2024年2月16日 更新

老舗喫茶の名物メニューを継承☆喫茶『滔々と(とうとうと)』【京都・清水五条】

清水五条の老舗「喫茶スズキ」が閉店し、その場所に新たな喫茶『滔々と』がオープン☆地域に親しまれた人気メニュー唐揚げ定食のレシピを受け継ぎ新たな感覚で喫茶店文化を護っています☆

古き良き喫茶店文化を継承

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大和大路松原下ル。
昨年(2023年)10月にオープンした喫茶店「滔々と(とうとうと)」。

50年以上地域に愛された「喫茶スズキ」の場所を引き継ぐ形でのオープンです。
珈琲専門店出身の店主。
ハンドドリップは抜群の安定感。
今は珈琲豆の供給を受けていますが、やろうと思えば自分で焙煎もこなせる実力派です。
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若い店主の想いは長年に渡って地域に愛された老舗喫茶店の日常を受け継ぐこと。
世代的にはもちろん、今の時代を表現するカッコ良さやお洒落感覚は当然お持ちなんだろうけど。
この場所に繋がった縁を大事に、地域の要望に応える形で老舗喫茶としての魅力を追求されています。

新たにお店をオープンするわけですから普通ならお祝いの花でいっぱいになるところ。
しかしあくまでこの場所は、いい意味で「変わらない場所」でありたいという想いからお祝いのお花は辞退されたそうです。
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「喫茶スズキ」で名物メニューだった『唐揚げ定食』。
前マスターからそのレシピをいただいて引き続き看板メニューになっています。

生姜の香りが印象的な、昭和感溢れる美味しさ。
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メニューもさりげなくレトロ感。
この程よさが良いのです。
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喫茶店メニューには欠かせない「オムライス」。
美しいフォルムはレトロ感とか言ってられない(笑)
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「チョコバナナパフェ」。
このメニューも奥深い。
インスタ映え優先の輩を程よく寄せ付けないビジュアル。
しかしスイーツ欲をたっぷり満足させる大人のパフェです。
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レトロ風のラジオはビジュアルはともかくラジオ放送がBGMなのが重要。
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「滔々と」。
若い世代の店主が表現するレトロ喫茶はいい意味で力加減がちょうど良い。
精一杯な感覚が見えてしまうと冷めやすいのかもしれません。
実力を秘めた余裕のようなものが面白い雰囲気を作っています。

考えたらこういう店はなかなか貴重です。
”大人の喫茶店”ですね。

基本情報

■店舗名    滔々と

■住所     京都市東山区大和大路通松原下る弓矢町35

■営業時間   8:00~18:00

■定休日    火曜日、第2第4水曜日

■詳細ページ  https://www.instagram.com/toutou.to.kissa/
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千恋し 千恋し