2024年3月13日 更新

【京都五条】自家製パンをアテにワインが呑める立ち飲み店「this is ormary store」

五条富小路近く、自家製パンをアテに、ワインが呑める立ち飲み兼パン店という他に類を見ない一軒「this is ormary store」なり。

自家製パンとワインを楽しむ

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五条富小路通を下がって・・・・やってきたのは、2023年10月にオープンされた「this is ormary store」なるお店。
パン好きな我が家では、旨いハード系のパンを買ってきて、チーズとハム類を合わせてワイン!的な「自宅パン呑み」をちょこちょこやるのですが、こちらは自家製パンをアテに、ワインが呑める立ち飲み兼パン店という他に類を見ない一軒。そういう感じで立ち吞める!とは嬉しいなあ!と気になっていたのですが、正に我々のツボピッタリ。気合シッカリ目でご紹介することにします。店内に。
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小さなキッチン前には優しそうな雰囲気の髭のシェフが1人。カウンターの端っこが小ぶりなパン陳列台になっていて、旨そうなハード系パンが色々と並ぶわけで。で・・・
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キッチンの反対側には、簡単な座り呑み席がギュウ詰めなら6人分ほど。こちらも30分後には常連と思われるお姉さんカップル2組で満席に。我々はL字型立ち飲みカウンターに。こちらもギュウ詰めで8人分ほどですかねえ。15:00オープンで40分ほど過ぎた時間帯。
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で、まずは何を呑もうかとドリンクメニューを確認。グラスワインは¥1000~と良いお値段。ご店主曰く、白を2本、赤を1本順次抜栓する仕組みなので種類が無くてスミマセン~とのこと。私は白の軽い目のほうを、相方は赤をお願いし・・・
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お料理メニューを確認。「ちょっとづつ三種盛り」¥1600、「ちょっとづつ五種盛り」¥2000がメインオススメメニュー。お料理は人数調整もしてくれるようで、五種盛りのほうを1.5人前ぐらいの感じでお願いすることに。
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で、ワインが登場。左手は伊トレンティーノのビオ赤「Foradori Teroldego 2025」でテアラルゴなる葡萄100%でした。程よいコク、バランス良好。右手はオーストリアの白、「Martin & Anna Arndorfer Grüner Veltliner Hand Crafted 2022」で、グリューナー・フェルトリーナー100%、これまた旨かったような!

お料理を注文したとたんに、パンを買い求めにきたご近所さん?が次々にやってきて、なにもかも1人で回しておられるので大変!なご店主から・・・・
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先にこれを食べて、しのいでおいてくださいね~と、パン棚からソーセージ入りプレッツエル生地のパン「プレッツェルドッグ」を切って出してくれたのを、ありがたく頂戴するわけで。ソーセージがジューシーなのにぐっと塩分控えめなものを選んでいて、非常に健康的なお味。これはシミジミ旨いなあ!とにんまり。
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結局、パンを買いに来た方が時間差で三組入店。店内の飾りつけに目を奪われつつ、お料理を待っていると・・・
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初めに三種類をお出ししますね~ということで。手前は少々しっかり火が入っておりますが、バゲットサンドなのですがナンプラーが利いた味付けのタイカレー的なのを挟んでいて、超旨でびっくり。 中央は自家製豚ロースハムなのですが、赤いパウダー状のものはご店主お手製のスパイスミックスで、結構ガチっと辛く、旨味満載。後程伺ったところによりますと旨味のベースは豆鼓のようです。これまた超ウマ。奥は柔らかめで肉感シッカリのパテドカンパーニュ、それにパプリカ、トマト、雑穀などのザクザク系サラダ(クロッカンですかね・・)という布陣。見事に自然派ワインに合うアテばかりなわけで。
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で、これをパテに合わせてどうぞ~と、サツマイモとブルーチーズ練り込み型のライ麦パンが登場。こちらのご店主が焼かれるパンはどれも食感シッカリ目、且つ保水量多めなスタイルのものが多そう。ハムやパテに合わせて頂くのが美味しそうなのですが・・・
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期待通り、パン呑み好き卒倒級の旨さ。自家製ロースハムもスパイスがイイ感じに効いて、無茶呑みアテ系な味付け。いやー、これは幸せだよなあと噛み締めつつ、ニッコリ。
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初めの一皿の半分ほどであらかた一杯吞んでしまい(汗)、速攻で追加。仏アルザスの「La Grange de l'Oncle Charles Parcours」なり。同じ地区内で取れた葡萄を10種類以上アッサンブラージュして作っているようで、先のより、こちらのほうがしっかりしてウマー!だと思いました。
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で、残りの2品も登場。奥はむっちむちで保水量しっかりな田舎パン。その手前は超空気を含めた「鶏レバーパテ」(左側)、それに緑色のペーストは「万願寺のフムス」(右側)。中東でバターのように食べられるひよこ豆ペーストの「フムス」に万願寺ペーストを合わせてあるという。この2品とも、田舎パンに激烈に合うわけで。 一番手前はパンピザで、生ハム、ドライトマト、ケッパーを乗せたもの。5種盛りと言いつつ、このサービスなのだ。 

美味いパンですねえ!どこでパン屋さんで修行をされたんですか~?と思わず御店主にお聞きしてしまったのですが、元々色々なレストランでおられたようで、特にパン屋にはおられなかった模様。いやー、それでこのパンを出すか!という驚きのあるお味でした。
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無くならないうちに、パンも少し買って帰ろうと、ご店主にお願いしたら・・・
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こちらのお持ち帰りメニューを見せてもらいました。そんなに種類は豊富ではないのですが、パン呑みが好きな人間が、ハムやチーズに合わせて食べたくなるものばかり。結局ケークサレとレーズン入りのライ麦パンを買って大満足でお支払い!ということに。

以上でグラス赤1、白3を吞んで〆て¥7000(パン代除く)という大大大納得価格。パンのアテ類がフレンチ・ドイツ一辺倒ではなくて、どことなく「妄想異国パン料理」というような印象なのが楽しい一軒。相方ともども、めちゃ気に入りましたので、また機会を作ってやって来たいと思います。パン好きワイン好きに大オススメです!

店舗情報

店名:this is ormary store
住所:京都市下京区富小路六条上る本塩竈町533-3
営業時間:15:00~22:00
定休日:火休・不定休
https://www.instagram.com/this_is_ormary_store/
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