2022年2月8日 更新

長岡京で愛されて52年 さらに便利にリニューアルした「リバティー長岡」の名物会長に聞きました! 

【昭和男子の京都時空案内】 市場の八百屋から始まって、長岡ショッピングセンターからリバティー長岡へ、地元長岡京市のセブン商店街で52年にわたって地域密着のスーパーとして愛されている同店が2022年1月28日に大リニューアルオープン。池上康治会長にこれまで地域振興にかけてきた思いを語っていただきました。

地元民ご用達の名物スーパー

大幅にリニューアルした店内

大幅にリニューアルした店内

 自動ドアをを入ると店内は照明が優しい明るさになって広々としています、最初に目に飛び込んできたのがフルーツコーナー、色とりどりのフルーツに圧倒されます。さすが憎い演出。壁紙も綺麗に塗り替えられていました。池上会長は「今回16年間の埃をすべて落としましたよ」と笑顔で語ります。
広々としたイベントスペース

広々としたイベントスペース

 フルーツコーナーを抜けるとすぐに広々としたイベントスペースがあって、広告の品がずらりと並びます。通常は買い物客の誘導のため、一番奥にあるのですが、まずお目当ての品を買ってもらって、ゆっくりと次の買い物をしてほしいとの思いからだそうです。随所に消費者目線での配慮がされているのも、リニューアルにあたって、「これまで何かの理由で離れていったお客様に帰ってきてもらうために」実施した5000人アンケートに裏打ちされているのだそう。
店内は消費者に優しい工夫がいっぱい

店内は消費者に優しい工夫がいっぱい

 店内には消費者に優しい工夫がいっぱいです。今回すべて新しくなった冷蔵庫も女性客などが買いやすいように高さを160㎝以下にしました。1年半前から続けている子供さんへの風船アートのプレゼントも継続しています。なんとすべて池上会長の手作りなんだそう。「個人的には手相も見れるし、手品もできますよ。」と笑顔で話します。
via 公式チャンネルセブン商店会 許可済み
店内は明るく優しい光に包まれる

店内は明るく優しい光に包まれる

 リバティー長岡の会員は今では13,000人超、そこには市場時代から地域の人たちとともに歩んできた歴史がありました。「レタスは軸が小さいほうが柔らかい、かぼちゃはひねてるから軸が大きいほうがいい」と語る池上会長、元は八百屋の二代目、市場からショッピングセンターへ変わる際に、魚屋、肉屋などとともに苦楽を共にしてきました。それぞれがプロとして「地元の人に求められている物は何か、商品の選別に徹底してこだわってきた」と言います。
via 公式チャンネルセブン商店会 許可済み
地元の子供たちから寄せられた手紙がびっしり

地元の子供たちから寄せられた手紙がびっしり

 会長室に案内していただくと、ロビーには、地元業者からの感謝状や「お店の裏側まで見れて勉強になった」「みんな手で作っているのにびっくりした」など、小学生を中心に子供たちのメッセージカードがびっしり。リバティー長岡では長年にわたって、地元の小中高の生徒さんたちの職場体験を受け入れてきました。また、サービスを低下させず地域の雇用にも貢献する立場から1店舗でスタッフ70人超という一般よりかなり多い従業員数を維持しています。
移動スーパー「とくし丸」

移動スーパー「とくし丸」

 リバティー長岡が、50年にわたって営業してきた地域への恩返しをと二年前に始めたのが移動スーパー「とくし丸」です。池上会長は、「どんなにスーパーが多くても買い物に行けない高齢者は多い。ましてコロナ禍ですからね。スタッフが一軒一軒訪ね歩きニーズを調査して、来てもらいたいという家や施設の前まで行くとくし丸を始めることができました。」と話します。
ともかく明るい池上会長

ともかく明るい池上会長

 セブン商店会の元副会長でもある池上会長は、コロナ禍で自身の店舗との競合もかえりみず、地元飲食店の弁当コーナーを設けたり、マスク不足の折には、3万枚を販売するのではなく来客時に一枚ずつ配布したり、常に地域とともに歩んできました。最も印象的なのは、急な雨用に無料貸し出しする置き傘。なんとここ15年間の平均返却率が97%というのですから驚きです。いかに地域に大切にされているかが分りますね。こんな素敵なスーパーに行かない訳にはいきませんね!

店舗情報

店名:リバティー長岡 
住所:京都府長岡京市長岡2丁目1−23
営業時間:9:00~20:00
電話番号: 075-953-2501
HP:https://liberty-nagaoka.com/
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Sinosino Sinosino