2019年12月16日 更新

【京都老舗めぐり】縁起物『大福茶(おおぶくちゃ)』で新たな年を迎える☆創業300年の歴史「一保堂茶舗本店」

おおきに~豆はなどす☆今回は中京区、寺町二条にある創業300年余の歴史ある老舗茶舗。一年中の邪気を払い新年を祝福する縁起もののお茶『大福茶』が販売中。

一年中の邪気を払い新年を祝福する縁起物のお茶『大福茶』

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寺町二条上った場所にある全国的にも知られる老舗茶舗。創業300年余の歴史。
いつも地元民や観光客でにぎわう、京都イチ人気の茶舗と言ってもいいでしょう。さらに、最近では日本茶ブームで海外からのお客も多く、英語対応で接客する店員さんも。
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今回は、そろそろ新年に向けての『大福茶』を買う時期だな、と思い休日にやってきました。
大福茶はすでに11月ごろから販売されていましたが、いつもこの時期になると、一定額の買い物客に贈られるオリジナルロゴ入りの布巾が配布されるんで、それを目当てにこのタイミングで(笑)
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店内はまだ午前中だったので、比較的空いていました。お隣にある喫茶室・嘉木も朝なので空き気味。
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古い茶壺が棚に並びます。老舗らしい風情。
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そして、お目当ての大福茶も。
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お抹茶も各種ならんでいます。
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来年の干支・ねずみが容器に描かれた新年用のお抹茶『子昔』も販売。こちらは喫茶室嘉木でもお濃茶として提供されます。例年、年明け1月中まで。また新年にいただきに参りたいと思います。
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で、今回は親戚に配るため小さいサイズの大福茶をいくつか買ったので、オリジナルロゴ入り布巾をいただきました。

大福茶にはお茶の入れ方のリーフレット。
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「大福茶」とは、京都で古くから元旦にいただく慣わしのお茶。1年の無病息災を願う縁起のいいお茶で、とくに京都では、大福茶に梅干、小梅や結び昆布を入れて元旦の朝に家族そろって頂きながら、新年のご挨拶をする慣わし。

元々平安時代、都に悪疫が流行し、それを心配した六波羅寺の空也上人が観音菩薩を車に乗せ、洛中を回る際、観音様にお供えしたお茶を病者に施したところ、平癒したという。

それ以来、この功徳にあやかる意味で、時の村上天皇が毎年正月元旦に王服茶を服され、『大福茶』と言い換えられ、縁起物のお茶として民衆にも広まったと伝えられています。
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そして、いただいた特製布巾。今年はすみれ色。毎年色が変わり、それもまた楽しみの一つ。
こちらは、京都本店、東京丸の内店、オンラインショップ、 各百貨店にて1500円(税抜)以上の買い物で、1枚贈られます。

最近ではこれをメルカリで販売する人もいたり、一保堂ファンの間ではコレクターもいるほど。無くなり次第終了となりますので、欲しい方はお早めに。

ヨ~イヤサ~♪

一保堂茶舗 への口コミ

詳細情報

名称:一保堂茶舗
住所:京都府京都市中京区常盤木町52
電話番号:075-211-3421
営業時間:10:00~18:00(L.O.17:30)
定休日:年末年始
関連URL: http://www.ippodo-tea.co.jp/
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