御土居をご存じない方に説明をしておくと、太閤さん、豊臣秀吉が京都市内を外敵、それに鴨川の氾濫から守るために築いた総延長22.5kmの土塁(土手)なのだ。
既にかなりの部分は以後の都市開発で取り壊されてしまったのだが、市内のあちこちにところどころ残っているところがある。ここは、御土居の北西の隅にあたる部分なのだ。
この和菓子店のお向かいには、こういう感じで柵に囲まれて御土居が保存されている。で、重要ポイントは、光悦堂ではこの柵の鍵を管理されていて、中を見たいとお願いすると鍵を貸してくれるのだ。
で、甘いものを頂いたあとは、御土居を見学。柵には簡単な南京錠をかけてあるだけ。さぁ、入りますよと。
結構な土木工事ですなぁ。土壁の下を掘り下げたようで、一番高低差のあるところは10m近いかもですな。こういう大規模工事が、400年も前に行われたのだ。
光悦堂のご主人が、こちらに入る前に「御土居の上にも上がれるんですよ~」と教えてくれたので、登り口を見つけて登る。
御土居の上部は、桜やモミジ、つづじなどが植えられていて、巨大箱庭状態。見下ろすと、光悦堂。
一番奥まで進むと、ああ、確かにここは史跡なんだなぁ、と大納得なり。しかし京都市内はこういう歴史を感じさせるものに事欠かないですな。次回は桜の季節にやってきます!
店名:光悦堂
住所:京都市北区鷹ヶ峯旧土居町1-203
電話番号:075-492-0798
営業時間:9:00~19:00
定休日:木曜日