他の通りとは異質な趣きの紫明通
なぜこんな形態の通りになったか。そこには京都の都市整備の歴史が関係します。
現在の紫明通北側には、かつて琵琶湖疏水が流れていました。第二次世界大戦末期、防火帯設置のため、家屋の強制撤去が行われ道幅拡張。
もともと蹴上から松ヶ崎、下鴨を経て、賀茂川をくぐり堀川へ抜ける琵琶湖疏水分線の経路の一部でしたが、戦後の河川整備によって水路閉鎖。
2002年度から堀川水辺環境整備事業で、琵琶湖疏水分線の水を使った親水公園を中央分離帯に整備。2009年には再び通水が開始され、堀川の水流が復活。そんな琵琶湖疏水の歴史ともリンクする通り。
紫明通の語源については、比叡山の最高峰・四明岳が真東に望めることから、頼山陽による造語「山紫水明」にちなんで名づけられたとか。なんともその名にふさわしい歴史をたどった通りですね。
現在の紫明通北側には、かつて琵琶湖疏水が流れていました。第二次世界大戦末期、防火帯設置のため、家屋の強制撤去が行われ道幅拡張。
もともと蹴上から松ヶ崎、下鴨を経て、賀茂川をくぐり堀川へ抜ける琵琶湖疏水分線の経路の一部でしたが、戦後の河川整備によって水路閉鎖。
2002年度から堀川水辺環境整備事業で、琵琶湖疏水分線の水を使った親水公園を中央分離帯に整備。2009年には再び通水が開始され、堀川の水流が復活。そんな琵琶湖疏水の歴史ともリンクする通り。
紫明通の語源については、比叡山の最高峰・四明岳が真東に望めることから、頼山陽による造語「山紫水明」にちなんで名づけられたとか。なんともその名にふさわしい歴史をたどった通りですね。
紫明通 へのツイート
琵琶湖疏水分線 紫明通
— うなんな (@unannya) October 6, 2018
訂正がございます 疎水は鴨川で分断されているとツイートしましたが、平成20年完成の堀川水辺環境整備事業により、賀茂川サイホンが復活し、疎水の水を紫明通の中央分離帯上に整備した親水公園に流しているとのことでした pic.twitter.com/liWFu8FoTA
基本情報
14 件
いつもこの通りを通るたびに、他の市内の道とは異質な雰囲気の通りだなぁと思っていて、その成り立ちについて知りたいと思っていました。