名称:平井常榮堂薬房
場所:京都市左京区孫橋町下15 川端二条
電話:075‐771‐4963
名称:平井常榮堂薬房
場所:京都市左京区孫橋町下15 川端二条
電話:075‐771‐4963
移転先
11月8日開業予定
名称:平井常榮堂薬局
場所:京都市左京区高野西開町21-5
電話:075‐741‐8167
営業時間:10~18時
定休日:木・金・祝日
名称:平井常榮堂薬局
場所:京都市左京区高野西開町21-5
電話:075‐741‐8167
営業時間:10~18時
定休日:木・金・祝日
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私自身いつも店の前を通りかかると中の様子を覗いてみては、なかなか入る勇気なく素通りしていました。ライターを始めてからは、もともと生薬や薬草に興味があったので、いつかお店を紹介したい、とずっと思っていました。実際、他の和漢薬店は紹介したことがあり、今度こそこちらを!と思っていた矢先の悲報。地元新聞により、10月29日をもって創業320年の歴史を持つ店舗を畳まれるとの一報。