2022年11月18日 更新

まさに別世界!紅葉真っ盛り錦秋の「嵯峨野と嵐山」を歩く【2022】

【昭和男子の京都時空案内】今年の紅葉は色づきがめちゃ綺麗です。まさに別世界のような紅葉真っ盛りの嵯峨野と嵐山天龍寺を2022年11月17日に訪れました。

京都屈指の観光地 嵐山エリア

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今年は色づきがめちゃ綺麗です。まさに別世界のような紅葉真っ盛りの嵯峨野と嵐山天龍寺を2022年11月17日に訪れました。

嵐山天龍寺

嵐山天龍寺

嵐山天龍寺

 嵐山・嵯峨野は今や京都屈指の観光地となっています。今回はこの地に息づく平安文化の面影を巡りました。源氏物語でも詠まれていたように、平安時代、貴族たちはこぞって歌を詠み、雅な風情を楽しみました。渡月橋のかかる大堰川(おおいがわ)の上流でも、舟を浮かべ歌を詠んでいたといいます。
天龍寺

天龍寺

 天龍寺は京都屈指の観光地嵯峨嵐山に建つ臨済宗の禅刹です。名勝嵐山や渡月橋、天龍寺の西側に広がる亀山公園などもかつては境内地でした。この地はその昔、檀林皇后と称された嵯峨天皇の皇后橘嘉智子が開創した禅寺・檀林寺の跡地で、檀林寺が廃絶した後、後嵯峨上皇が仙洞御所を造営し、さらに亀山上皇が仮の御所を営んだところです。境内の至る所に植えられた紅葉が見事な色づきを見せてくれました。
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 曹源池庭園は、約700年前の夢窓国師作庭当時の面影をとどめていて、わが国最初に史跡・特別名勝指定されました。中央の曹源池を巡る池泉回遊式庭園で、大堰川を隔てた嵐山や庭園西に位置する亀山を取り込んだ借景式庭園でもあります。池沿いに植えられた紅葉が綺麗でした。嵐山嵯峨野には、他にも二尊院や厭離庵、大河内山荘や鳥居本始め、まだまだたくさんの紅葉の名所があります。ぜひ訪れて見てください!

スポット情報

名称:天龍寺
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
参拝時間:8時30分~17時  ※受付終了16時50分
参拝料:庭園(曹源池・百花苑) 高校生以上 500円
公式:https://www.tenryuji.com/

落柿舎

落柿舎内の紅葉も綺麗に色づいていました!

落柿舎内の紅葉も綺麗に色づいていました!

 松尾芭蕉も3度訪れたという向井去来の邸宅跡の落柿舎周辺でも紅葉が色づていました。

スポット情報

名称:落柿舎
住所:京都市右京区嵯峨小倉山緋明神町20
拝観時間:9時~17時 ※1月・2月は10時~16時
拝観料:300円
公式:http://www.rakushisha.jp/

有智子内親王墓

有智子内親王墓の紅葉

有智子内親王墓の紅葉

 有智子内親王(うちこないしんのう)は、第52代嵯峨天皇の第8皇女です。初代賀茂斎院となりました。斎院(さいいん)は、平安時代から鎌倉時代にかけて、賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)の両賀茂神社に奉仕した皇女で、天皇の代替わりごとに皇女、女王の中から選ばれます。

スポット情報

名称:有智子内親王墓
京都市右京区嵯峨小倉山小倉町1

常寂光寺

常寂光寺

常寂光寺

 まるで光に満ちた仏陀が住する常寂光土のようだとその名を冠する「常寂光寺」の紅葉はまさに絶景です!
常寂光寺の多宝塔を見下ろす絶景

常寂光寺の多宝塔を見下ろす絶景

 文禄四年(1595)方広寺大仏殿を建てた豊臣秀吉が、千僧供養会を計画して各宗へ出仕を求めた時、不受不施の宗法を持つ法華宗(後の日蓮宗)では、宗法を守るべきか、宗法を破ってでも出仕するかで意見が二分することになりました。日禛は日奥らとともに、たとえ権力者の要求でも宗法を破るべきではないと主張したのです。しかし、時の為政者の力は大きく、日禛は翌文禄五年に本国寺を退去し、小倉山の一角に隠棲しました。今の常寂光寺がこれにあたります。紅葉真っ盛りの丘の中腹から多宝塔を見下ろす絶景はまさにこの世のものとは思えない美しさです。

スポット情報

名称:常寂光寺
住所:京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
拝観時間: 9時〜17時  受付終了16時半
拝観料:500円
公式:https://jojakko-ji.or.jp/

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Sinosino Sinosino