過去の自分とのコミュニケーション
過去の私が残した思いを受けて
手紙に書くように作品に託す。
私事ですが昨年出産をいたしました。
妊娠中から今日に至るまでの間、自身の10年前の作品「Girls War」が頭の中を浮游していました。
「Girls War」は日本で女性として働き、家庭を持ち、生きていくことをモチーフとした作品です。
近年コミュニケーションや文字にフォーカスしてきた私が、なぜ今その作品を思い出しているのか。
それは、浜辺で瓶に入った手紙を拾うようなお別れしそびれた下着を引き出しの奥から発見するような感覚でした。
再び身に付けてきたら妙にしっくりきます。でももう変えなくてはならないです。
本個展では自身の過去作との再対峙という形で過去の私とコミュニケーションをとる事を試みます。
そしてまた手紙に書くように作品に託したいと思います。 (岡村よるこ)
岡村よるこ Yoruko Okamura プロフィール
”2011年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒。
ドローイングを中心に日常や現代社会における気づきを、女の子とパンツに投影する。
幼少期渡米した際の言語体験から感情を伝達する「文字」に興味を持ち、コミュニケーションデザインおよびタイポグラフィの基礎を学ぶため2007年多摩美術大学グラフィックデザイン学科へ入学。卒業後はデザインの現場にて文字や情報に対する実践的な考え・配置・技術を体感していく。
以降、デザイン・イラスト・ドローイングをクロスオーバーする表現はできないか模索し続けている。
自作文字に「panties fonts」がある。
主な展示に「Reflection」(長亭GALLERY、東京、2021)、「ゆめかもね展」(SUNDAY、東京、2020)「Installation 空間と線」(J.M.Weston、伊勢丹新宿)「artists fair kyoto 2019」(京都文化博物館 別館、2019)、など。”
ワコールスタディホール京都 ギャラリー紹介より抜粋引用
https://www.wacoal.jp/studyhall/gallery/event/article158782
”2011年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒。
ドローイングを中心に日常や現代社会における気づきを、女の子とパンツに投影する。
幼少期渡米した際の言語体験から感情を伝達する「文字」に興味を持ち、コミュニケーションデザインおよびタイポグラフィの基礎を学ぶため2007年多摩美術大学グラフィックデザイン学科へ入学。卒業後はデザインの現場にて文字や情報に対する実践的な考え・配置・技術を体感していく。
以降、デザイン・イラスト・ドローイングをクロスオーバーする表現はできないか模索し続けている。
自作文字に「panties fonts」がある。
主な展示に「Reflection」(長亭GALLERY、東京、2021)、「ゆめかもね展」(SUNDAY、東京、2020)「Installation 空間と線」(J.M.Weston、伊勢丹新宿)「artists fair kyoto 2019」(京都文化博物館 別館、2019)、など。”
ワコールスタディホール京都 ギャラリー紹介より抜粋引用
https://www.wacoal.jp/studyhall/gallery/event/article158782
基本情報
岡村よるこ 個展「ボトルメッセージの漂着先」
会 期:2022年6月21日(火)~7月22日(金)月曜~金曜 10:00-20:00
休 館:土曜・日曜・祝日 ※6月25日(土)のみ特別開館(10:00~17:30)
会 場:ワコールスタディホール京都 ギャラリー
京都市南区西九条北ノ内町6 ワコール新京都ビル
入場料:無料
主 催:ワコールスタディホール京都
会 期:2022年6月21日(火)~7月22日(金)月曜~金曜 10:00-20:00
休 館:土曜・日曜・祝日 ※6月25日(土)のみ特別開館(10:00~17:30)
会 場:ワコールスタディホール京都 ギャラリー
京都市南区西九条北ノ内町6 ワコール新京都ビル
入場料:無料
主 催:ワコールスタディホール京都
19 件
女性であるからこそ表現した過去の作品は、偶然でなくある程度予見されていたのかも知れない。
それでも10年後に過去の自分と対峙することになったのはとても不思議でファンタジックな出来事。
今、このタイミングでの制作はまさにタイムリーであり、10年前の作品がこれで初めて完結を迎えたのかも知れない。
個展のタイトルは「ボトルメッセージの漂着先」。