そして、親戚筋のようですが。
今回ご紹介するお店。もうレトロ好きにはたまらない雰囲気の洋菓子店「村上開新堂」をご紹介します。
寺町通り沿い。なんとも可愛らしいレトロ感。そして、看板の店名は戦前方式で右横書き。もう、これだけで歴史を感じます。
中に入るとますますうっとり。明治・大正時代がそのまま真空パックされて現存するかのような内装。家具ひとつひとつが使い込まれて今に至るのもわかるし、タイルの色合いや質感に至る全てがステキ!
そして、村上開新堂の看板商品というと「ロシアケーキ」。ビジュアルだけで、キュン!とします(笑)もう店同様レトロな懐かしい風情の柔らかクッキー。5種類あってやさしい味わい。
そしてこちら、30年ぶりの新作の「ダックワーズ」。フランス料理の日本人シェフがフランスで学んだ技術を基に、日本の最中に見立てて作った日本生まれのお菓子だそうです。外はカリッ、中はフワッとしたアーモンドの香りとともに塩キャラメルクリームをサンドしているそうです。今度は絶対これにする!
そして今回はこれを買ってみました。大正時代より意匠登録されている「好事福盧(こうずぶくろ)」。この時期限定の紀州みかんをふんだんに使ったゼリー。まあ、ホントにそのままみかんです(笑)そして、製法も昔からあまり変えていないのか、なんとも素朴で懐かしい雰囲気の味。
こちらの商品は全てお店の雰囲気同様、味のタイムスリップでもしているかのような素朴でやさしい味。こんなお菓子を食べながら当時の人たちに思いを馳せる、というのも醍醐味かもしれませんね。