2018年8月3日 更新

【京都市観光協会】毎年恒例の人気の企画!3つテーマで文化財特別公開☆第43回「京の夏の旅」

現在、京都市観光協会主催で『京の夏の旅』と題して、普段未公開のスポットをこの夏限定で観光できる企画が絶賛実施中。毎年入れ替わりもあり、新たな特別公開スポットも。その一端をご紹介します。

普段見学できないスポットの貴重な特別公開

今回で第43回となる夏の京都観光企画『京の夏の旅』。
普段未公開のスポットを夏限定で観光できる企画。毎年入れ替わりもあり、今年はどんな場所が特別公開されるのか、興味津々でもある企画。

今年のテーマは「明治150年」「京のお屋敷」「京のもう一つの花街・島原」の3本柱。さっそくご紹介します。

輪違屋

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京都中央卸売市場の南側。日本、そして京都最古の公許花街。新撰組ともゆかりが深く、当時の趣きそのまま現存するスポット『島原』。現在も島原で唯一の現役お茶屋として営業する輪違屋。かつては芸妓等も在籍したが、現在は太夫のみ。普段は一見さんお断りスポットながら特別公開。

角屋

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旧花街・島原で最も古い建造物であり、国の重要文化財にも指定される、元・揚屋(料亭)だった角屋。江戸時代の華やかさを残し細部にまで意匠を凝らした見事な建築様式が見所。今回は1階部分のみ公開で、新選組がつけたとされる刀傷も必見。

大雲院・祇園閣

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高台寺にもほど近い場所にある、通称『銅閣寺』とも呼ばれる大雲院・祇園閣。織田信長・信忠父子の菩提を弔うために創建された寺院であり、大倉財閥創始者・大倉喜八郎(おおくらきはちろう)の別邸の一部であった祇園閣。祇園祭の鉾(ほこ)をモチーフにした外観が特徴で、閣上から東山が一望でき、最高の眺望。

長楽館「御成の間」

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円山公園内にある京都市有形文化財にも指定された明治建築の古い洋館・長楽館。外観ルネッサンス風、内部はロココ、ネオ・クラシック、アールヌーボーといった建築スタイルが共存。この建物4階にある、明治期を代表する和洋折衷の住宅建築『御成の間』が15年ぶりに特別公開。見学のみも可能だが、レストランの食事と見学のお得なセット企画もあり。

旧三井家下鴨別邸

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下鴨神社の南に位置し、旧三井家の別邸として、第10代の三井八郎右衞門高棟(たかみね)によって建築された旧三井家下鴨別邸。通常公開されている主屋一階と庭園に加えて、主屋二階の座敷を特別公開。

旧邸御室

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仁和寺にもほど近い場所にあり、500坪の広大な敷地を有する、昭和初期を代表する数寄屋造りの郊外邸宅建築。平成28年登録有形文化財にもなり、最近ではここを会場としてイベントも企画されたり。座敷や茶室など、細部の意匠が特徴的で日本庭園や御室の山並などの眺望も見所。


これ以外にも、下鴨神社(賀茂御祖神社) 本殿・大炊殿、 上賀茂神社(賀茂別雷神社) 本殿・権殿も特別公開しており、貴重な機会。普段なかなか見れないスポットの選りすぐり。場所によって公開日時もまちまちで、注意が必要。ご確認の上、ぜひ観光してみてください!

基本情報

【京の夏の旅】
期間:平成30年7月7日(土)~9月30日(日)
時間:10:00~16:30(16:00受付終了)
   ※輪違屋は10:00~16:00(15:30受付終了)
   ※旧邸御室は11:00~16:30(16:00受付終了)
   ※旧三井家下鴨別邸〈主屋二階〉は、9:00~17:00(16:30受付終了)
料金:大人 600円/小学生 300円
   ※旧三井家下鴨別邸(通常公開部分の料金含む)
    大人 600円/中高生 400円/小学生 300円
お問合せ:京都市観光協会 TEL 075-213-1717(10:00~18:00)
     https://kyokanko.or.jp/natsu2018/natsutabi18_01.html#07
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