2021年6月15日 更新

“本日あります” 昭和10年創業の老舗喫茶店「珈琲の店 雲仙」【京都・四条西洞院】

京都で今も残る喫茶店としては5番目に古いとされるお店「珈琲のお店 雲仙」☆今は代替わりで週末のみの営業ですが老舗喫茶店としての魅力を最大限活かされているお店です☆

老舗喫茶店の正しい遺し方

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古くなったな、と思えば新しくする。
パッとしないな、と思えば派手にする。

これはほんと、お店を任された方の勝手で。
何が求められていて、どういうお店にしたいか。
センスや良心が試されるところですね。

これが京都で5番目に古いとされる老舗喫茶店となるとまた大変です。
何を遺して何を更新していくのか。

こちらのお店「珈琲の店 雲仙」さん。
現在は普段会社員である息子さんが引き継いで、週末のみ営業となっています。
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進々堂 京大北門前、スマート珈琲店、築地、フランソア喫茶室に次いで京都では5番目の古い歴史を持つこちら。

場所は西洞院綾小路角。
多くの人が行き交う街中のお店とは違い、どちらかというと地元の会社や地域の方に寄り添う落ち着いた佇まいです。
それだけに、時代に流される事なく古き良き時代の雰囲気がよく遺されていますね。
もちろんそうした成り行きだけでなく、店主の持って行き方が一番重要なんですが。
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週末のみの営業であってもちゃんと常連客がいらっしゃって。
皆さんは週一のその時間をほんと楽しんでらっしゃるのが分かる。
決して長居するわけでもなく、1日のリズムをここで弾みつけるかのようなテンポの良さで。

そして私のような余所者でも受け入れてもらえる余裕やバランスの良さ。

ほんと素敵な場所です。

「雲仙といえば」もちゃんとある

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「珈琲の店 雲仙」といえばやっぱりこれ、ホットケーキ。

独特の形は狙ってなのか、たまたまなのか。
印象に残るのは間違いない。
素朴なお味は”ホットケーキ食べてる感”を堪能出来ます。

量的には多いけれど食べきれないほどでもない。
2人でシェアすればピッタリだけど、2人分のカトラリーとか取皿が出てくるわけでもない。
良いんです。
老舗の喫茶店はそれで良いんです。
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珈琲は当たり前のように深煎で苦味ありのものです。
何の違和感もありません。

小さいサイズのテーブルが時代を感じますね。
挟んであるメニューのポップが普通は邪魔だけどこちらの場合はこれがないとむしろ寂しい。
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新しいメニュー「空いろのクリームソーダ」。

この色が映えるのはこういう場所だからこそですね。

忙しないのは似合わない。
ゆっくりなペースで新しい楽しみを仕掛けられています。
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店主はとても静かで控えめな発信をされています。
そのセンスとても分かりやすい。

このお店のファンは皆、その雰囲気を感じ取ってやって来る。
それは紛れもなく、今までの歴史を作ってきた顧客の喜ぶべき方向をしっかり捉えている事。

遺すべきモノやコトをとても大切に。
そしてそれに共感できる人が喜ぶいろいろな新しい仕掛け。

「THANK YOU FOR YOUR KINDNESS」

この言葉はまるで、お店の名前のロゴのような扱いでいろんなところに標されています。
ホットケーキにも刻印されていますから!(笑)

店舗 基本情報

■店舗名    珈琲の店 雲仙

■住所     京都市下京区綾西洞院町724

■電話番号   075-351-5479

■営業時間   7:00~15:00

■営業日    日曜・祝日(稀に土曜日も営業)    

■詳細ページ  https://www.instagram.com/toshinori_takagi_detch/
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千恋し 千恋し

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