2020年9月18日 更新

【特別公開】庭鏡の美しさも健在、母屋2階が初公開「旧邸御室」【有形文化財】

初の9月公開!母屋2階が初公開され、深緑となった庭鏡の美しさも健在です。五感で感じたい人、撮影を楽しまれたい人、美しい景色と共に、気軽に文化財を楽しめます。特別公開期間は2020年9月5日~10月4日迄です。

9月公開は希少、母屋二階は初公開

 (190978)

初の9月公開!
例年一般公開されている5月はコロナ禍の影響で自粛され、今回の9月特別公開となりました。
初公開、母屋二階からの眺望は見事で、9月の庭園が楽しめるのも希少です。
文化財を守るスタッフの方々のまごころを感じる公開。
今回は特別公開の様子を紹介します。
 (190995)

旧邸御室へのアクセスは嵐電御室仁和寺駅から徒歩約5分。
JR京都駅からは太秦で嵐電へ乗り換え、30分ほどで到着します。
嵐電で京都らしい風情を楽しみながら、道中も車窓を楽しめますよ!
この日御室仁和寺駅は、バリアフリー工事中でした。
 (190979)

旧邸御室は昭和12年に建築され、平成29年に国の有形文化財に登録されました。
築80年を経ったとは思えぬ洗練された数寄屋造りですが、設計者や設計目的は不明だそうです。
NHKの人気朝ドラ『マッサン』ゆかりの方が、住居として所有されていた時期もあるそうですよ。
 (191290)

新型コロナ対策として、入館料を支払う際に消毒と検温を行います。
また、マスクの着用と文化財保護の為、靴下の着用をお願いされています。
コロナ対策を徹底されているので、安心して楽しむことが出来ました。
(入場制限の可能性あり:公式HPより)
 (191285)

こちらが玄関になります。
磨き上げられたインドネシア産花梨の木が来館者を歓迎してくれます。

初公開の母屋二階

 (190982)

入り口そばに階段があり、そちらから二階へ上がります。
二階には何室か部屋があるようですが、庭園側の部屋が公開されています。
公開されている和室には高級感あふれるソファがあり、座って景色を眺める事が出来ます。
ガイドさんの説明あり。
 (190981)

ソファからの景色。
高級感あふれるソファに腰かけながら、深緑の景色を楽しむことが出来ます。
耐震上の関係から、来年以降の公開は未定だそうです。
 (190983)

二階から見た庭園です。お茶室と高さが変わらないように感じました。
双ヶ岡の借景を利用した庭園と、百日紅も楽しむことが出来ます。
二階を公開される際に、景観向上のために植樹などの整備をされたようです。
何気なく見える景色にも、陰ながら配慮されていることに感銘を受けました。

庭鏡(母屋一階)

 (190984)

SNSでも大人気の「庭鏡」。
初めて見られた方は一体どうなってるの?庭鏡って?と思われるかもしれませんね(笑)
小さいながらも存在感のある灯籠と、アカマツなどの常緑樹や楓などのグリーンのグラデーションが見事な庭園風景が、磨き上げられたインドネシア産花梨の木のテーブルに、鏡のように映り込み、絶景となっています。
 (190985)

庭鏡より引いた場所からの景色です。
庭園を望む位置に花梨の木のテーブルがあり、富士山を象った欄間や桐の透かしの入った付書院の欄間も素敵です。

お休み処(カフェスペース)

 (190986)

初秋の公開ですが、まだまだ暑い日もあります。
涼を取りたい方はこちらへ。
クーラーが効いていて、休憩出来ます。
(新型コロナへの配慮から、人数制限の可能性あり)
 (190987)

こちらにも花梨の木のテーブルがあり、皐月などが植えられた庭園とソファが鏡のように映りこむ景色が人気です。(カフェ利用の方のみ入室出来ます。)
 (191201)

毎回注文している「アイスグリンティー」。
お菓子付きで、こちらがまた美味です。
他にアイスコーヒーやビールもあるようですよ!
 (191311)

浴室のガラス扉に施された彫刻です。
今はもうあまり見られなくなった筏下りが見事に表現されています。
 (191270)

庭園では百日紅が綺麗に咲いていました。
5月の一般公開では見れない風景。
緑の世界に花を添えています。
 (190991)

岩を利用して作られた手水鉢に、百日紅の花が浮かべられていました。

茶室 双庵

 (190992)

庭園端の階段を登ると、小高く景色のいい良い所に茶室双庵(ならびあん)があります。
茶室内への入室も可能です。
茶室としては大きく、茶道をたしなまれる方が、にじり口から入室されることもあるそうです。
 (191271)

茶室からの景観も見事です。
百日紅や緑に包まれた景色を見ながら、休憩することもできます。
 (191296)

茶室待合所です。
待合としては、かなり大きいようで貴重です。
こちらでも腰かけて休憩する事が出来ます。
 (190994)

不定期ですが、茶室待合所付近から滝が流れます。
待合に座りながら、滝の音を五感で感じる…
心が洗われる風景です。
(滝の様子は下記のYouTubeでもご覧になれます)

洋間

 (191297)

開放的で明るい室内で、絵画の展示や天井画があり、蔵が隣接しています。
 (191298)

武藤彰氏による天井画。
じっくり見てみると、木目が互い違いになっています。
洋を意識したシャンデリアと、見事に描かれた和の花々とのコラボレーションが素敵な天井の風景です。
 (191308)

文化財に指定されている蔵の内部です。
格子越しですが洋間から内部を見学することが出来ます。
内部を拝見すると、そこは異空間で、お宝発見!という感じのTV番組に出て来そうな雰囲気でした。きっと貴重なものばかりだと思います。

最後に

今回は特別公開の旧邸御室を紹介しました。
公開の度に感じることは、スタッフの方々が、来館者を想い、皆様に楽しんで欲しいという気持ちと温かさ、まごごろ。そして旧邸御室の事を大切に守られています。
今回もそんな思いが館内に溢れる公開だったと思います。
毎回初めての公開がありますが、今回は母屋二階と9月初公開ということで、今まで見れなかった景色をたくさん見れたように思います。
今後は5月公開が通常となり、9月に公開する可能性は低いそうなので、この時期に館内を見れた事が貴重に思います。
近くへ行かれた際には立ち寄られてはいかがでしょうか?

旧邸御室 on Youtube

【京都 旧邸御室】2020  特別公開 深緑の薫 リフレクション 【そうだ京都行こう】

スポット情報及び特別公開情報

名称:旧邸御室
住所:京都市右京区御室岡ノ裾町5
電話番号:075-366-0376
関連ページ:https://omuro-kyoto.jp/

特別公開~深緑の薫~
期間:2020年9月5日(土)~10月4日(日)
拝観時間: 10:00~16:30 (最終受付 16:00)
拝観料:1000円(ポストカード付)
37 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

m.m m.m

オススメの記事

今注目の記事