2023年7月24日 更新

【夏の風物詩】つめた~い御手洗池で足つけ神事「下鴨神社 みたらし祭」【世界遺産】

梅雨が明けて、毎日酷暑が続いていますが、一気に涼めて無病息災が祈願できる「足つけ神事」が今年も開催されています。普段は入れない御手洗池で身も心も清められます。詳細やアクセス等を紹介します。7月30日迄。(画像は過去の様子です)

下鴨神社 夏の風物詩

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下鴨神社の正式名称は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)。ご祭神は賀茂建角身命と玉依媛命で、平安期以前の創祀と伝わり、京最古の社の一つです。
「糺の森」の広大な境内には本殿(国宝)2棟や53棟の重要文化財社殿が並び、1994年に世界遺産に登録されました。
下鴨神社へのアクセスは、京阪出町柳駅より徒歩約12分です。
今回は夏の風物詩、みたらし祭について紹介します。
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みたらし祭 足つけ神事とは?
平安期の頃、貴族が季節の変わり目に禊祓いをして、罪、けがれを祓っていました。土用の丑の日に、御手洗池の中に足をひたせば、罪やけがれを祓い、疫病や安産にも効果があると伝わり、それが現在の神事となったようです。毎年、土用の丑の頃に御手洗社において行われ、無病息災を祈願します。

~下賀茂神社 みたらし祭~
開催期間:2023年7月21日~7月30日
拝観時間:9:00~20:00(閉門)
献灯料:300円
住所:京都市左京区下鴨泉川町59
関連ページ:https://www.shimogamo-jinja.or.jp/
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参道の糺の森から、楼門をくぐり、本殿へ。昨年は本殿へ参拝してから、足つけ神事の方へ向かう順路になっていました。
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楼門のそばが入り口となっています。
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入り口で献灯料300円を支払い、靴を入れるビニール袋を配布してくれます。
こちらで靴を脱ぎ、裸足で池に入る準備をします。毎年御手洗池の水位は様々で、この時は膝上までロールアップ出来る服装で臨みました(笑)
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ろうそくを受け取り、ここから池に入ります。すでに池に入った方々の賑やかな歓声が聞こえています。
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水温は15度ほどだそうです。キンと冷えて、猛暑でほてった身体をクールダウン出来て、心地よくなります。
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毎年、家族連れが多く、子供から大人まで楽しそうに足をつけています。
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水深は場所によって若干違うように思いますが、昨年日中は10~15cmほどでした。御手洗池の水は本当に綺麗で澄み切っています。
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入水して池に足を浸して約50mほど進み、御手洗社の前に辿り着きます。
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ろうそくに火を灯して、祭壇に供え、無病息災を祈願します。足つけ神事の流れはこんな感じです。
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御手洗社は井戸の上に建つことから、別名井上社といわれいます。みたらし祭は御手洗社のお祭りです。
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御手洗池から上がり、こちらが靴などを履くスペースです。
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紙コップが配布され、ご神水を飲んで体を清めます。かなり冷たいです。昨年は容器を持参し、ご神水を持ち帰り可能でした。別に容器に入ったご神水も販売されていました。
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無病息災と健脚祈願が出来る足形の祈祷木です。(別途200円)足形の裏に名前と年齢を記入します。
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御手洗社前の水に浮かべ祈願します。みたらし祭限定の祈祷木です。
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楼門の方へ向かうと、水みくじがありました。ここで今年後半の運気を占うのも良いかもしれませんねー。
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小さい小川のような水みくじをうかべる所があり、そこで水に浮かべるとおみくじの結果が表示されます。
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平日は閉まっている事がありますが、屋台が出店されています。人気の出町柳ふたばや、加茂みたらし茶屋の販売もあるので、本店よりも少し早く購入できるかも?(行列が出来ている時もあるようです)

今回は夏の風物詩みたらし祭について紹介しました。7月30日までの開催なので、近くへ行かれた際には立ち寄られてはいかがでしょうか?

スポット情報

名称:下鴨神社 
住所:京都市左京区下鴨泉川町59
電話番号:075-781-0010
アクセス:京阪出町柳駅より徒歩約12分
関連ページ:https://www.shimogamo-jinja.or.jp/
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