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三室戸寺はご利益スポットとしても有名
京都府宇治市にある三室戸寺は、「あじさい寺」という別名があるほどあじさいで有名です。あじさいが咲く梅雨の時期は、多くの人々が美しいあじさいの花々を見ようとやってきます。
しかし三室戸寺の魅力はあじさいだけではありません。実は三室戸寺には様々なご利益スポットがあります。各スポットにまつわるご利益や言い伝えを知っていると、叶ってほしいお願い事を祈願する際に便利です。
今回は三室戸寺にあるご利益スポットを3ヶ所ご紹介します。
しかし三室戸寺の魅力はあじさいだけではありません。実は三室戸寺には様々なご利益スポットがあります。各スポットにまつわるご利益や言い伝えを知っていると、叶ってほしいお願い事を祈願する際に便利です。
今回は三室戸寺にあるご利益スポットを3ヶ所ご紹介します。
ご利益スポットその1:宇賀神の像
最初にご紹介するご利益スポットが、宇賀神の像です。山門をくぐって階段を登り切ったところにあります。
顔が立派なひげを蓄えた老人で、体の部分が蛇です。おまけに耳たぶの部分は非常に大きい分、なんだか縁起が良さそうに見えます。
宇賀神は中世から福の神様として祀られてきました。特に財産関係のご利益があるとされているため、お金関係のお願いをしたい場合におすすめです。
宇賀神は中世から福の神様として祀られてきました。特に財産関係のご利益があるとされているため、お金関係のお願いをしたい場合におすすめです。
そして触った場所によって、合計3つのご利益があります。まず耳の部分は「福耳」ということで、福がやってくるご利益です。
またひげの部分は健康長寿、しっぽの先は金運アップのご利益となっています。合計3つの異なるご利益をいただけるため、最近福をあまり感じないという方、一度試してみてはいかがでしょうか。
ご利益スポットその2:牛玉をくわえている宝勝牛の像
次にご紹介するのが、本堂の手前右側にある宝勝牛です。宝勝牛のご利益は勝運、つまり勝負事に対するご利益があります。
そして宝勝牛には昔三室戸寺の近くに住んでいた農夫の夫婦が飼っていた牛のエピソードが有名です。
農夫夫婦が飼っていた子牛は体が弱々しかったため、三室戸寺にお参りするたびに境内の草を食べさせていました。ある日夫婦がいつものように草を食べさせたところ、子牛は玉を吐き出します。
そして宝勝牛には昔三室戸寺の近くに住んでいた農夫の夫婦が飼っていた牛のエピソードが有名です。
農夫夫婦が飼っていた子牛は体が弱々しかったため、三室戸寺にお参りするたびに境内の草を食べさせていました。ある日夫婦がいつものように草を食べさせたところ、子牛は玉を吐き出します。
玉を吐き出した子牛はたくましく成長し、まもなく牛の闘牛大会で優勝しました。農夫夫婦は賞金を元手に牛の仲買業を始めてお金持ちになります。
感謝した夫婦は都の有名な仏師に牛の木像を造らせて、かつて牛が吐いた玉(牛玉:ごおう)を中に入れた形で三室戸寺に納めたという内容です。
感謝した夫婦は都の有名な仏師に牛の木像を造らせて、かつて牛が吐いた玉(牛玉:ごおう)を中に入れた形で三室戸寺に納めたという内容です。
宝勝牛に祈願する際は、口の中にある石の玉をなでながら祈ります。受験や商談など勝負に関するお願い事があれば願うと良いでしょう。
なお宝勝牛像の真ん中あたりには小窓があり、中には小さな牛の木像が納められています。祈願と合わせて一見の価値ありです。
ちなみに宝勝牛の隣には、平成時代に相撲界で大きな足跡を残した若乃花・貴乃花兄弟の手形も残されています。兄弟揃って名横綱だった2人も三室戸寺の宝勝牛に願をかけたのでしょうね。
ご利益スポットその3:宝勝牛の向かいにある狛兎の像
最後にご紹介するのが、宝勝牛像の向かいにある狛兎の像です。「福徳兎」と呼ばれており、丸い玉を持っています。
丸い球の中にあるのは卵の像です。卵の像は持ち上げられるうえ、見事立てられたら願い事が叶うと言われています。ちなみに卵を立てるのはなかなか難しくなっている分、実際に立てられた時のご利益も喜びも大きいでしょう。
三室戸寺へのアクセス情報
三室戸寺にアクセスする場合は、基本的に電車の利用がおすすめです。最寄り駅は京阪宇治線三室戸駅となります。
京都市内からであれば京阪本線で中書島駅に向かい、同駅から宇治線に乗り換えです。三室戸駅の改札を出たら、すぐ左折し道なりにまっすぐ進みます。所要時間は歩いて約15分です。
京都府道7号線を通り過ぎると、脇に大きな三室戸寺の案内看板が見えてきます。川沿いの並木道に沿って進んだ後、Y字路を左に入ると「かげろうの道」です。
「かげろうの道」は真ん中に石畳がある道で、実際に歩いていてとても静かな空気に浸れます。周りの山々には季節に応じて桜や紅葉が見られるため、三室戸寺に向かう途中でも景色を堪能しやすいです。
「かげろうの道」を突き当たりまで進むと、三室戸寺の入口が見えてきます。桜の木が植えられているため、春には桜の木が出迎えてくれる形です。
ちなみに入口の手前には車で参拝する方向けの駐車場もあります。車で参拝する場合は、京滋バイパスの宇治東I.C.(東京方面)か宇治西I.C.(大阪方面)が最寄りで、所要時間は10~15分程度です。
三室戸寺の詳細情報
名称:西国十番札所 明星山三室戸寺
住所:京都府宇治市莵道滋賀谷21
拝観時間:8:30~16:30(11月1日~3月31日は16:00まで)
※拝観・納経最終受付は閉門30分前
拝観料:
通常期:大人500円、小人300円
※つつじ・あじさい園開園期間・ライトアップ 大人800円 小人400円
定休日:8月13~15日及び12月29~31日
公式サイト:https://www.mimurotoji.com/
住所:京都府宇治市莵道滋賀谷21
拝観時間:8:30~16:30(11月1日~3月31日は16:00まで)
※拝観・納経最終受付は閉門30分前
拝観料:
通常期:大人500円、小人300円
※つつじ・あじさい園開園期間・ライトアップ 大人800円 小人400円
定休日:8月13~15日及び12月29~31日
公式サイト:https://www.mimurotoji.com/
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